質感が語り始める瞬間─MORPHINE Exclusive 1B Jacketの記録

incarnation Japanブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、今週から店頭に並びましたMORPHINE様のバッファローレザージャケットをご紹介いたします。

今回の別注をもって、このバッファローレザーを使った展開はいったん幕を閉じます。

長く向き合い、育ててきたこの素材。
バッファローレザーが持つ唯一の魅力を味わっていただけるのは、おそらく今回が最後になると思います。

そうした背景もあって、今回の別注は特別な意味を帯びています。

一見すると静かな佇まいながら、素材の迫力とミニマルな構造が結びつくことで、内側からじんわりと熱を放つような一着に仕上がりました。

ミニマルな構成に落とし込んだことで、バッファローレザー本来の質感がより鮮明に浮かび上がる今回のモデル。

制作の過程で見えてきた特徴や、別注ならではの視点とともに、その魅力を紐解いていきたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。

バッファローレザー ワンボタン ジャケット

MORPHINE Exclusive BUFFALO LEATHER 1B JACKET LINED JJK-3 [22-1247]
商品ページは、こちらから▶︎https://www.morphine.jp/item/22-1247/

今回の別注バッファローレザージャケットは、MORPHINE様が大切にされているメンズの伝統的スタイルを、incarnationのレザー表現で構築した一着です。

ベースとなった通常モデルにはパネル(ハギ)やステッチが入る構造がありますが、この別注ではそのハギをあえてすべて排除。
必要最低限のラインだけで構成し、一枚革で描くミニマルな表情を際立たせています。

ハギをなくすという選択は、見た目をスッキリさせるだけではありません。
バッファローレザーが持つ深いシボ感や、荒々しさがそのまま全面に出るため、革そのものの存在感がより強く感じられます。

襟は小ぶりで、立てても寝かせてもバランスの良い形状。
ジャケット自体のフォルムは非常にシンプルですが、その分、素材の「力」が明確に伝わってくる仕上がりです。

加えて、付属類はすべてブラックで統一。
裏地やステッチまでも黒に揃えることで、余計な主張を抑え、革の表情に集中できる一着へとまとめています。


削ぎ落とした構造と、黒で統一されたシックなディテール。
その余白の中に、バッファローレザーならではのシボ感や艶が浮かび上がる。
まさに、素材とデザインと別注意図が重なったことで完成したスペシャルモデルです。

質感が語るバッファローレザーの魅力

Color:91NBK(ブラック/ブラックエディション)


今回の別注で使用しているバッファローレザーは、きめ細かく力強い野生味溢れる表情と強い繊維密度が特徴の素材です。
今回採用されたカラーはブラック(91NBK深いブラックの中に、バッファロー特有の透けるような透明感が合わさることで、艶が煌びやかに浮かぶように見える独特の表情を持っています。

バッファローレザーのシボは均一ではなく、部位ごとに微妙な変化があります。
そのため、一着ごとに異なるニュアンスが生まれます。

厚みとコシがしっかりと残った力強さを感じる革。
着用を重ねると自然に馴染み、重さを感じさせない柔らかい動きへと変化していくのもバッファローレザーの魅力です。

Color:91NBK(ブラック/ブラックエディション)

シンプルなデザインに落とし込むことで、バッファローレザーの持つ透明感と野生味溢れる迫力。
これらがストレートに伝わる仕上がりとなっています。

今回ご紹介した別注バッファローレザージャケットは、MORPHINEとincarnationが大切にしてきた伝統と想いが重なり合うことで生まれた一着です。

シンプルな構造の中で際立つバッファローレザーの迫力と透明感。
通常モデルとは異なる、特別な深みを持つ仕上がりとなりました。

着るほどに陰影が深まり、静かに艶を帯びていく育ちかたも、このモデルとバッファローレザーならではの魅力です。

実際のディテールについては、MORPHINE様の店頭・オンラインストアでご覧いただけます。
着用画像もございますのでご参考になさってください。

こちらから▶︎https://www.morphine.jp/item/22-1247/


最後まご覧いただき、ありがとうございました。



CABANE × incarnation POP-UP のお知らせ

そして今週末まで、福井 CABANE 様にてCABANE × incarnation POP-UP を開催しています。

前回ブログで紹介した バッファロー ダブルライダース も入荷し、店頭に並んでいます。
incarnation ダブルライダース3型がご覧、ご試着できる機会は今週末までとなります。
それぞれの異なる魅力をぜひ店頭にてお確かめください。

レザーブルゾンが持つ迫力、製品染めが生む深い陰影、立体的なパターンの息づかい。写真では掴みきれない要素が、CABANEの空間の温度とともに立ち上がります。

店内ではレザーが呼吸しているように感じられるはずです。
どうかゆっくりと、特別な一着との出会いをお楽しみいただければと思います。

POP-UP 詳細

◾️会期: 開催中 11月30日(日)まで
(通常営業時間 11:00〜20:00 火曜定休)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先:MAIL: info@cabane.jp TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/



【incarnation Japan メールマガジンを配信しました]


先週水曜にメールマガジンを配信しました。
今回はincarnationの拠点であるペルージャの街こと、26AWコレクションのこと。
月に1〜2通、ブログやSNSでは触れない奥の話を少しずつお届けしていきます。
慌ただしい日々のなかで、ほんの数分。
ふと目にとめて、気軽に読んでいただける、そんな便りになれたらと思っています。

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コレクションや限定情報など、皆様にお届けする予定です。
製品に関するご質問やお問い合わせもLINEでお気軽にご連絡ください。下記のQRコードを読み取り、ぜひ友達追加をお願いいたします。

バッファローレザーが導くダブルライダース JB-3S

incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、エンジニアブーツに続く、CABANE様の別注ダブルライダース JB-3のご紹介をいたします。
日常で頼りになる強さを持ちながら、こだわりある構造が着用の快適性を支えるこのモデル。

今回の別注は、素材の個性とモデルの持つ設計が結びつくことで、深い表情が生まれました。
制作工程で見えてきた素材の変化や特徴を踏まえ、この一着がどのような魅力を帯びて完成へ向かったのかについてご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。

*CABANE様への入荷は来週半ばを予定しております。
 入荷の詳しい情報はCABANE WEBサイトにてお知らせいいたします。

バッファローレザー ダブルライダース

BUFFALO LEATHER DOUBLE BREAST MOTO DARTS SHOULDER BLOUSON LINED JB-3S [art.22-41457]

バッファローレザーが引き出す力強さと存在感

染め上がった革を吊るし、乾燥と加工を繰り返すなかで、今回もバッファローレザーは他の素材とは違う立ち上がり方を見せていました。

荒々しいシボは時間とともに輪郭を深め、強さの奥に落ち着いた存在感。
その変化が最も際立つのは、ダブルライダースの骨格と重なった瞬間です。

シボの強弱が立体をくっきりと描き、工程を重ねるごとに全体が引き締まり、存在感が濃くなっていく。
密度が増していく感覚が手に伝わり、仕上がりへ向かうほどこの革である理由が明確になります。

勢いがありながら粗野ではなく、強さと整いが同居するのがバッファローの魅力。
着込むほど艶を深め、持ち主の輪郭へ静かに馴染んでいきます。

完成した一着には、余裕と迫力が自然と滲みます。
ただ力強いだけでは終わらない、独特の存在感が立ち上がる素材だと、改めて感じさせられました。


JB-3 構造が生む、動きと立体のバランス

動きを解放するダブルライダース JB-3 の本質

ダブルライダース JB-3 は、レザーとは思えない可動域を備えたモデルです。

脇のマチと上袖を一体化させた独自のダーツ構造が、肩から腕の動きを軽やかに導き、厚みのある素材でも驚くほどスムーズに腕が伸びていきます。

力強い見た目に反して、袖を通せば自然と身体が前へ進む。
そのギャップこそが JB-3 の大きな魅力だと感じています。

着丈はあえてやや長めに設定し、そのバランスを取るために襟を大きく設計。
乾燥工程で生じる革の縮みやうねりを抑えながら形を整え、最終のアイロンでシャープな輪郭へと仕上げています。

大きめの襟は視覚的にも効果的で、顔まわりをすっきりと見せ、全体の印象を整えてくれます。
動きの自由度と存在感、その両面が自然に噛み合った一着です。

製品染めとオーバーロック ステッチがつくる深い表情

素材とステッチが互いに響き合う独自の存在感

バッファローレザーはシボが強く、素材本来の迫力が前面に現れる革です。

今回のCABANE別注では、そこにオーバーロックステッチを組み合わせたことで、革と縫い線が競り合うような奥行きが生まれ、独自の表情を形成しています。

染色を経たステッチはわずかに革へ沈み込み、シボの陰影と溶け合うように馴染むため、線が主張しすぎず、素材の力を下支えするような存在として働きます。

このステッチの入り方が、今回の別注特有の重厚さを引き上げています。

CABANE x incarnation POP-UP では、

ホースレザー × オーバーロックステッチ

バッファローレザー × オーバーロックステッチなし

の二つの構成を展示販売しています。
incarnation Japan オンラインサイトでも販売を行っております。)

◾️ホースレザー × オーバーロック ステッチ
ホースレザーにステッチを加えたモデルは、線が浮かび上がるように際立ち、構造が持つ骨格の美しさが視覚的に伝わる仕上がりです。
染めによって生まれた陰影がステッチの存在を引き立て、パターンメイクが意図したラインがそのまま形として感じ取れる構成となっています。

品番11-41457S HORSE LEATHER DOUBLE BREAST MOTO DARTS SHOULDER BLOUSON LINED JB-3



◾️バッファローレザー × ステッチなし
このモデルは、素材が持つ迫力を正面から感じられます。
強いシボや面の存在感がそのまま視覚的な印象となり、無駄を削ぎ落とした潔い構成です。
素材そのものの強さがストレートに伝わり、シンプルでありながら存在感の強い仕上がりとなっています。

品番22-41457S BUFFALO LEATHER DOUBLE BREAST MOTO DARTS SHOULDER BLOUSON LINED JB-3



三つの構成はいずれも異なる個性を備えており、それぞれの方向性が明確に成立した完成度の高いバリエーションです。

今回のCABANE別注は、その中に第三の表情を加えるものとして位置づけられます。



バッファローレザーは今回がひとつの締めくくりに

風格と力強さが調和した、印象深い素材


今回の別注をもって、このバッファローレザーを使った展開はいったん幕を閉じます。
来週ご紹介する MORPHINE 様の別注が、同素材による最後の一型になる予定です。

次回のコレクションでの使用は、今のところ未定。
だからこそ、今回採用したこのバッファローの力強さと風格をしっかりとお届けしたいと思っています。

深いシボが描く陰影や、着るほどに滲む艶。

この素材が見せる唯一の魅力を味わっていただけるのは、おそらく今回が最後になるかもしれません。

バッファローレザーと一口に言っても、その表情や質感には幅があります。
その中でも、incarnation がこれまで採用してきたバッファローは、風格と力強さが自然に溶け合う、独自の存在感を備えた素材でした。

無骨さに寄りかかるのではなく、重厚さの中に落ち着いた重みがあり、着る人の印象にしっかり響く素材であると感じています。

気になる方には、ぜひ実際に手に取っていただきたい一着です。




CABANE × incarnation POP-UP 開催中

福井から届ける、ブランドの空気そのままの特別な時間

CABANEでは現在、incarnationのPOP-UPイベントを開催しています。

◾️会期: 開催中 11月30日(日)まで
(通常営業時間 11:00〜20:00 火曜定休)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先:MAIL: info@cabane.jp TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/

レザーが持つ迫力や製品染めによる深い陰影、パターンが生む立体感をじっくりとご覧いただける貴重な機会です。

写真では伝えきれない革の温度や表情の変化が、空間の中でより鮮明に感じられるはずです。
CABANEの感性とincarnationの世界観が自然に重なり合う空間で、特別な一着との出会いをお楽しみいただければ幸いです。




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削ぎ落としの果てに生まれる造形美─HORSE WHITE RG LEATHER BOOTS SZ-1L

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は、前回ご紹介したラグリンザート エンジニアブーツ EG-1 と双璧をなす、
もう一つの 「ホワイトラグリンザート」ラグリンザート サイドジップブーツをご紹介します。
(前回のEG-1の記事は、こちらから▶︎https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5228

削ぎ落とすことで完成する美。
一枚革が放つ皺と陰影は、まるで自然が刻んだ彫刻のような存在感。

EG-1 が「構築と機能」で魅せるのに対し、このブーツは「削ぎ落とす美学」で完成された一足です。
それは、まるで自然の彫刻をそのまま形にしたかのような存在感です。

ぜひ最後までお楽しみください。

< 動画のご案内 >
着用感、そしてサイズ感などを動画にまとめましたので、ご覧ください。
(現在、限定公開の動画ですので、お手数ですがクリックをお願いいたします。)

こちらをクリックしてご覧ください▶︎ https://youtu.be/ByMGwRsCqnU?si=ODiVOH0oYfqZb01f




ホース ホワイト ラグリンザート サイドジップ ブーツ

HORSE WHITE RG LEATHER SIDE ZIP LONG LINED SZ-1L [11BR-7887/L2VB]
商品ページは、こちらから▶︎https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-whte-rg-leather-sz-1l-side-zip-long-lined-2leather-soles-vibram-piece-dyed

Color:B12N-OC(ダーティー ライトグレー)

無骨さと美が交差する、ホース ラグリンザート レザー

原皮には、イタリアでも希少とされる 白鞣し(ホワイトタンニン) のホースレザーを採用。
カラーはダーティーライトグレー(B12N-OC)で染め上げています。

この製法で鞣された革は、繊維の奥に淡い白を宿すのが特徴。
その自然な銀面の風合いを活かしながら、白鞣し専用の染料で製品染めを施すことで、灰色の奥にかすかに透ける白の記憶を残しています。

そこに選ばれたのは、一般的なホースレザーよりも厚みのある大型の原皮。
鞣しの段階で過度な圧をかけず、もともと持つ皺や繊維の流れをそのまま生かすことで、革が本来備える有機的な動きを封じ込めています。

この「ラグリンザート」とは、イタリア語で「皺の寄った」という意味を持ちます。
天然のシワや血筋が強調させた独特のシボをそのままデザインと昇華させ、光の角度や時間の経過によって、まるで呼吸するかのように表情を変えていきます。

天然のシワを強調させ、一つとして同じ表情のない独特なシボの表情


染め上げ後、職人の手で一足ずつ揉み込み、わずかに黒を加えたオイルを塗り込むことで、深みのある灰色へと仕上げています。
その灰の中に微かに残る白の層が、白鞣しホースレザーならではの透明感と奥行きを生み出しています。

硬質でありながら、どこか柔らかい。
無骨でありながら、確かな品を感じさせる。
その相反する要素が一枚革の中で交差し、このラグリンザートホースレザーを──存在するだけで完成された素材へと昇華させています。

削ぎ落とした、構造美の極み


このブーツ特徴は、アッパーの前面部分が一枚革で構築されたデザイン。

構造を極限まで削ぎ落とすことで、革が持つ「自然の流れ」と「有機的な生命感」を引き出していきます。
その造形美は、理屈ではなく、触れた瞬間に伝わるもの。
まさに「静の中に宿る力強さ」という、incarnationの感性を表した一足です。

余分なハギ(切り替え)を無くすことで、革の流れがそのままフォルムとなり、素材が本来持つ張りと柔らかさのコントラストが、構造的な美しさへと昇華されています。

無理に形を作るのではなく、「革の自然な落ち方」を読み取りながら造形を決めていく。

そのため一足ごとに微妙に異なる表情を持ち、履くほどにその人の足の形へと革が呼応し、独自のシルエットへと育ちます。

内側にはニッケルジップを斜めに配置



唯一、意図的に走らせたのは、サイドの ZIPライン。

一枚革の中に刻まれたその直線は、機能性としての開口部であると同時に、デザインを象徴する一本の軸でもあります。
滑らかな革の表面を割るように走る金属のラインは、無骨さと緊張感、そして静かな均衡をもたらしています。

この潔いワンピース構造は、製作において極めて難易度が高く、革の中で最も美しい部位を見極めて裁断しなければなりません。
傷や繊維のムラが許されないため、使用できる原皮はごくわずか。

まさに、素材・技術・経験、そのすべてが試される構造です。
革の皺、光の反射、足の動き、すべてがダイレクトに浮かび上がる。

この 静かなる造形 こそ、ワンピースブーツの本質。

装飾に頼らず、素材そのものが語る靴。

それはまるで、時間とともに呼吸するオブジェのような存在です。

革と一体化する、マッケイ製法のしなやかさ

マッケイ製法:アッパーとインソール、アウトソールを一度に縫い付けるイタリアの伝統的な製法

このブーツの底付けには、イタリア靴の伝統技術である マッケイ製法 を採用。

アッパー・中底・本底を一度に縫い合わせることで、堅牢さを保ちながらも、一体感から生まれる高い柔軟な屈曲性を実現しています。

マッケイの最大の魅力は、足裏に「直に革の反応が伝わる」こと、足を包み込むような柔らかい履き心地が特徴です。

その上に、レザーソールをベースとしながら 外張りでビブラムソールを装着。
グリップ力と耐摩耗性を加えつつ、ビブラムソール特有のボリュームが全体のバランスを引き締めています。

ホワイト ビブラムソールを装着 (製品染によりライトグレーに変化)

異なる素材の層が重なりながらも、全体としては驚くほどしなやかで、軽やかな履き心地。
それはまるで、無骨な躯体の中に潜む柔らかな神経のように、構造の中で生きている「感覚の工芸」です。

削ぎ落としの中に宿る、存在の美


このブーツが放つ存在感は、装飾でも形でもなく、「素材そのもの」と「構造の純度」から生まれるものです。

一枚革で仕立てられたワンピース構造。
製品染めによって生まれる深い陰影。
縫いを最小限に抑えた造形の中で、革の張り、ねじれ、歪み。
そのすべてが意図として成立しています。

履き込むほどに、着用者の動きに呼応し皺が刻まれ、革は体温を帯び、線ではなく「面」で語りかけてくる。
それはまるで、時間とともに呼吸する彫刻のよう。

無骨でありながらも、どこか静かな佇まい。
実用と美の境界を曖昧にするこの佇まいこそ、incarnation が追い求める「存在としての美しさ」の象徴です。

「 削ぎ落としで魅せるSZ-1L 」と「 構築で魅せる EG-1 」
対をなす二つのブーツは、異なるアプローチでありながら、どちらも「クラフトが語る美の本質」を体現しています。

削ぎ落としの中に宿る、存在の美。
時間が形を完成させるブーツ。
このワンピースブーツは、履く人の時間とともに完成していきます。

ぜひこのブーツを自身の手で育ててみていただければ、嬉しく思います。

[イベント告知 |CABANE × incarnation POP-UP EVENT]

このたび、福井のセレクトショップ CABANE(キャバン) にて、incarnation POP-UPイベント を開催中です。

詳しい詳細は、こちらで紹介しています。
https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5335

また、動画でご紹介するレザーブルソン、コートは、incarnation Japanオンラインサイトと同時にCABANE様にて展示販売を行っております。
お気軽にお問い合わせください。


◾️会期:11月8日(土)15:00〜11月30日(日)
(初日のみ15:00スタート/通常営業時間 11:00〜20:00 火曜定休)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先:MAIL: info@cabane.jp TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/


皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


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CABANE × incarnation POP-UP EVENT

― 福井・CABANEで開催される特別展示 ―

incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このたび、福井のセレクトショップ CABANE(キャバン) にて、incarnation POP-UPイベント を開催をご案内いたします。

◾️会期:11月8日(土)15:00〜11月30日(日)
(初日のみ15:00スタート/通常営業時間 11:00〜20:00 火曜定休)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先:MAIL: info@cabane.jp TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/
*CABANEオンラインページのアイテム掲載は11/8より随時更新いたします。


イタリアで生まれた構想、福井で形になる

— 福井の地で、ブーツを軸に世界がひらく —

2024年11月、CABANE オーナー岡野様がイタリアを訪れた際、デザイナー小川と向き合い、言葉を重ねて仕上げた別注企画。

そして今週末、その構想がついに形となり、ついに店頭に並びます。

ホースレザー エンジニアブーツ EGCB-1

HORSE LEATHER ENGINEER BOOTS EGCB-1
VIBRAM SOLES GOODYEAR WELT PIECE DYED [11V-71157-VB]

Color: 91NR(ブラック /スウェード) ソール:ビブラム・グッドイヤーウェルト

ホースレザー エンジニアブーツ EGCB-1 #2

HORSE LEATHER ENGINEER BOOTS EGCB-1 #2
LEATHER SOLES +VIBRAM PIECE DYED [11B-71157-L2VB]

Color: B81N (ダークグレー/ホワイトレザー) ソール:レザー+ビブラム

CABANE特別仕様として製作された2モデルは、無骨な存在感の中に、職人の緻密な手仕事が息づく一足。

力強さの中に美しさを感じる造形には、心を惹きつける迫力があります。

このブーツに込めた想いは、ぜひCABANEの店頭で岡野様ご本人から

語られる背景を聞きながら、革の質感とフォルムをその目で確かめてみてください。


ブーツから始まるコーディネートを

今回のPOP-UPでは、エンジニアブーツを中心に、その足元から広がるスタイルの可能性をご提案します。

CABANE様の店内には、ブーツの力強さを受け止め、装い全体を引き上げるアイテムが並びます。

レザー、ファブリック、小物。
それぞれの個性が響き合い、「身につける」という行為が一つの体験として立ち上がる空間です。

手のひらで育てる道具 — ウォレット

上から ウォレットラージ(Color:91(ブラック))、ウォレットロング(Color:82(グレー))

まずご覧いただきたいのは、ホースレザー ウォレットのシリーズ。

ラグリンザートにワックス加工を施したホースレザーは、使い始めはラグジュアリーな質感を纏い、使い込むほどにツヤと深みを増していきます。

  • ホースレザー RG ポリッシュ ・ウォレット ロング

    しなやかで均整の取れたフォルム。
    開閉のたびに手に伝わる張りと柔らかさのバランスが心地よい。
    時間を重ねるごとに艶を増し、手の動きとともに表情を変えていきます。


  • ホースレザー RG ポリッシュ ・ウォレット ラージ

    厚みのある構築的なフォルムが魅力。
    使うほどに色が沈み、重厚な艶を帯びていく。
    革が持つポテンシャルを感じながら、自分だけの一点へと育てる愉しみがあります。

取り出す仕草まで美しく見える、そんな財布。
その上質さを、ぜひCABANEの店頭で感じてください。


背中で魅せる — バックパック

BP-1 Color:91N (ブラック)

MW-4  Colore:81N(ダークグレー)

続いてご紹介したいのは、ホースレザー製品染めのバックパック。
素材が持つ強さと、どこか安心感のあるフォルムが共存する2型です。

  • ホースレザー バックパック BP-1

    ワンショルダーとしても使える2WAY仕様。
    背面のジップで荷物の出し入れもスムーズに。
    バックルの光沢が全体を引き締め、ベルトはアクセントに。
    日常の動きにリズムを生み出します。


  • ホースレザー バックパック MW-4

    ホースレザーの存在感をそのままに、使い勝手を考え部位ごとに厚みを変えた設計。
    前面や背面には厚手の革を、側面やマチには可動性を重視した厚みを選びました。内部にはキーリングフォルダーとポケットを配置し、タフさと機能性を両立させたバックパックです。


ブーツと同じホースレザーを採用することで、足元から背中までが一本の線でつながるような統一感を演出。

革を纏うという体験が、ここでひとつのスタイルとして完成します。



ファブリックとレザー、その季節のバランス

WOOL 100% HIGH NECK FRY FRONT BTN COAT LINED JCP-4B/ COTTON JEAN JACKET UNLINED / COTTON PANTS LONG DARTS SKINY


今回のPOP-UPでは、ブーツや小物に加え、今季の秋冬ファブリックアイテムと、incarnationの定番レザーウェアアイテムも揃えております。

ファブリックラインは、ウールやコットンなどの天然素材を活かし、シルエットと素材のコントラストを楽しめる仕上がり。レザーとの組み合わせによって、冬のスタイルに深みが加わります。

HEAVY WEIGHT BABY CALF LEATHER HI COLLAR ZIP BLOUSON JB-5 TYPE 2


定番レザーウェアは、まず袖を通してほしい、ブランドを象徴する歴代の普遍のアイテム。
一着ごとに積み重ねてきた年月が、形と素材に説得力を与えています。
変わらないものを着る強さと、そこから生まれる個性を感じてください。



CABANEの空間には、レザー、ファブリック、バッグ、ウォレット、そして新しいブーツが、それぞれの存在感を放ちながら並びます。

素材の熱、手仕事の跡、そして新しい季節への期待。
この冬、手にしてほしいのは、あなたとともに時間を刻む一着と一足を。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 CABANE × incarnation POP-UP EVENT

◾️会期:11月8日(土)15:00〜11月30日(日)火曜定休

◾️時間:11:00〜20:00(初日のみ15:00〜)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先: MAIL: info@cabane.jp、TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/
*CABANEオンラインページのアイテム掲載は11/8より随時更新いたします。


皆さまのご来場を心よりお待ちしております。



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慌ただしい日々のなかで、ほんの数分。
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モノづくりが響き合う場所──GULLAM別注モデル 第2弾

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、前回ご紹介した GULLAM 様との別注企画に続く 第2弾。
(前回の記事はこちらhttps://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5004


incarnation の象徴的なレザーブルゾンをベースに、 GULLAMならではの美意識とバランス感覚を宿した特別仕様の2型をご紹介いたします。

今回のモデルに採用されたのは、incarnationを象徴するホースレザー。
イタリアンレザーの中でも一等級〈Primo scelto〉に位置づけられる原皮を厳選し、製品染めによってその密度と立体感を最大限に引き出しています。

GULLAMのオーナー石倉様とマネージャー伊藤様は、ともに縫製現場の出身であり、モノづくりの本質を肌で知る職人でもあります。

時代を超えて愛される普遍的な価値を見極め、その背景にある思想を丁寧に伝える。
その美学が incarnation のクラフトと共鳴し、今回の別注モデルを形づけました。

ぜひ最後までご覧ください。

ホースレザー シャツカラーブルゾン

GULLAM Exclusive. 11-42007GM
[HORSE LEATHER SHIRT COLLAR BLOUSON LINED BD-3Z GULLAM]

ベースとなったのは、2025AWで登場したincarnationの初期デザインのシャツカラーブルゾンを再構築し話題になったホースレザー シャツカラーブルゾン

今季は、その完成されたデザインを基に、GULLAM 様ならではの解釈を加えました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)

Color : 91N(ブラック)

カラーバリエーションは、重厚で深みのある 91N(ブラック) と、鈍い光を宿すようなダーティーオリーブ (61N-OC) の2色展開。

どちらも製品染めによって生まれる独特の奥行きを持ち、光の当たり方や時間の経過によって表情を変えていきます。

Color : 91N(ブラック)

ブラックは、ホースレザーの持つ緊張感と艶を最も引き立てるカラー。
シャープなシルエットと相まって、静かな存在感を放ちます。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)

ダーティーオリーブは、グリーンの深みとグレーの落ち着きを併せ持つ洗練されたカラー。
単なる中間色ではなく、光の角度によって柔らかくも鋭くも見える、構築的な陰影が魅力です。
使い込むほどにレザーの表情が引き締まり、渋みと艶が共存する印象へと育っていきます。

どちらのカラーも、「静かな力強さ」と「長く付き合える普遍性」を形にしたもの。
時を重ねるほどに、深みを増し、着る人の輪郭に寄り添う一着へと育っていきます。

更に全体のバランスを変化させ、着丈と袖丈をやや短く構築。
そこに袖ジップの追加とマチの排除を施すことで、シャープで一体感のあるシルエットが完成しました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

背面には、贅沢に継ぎ目のない一枚革を使用。
背中全体を一枚で仕立てることで、革そのものの表情を存分に活かしています。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

この構造は、効率性を優先する量産的なアプローチとは対極にあります。


大きな一枚革を確保するためには、原皮の選定段階から厳しい基準を設け、傷やムラを極力排除しなければならない。


その手間と時間を惜しまず、あえて一枚仕立てにこだわることで、レザーが持つ自然の流れや力強い美しさが、際立つ仕上がりとなりました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

縫い目のない背面は、視覚的にも非常に滑らかで、着用時には背中から肩にかけての落ち感がより自然に体へと馴染んでいきます。
着るたびにシワが刻まれ、艶が増していくことで、持ち主の輪郭に沿うように育っていく一着です。


Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

incarnationの生み出すレザーが持つ質感とGULLAM 様の繊細な美意識。
そのふたつが重なり合い、完成したのがこの別注モデル。

ワークとエレガンスの狭間に生まれた、静かな緊張感。
それこそが、このブルゾンに宿る最大の魅力です。

ホースレザー スタンドカラー ライダースジャケット

GULLAM Exclusive. 11-41977GM
[HORSE LEATHER STAND COLLAR MOTO LINED JB-2 TYPE 2 GULLAM]

Color : 91N(ブラック)

続いて紹介するのは、ホースレザー スタンドカラー ライダースジャケット。

ベースとなったのは、incarnation の中期を象徴するアーカイブモデル JB-2 TYPE 2 。
このJBシリーズは、ブランドの根幹をなす「再構築と機能美」という理念を最も体現しているモデルのひとつです。

今回のGULLAM様の別注では、この JB-2 TYPE 2をベースに細部を再解釈し、洗練された佇まい、シルエットの骨格はそのままに、襟ぐりのラインを狭べることで首元の印象をシャープにしています。
これにより、コンパクトな印象を与えながらも立体感のあるフォルムを描きます。

Color : 91N(ブラック)

また袖口にはZIPを追加し、マチを排除。
構築的な袖のラインをシャープに整え、レザーの重厚さの中にクリーンな空気を漂わせています。

Color : 91N(ブラック)

JB シリーズが持つ「直線と曲線のせめぎ合い」という構造的美しさを、GULLAM 様ならではの緊張感のある解釈で仕上げた一着。


クラフトの密度、パターンの精度、縫製のリズム。
そのすべてに、素材への深い理解と審美眼が感じられます。

Color : 91N(ブラック)

こちらのモデルも贅沢に背中には1枚革を使用して仕立てています。

素材には、先ほどのシャツブルゾン同様、incarnation を象徴するホースレザー 一級革〈Primo scelto〉を採用。
選び抜かれた原皮を製品染めで仕上げることで、革の繊維が引き締まり、ホースならではのしなやかさが宿ります。

こちらは、カラーはブラック(91N)のみ。
潔くも静かなこの黒は、光を吸い込み、陰影を深めながら、まるで鉄のように重厚でありながらも、柔らかな艶をまとっています。

Color : 91N(ブラック)

一見すると、非常にシンプルなシングルライダース。
しかしその内側には、incarnationたる理由が確かに息づいています。

パターンは、人体の立体的な動きを計算し尽くした立体裁断。
着用した瞬間に身体へ自然に馴染み、動きに合わせてシワが刻まれ、やがてその人の形へと変化していきます。

シームラインの配置や、あえて残した縫い代のわずかな厚み。
そうした細部の積み重ねが、視覚的にも構築的にもincarnationの骨格を作り出しています。

ミニマルな印象の中に、無駄を削ぎ落とした機能美。
この一着は、まさにその二つが交差して生まれた象徴的なモデルです。





形が語る、二つの美学

シャツブルゾンでは、構築美と、しなやかさの調和を。
ライダースでは、シンプルの中に宿る構造美を。
それぞれ異なるアプローチでありながら、どちらにも「incarnation の美学」と「GULLAM の美学」が確かに息づいています。

日本とイタリア、ブランドとセレクトショップ。
それぞれの職人たちの手がひとつの思想を共有する。

その共鳴こそが、今回の別注企画の核であり、両者の信頼関係が形となった証でもあります。

二つのジャケットは、まさに、両者のモノづくりへの想いが共鳴して生まれた証です

こちらのモデルは、11月上旬にGULLAM様にて入荷・アップ予定となっております。


GULLAMとincarnation
それぞれの想いが交差して生まれた、こちらの作品を、その結晶を、ぜひ実際に手に取って感じていただければ嬉しく思います。

詳しい詳細は、GULLAM様へお問い合わせください。

GULLAM
〒150-0033 渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
TEL:03-6416-4700
営業時間:12:30 ~ 20:00 
[土・日・祝]12:30 ~ 19:00
定休日: 水曜日

https://gullam.jp/shopping



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