HORSE LEATHER BACK ZIP SNEAKER BOOTS EXCLUSIVE  MORPHINE x incarnation


incarnation Japan ブログを訪れていただき、ありがとうございます。

今回は、Exclusiveモデル 「バックジップ スニーカーブーツ」をご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。



HORSE LEATHER BACK ZIP SNEAKER BOOTS EXCLUSIVE  [11V-7667MP]

スニーカーブーツという選択

レザーウェアのハードなイメージと、ヒールブーツの洗練されたイメージの組み合わせを基本スタイルとして押さえつつ、


「スタイリングに自由さとスタイルに抜け感を」


というコンセプトのもとに、
コレクションにはない新しい提案として、ディーラー MORPHINE オーナーの岩瀬様と打ち合わせを重ね、incarnationのブーツをベースにExclusiveモデルを作成しました。

アッパーにはブランドの代名詞でもあるホースレザーを採用。
ソールにはボリュームがあるハイホワイトラバーソールを組み合わせています。

これによりブーツの重厚感をしっかりと残しつつ、軽快さをも兼ね備えた一足が完成しました。






カラーナンバー [91N] について

incarnationはカラーは番号とアルファベットの組み合わせで表記をしています。


カラーナンバー 91N(ブラック)

「91」は、ブラック

「N」は製品染めの種類を表しています。

今回は「91」と「N」の組み合わせになるので、91N(ブラック・ノーマル製品染め)になります。                



ソリッドなデザイン

必要以上の装飾を省き、レザーをより引き立てるシンプルなデザイン

履き込んでいくことで着用者の歩いた形が美しいシワとなって刻まれ、唯一無二の表情に育っていきます。




アッパーを前上がりに形成させたフォルム

フルレングスパンツからショート丈、クロップド丈まで、さまざまなボトムスとも相性がよく、
ラバーソールが与える軽快さとホースレザーの質感がスタイリングの幅を広げます。






incarnationのオリジナルジップ


イタリアYKK社と何度も打ち合わせを重ねて制作された製品染めにも耐えゆる剛性を持ったジッパーをブランド設立2010年から採用。

更にオリジナルのしっかりと重みのある引手を組み合わせております。


このジッパーをバックジップで採用することにより、背面にアクセントを作り出しスタイリッシュな印象に。

ジッパーをバックに配置し、フィット感の高いタイトなシューズを完成させました。

さらに着脱もしやすくデザイン性・利便性を兼ね揃えています。




ぜひ、このスペシャルな一足を実際に手に取り履いて頂き、お客様の手でよりスペシャルな一足に育てていただければ嬉しく思います。

こちらのExclusiveモデルのスニーカーブーツは、下記ディーラーにて販売しております。

MORPHINE
〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通3-118 ムラカミビル1F
TEL: 0532-53-8933
営業時間: 11:00 ~ 20:00 
定休日: 水曜日
https://www.morphine.jp



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CUT SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVES / HORSE LEATHER BAG SQ-1

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このブログでは、数回にわたり、ブランドのこれまでの歩みをたどるアイテムを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。


CUT & SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVE


incarnationの永遠のスタンダードカットソー生地

incarnationが中期から現在に至るまで定番素材として採用しているフレンチテリー生地。
特にレザーウェアのインナーとして絶大な信頼を誇ります。

レザーウェアがメインのブランドとして、インナーに求められるのは、シンプルでありながらも素材自体が身体のラインを美しく引き立てること。
このフレンチテリー生地は、その役割を完璧に果たすために最適な素材です。

最大の特徴は、型崩れしにくさと適度なハリ感。
長時間着用しても、生地の形が崩れることなく、シルエットを美しく保ち続けます。

日常的に使っても、繰り返し着用しても型崩れや伸びが少なく、長期間の着用に耐える耐久性を持っています。

コットン92%、エラスタン8%の配合により、程よい伸縮性と適度なハリ感が生まれ、280g/m²という程よい厚みが体のラインを美しく見せ、シルエットが崩れにくくなります。
エラスタンを加えることで、伸びすぎることなく、長期間着てもリラックスした着心地で美しいラインを維持できます。

また、吸湿性が高く、通気性にも優れているため、快適な着心地が長時間持続します。
そして程よい厚みは、レザーウェアとのレイヤリングにも最適。
レザーを脱いだ後でも、しっかりと整ったシルエットが持続し、着用者の体型を引き立てます。

incarnationがこのフレンチテリー生地を定番素材として採用し続ける理由は、シンプルでありながらも洗練されたデザインを支える素材として、長期間使用しても型崩れせず、美しいシルエットを維持できる点にあります。

この素材は、レザーウェアとの相性も抜群で、機能性と整ったシルエットを兼ね備えた素材。まさに、ブランドのスタイルを支える重要な要素となっているのです。

CUT & SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVE[art no.85-3390P]

CUT & SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVE[art no.85-3390P]


これらのプリントシリーズは、当初 incarnationのスタッフのユニフォームとして作成したものです。
その後、多くのお客様のご要望により製品化が実現した経緯があります。


両袖にブランドロゴのラバープリントを配置。
大きく腕に沿うように施しており、存在感のあるデザインとなっております。

背面の左裾には、ブランドのアイコンを施しております。




CUT & SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVE[art no.85-3390A/限定アイテム]

CUT & SAWN HOODED RAGLAN LONG SLEEVE[art no.85-3390A]

こちらは15周年記念仕様となっており、限定アイテムです。

左袖と右肋部分にブランドロゴのラバープリントを配置。
シンプルなデザインに遊び心を加えてます。

背面の左裾にはブランドのアイコンを。
そして、デザイナー直筆のブランド15周年のサインを入れました。


どちらのパーカーも、着用を重ねることで背中のオーバーロックステッチが開き、バックスタイルに独自のアクセントを加えます。
インパクトのあるプリントが特徴で、1枚で着るだけで強い存在感を放つスタイルが完成します。

また、機能性と通気性に優れた素材を使用しているため、レザージャケットのようなヘビーアウターのインナーとしても着用可能。
非常に高い汎用性を誇るファブリックウェアです。









HORSE LEATHER BAG SQ-1 UNLINED[art no.11-9627]

HORSE LEATHER BAG SQ-1 UNLINED[art no.11-9627]

バックボディをスウェード、ベルト部分を表革のホースレザーを用いた、異なる革の表情から生まれるコントラストが魅力的なバックを作成しました。


incarnation スウェードレザーの特徴


一般的にスウェード(バックスキン)と言えば、毛足が立って柔らかな印象が強いですが、incarnationではあえて毛足をオイルで寝かせ、さらに熱加工を施すことで、毛足が立ちにくい仕上がりにしています。


この加工により、スウェード本来の柔らかさを保ちつつも、表面がしっかりと引き締まり、光沢感が生まれます。
最初はスウェードとは思えないほどの濃淡を持った深い艶感が特徴的です。


使い込むことで、寝かせた毛足が徐々に起き上がり、独特の陰影が浮かび上がります。
このプロセスが、所有者の手によって馴染み、使用感が表面に現れることで、さらに愛着が湧いてくる。

まさに「育てるレザー」として、時間をかけて変化を楽しむことができる素材です。

  


使い勝手とデザイン性を兼ね備えたスクエア型バッグ

スクエア型デザインのバッグは、両サイドまで大きく開くジッパーを1本配置し、さらに小物を取り出しやすい別のジッパーを1本備えています。

この構造により、どちらのジッパーからでもバッグ内部に簡単にアクセスでき、日常の使用を考慮した非常に実用的な設計となっています。


内部には蛇腹状の仕切りを設け、収納力を高めるとともに、整理整頓がしやすい設計に。

使いやすさを考慮したディテールが、日常の利便性をしっかりとサポートします。

ホースの表革を使用して作られているベルト部分にはオリジナルのDリングを配することで、長さ調節が可能な仕様と採用。
お好みの長さに調整でき、機能性だけでなくデザイン性も兼ね備えた非常に実用的なアイテムです。

ベルト部分は使い込んでいくにつれて革の光沢が増し、ボディの独特なスウェードの表情と相まって独自の風合いへが増していきます。
長く使うことで愛着が深まり、使うたびにその魅力を感じられるようになるでしょう。

今回のブログは、日常生活に活躍するファブリックウェアとレザーバッグを紹介いたしました。


ぜひ、お手にとっていただきincarnation を感じていただければ嬉しく思います。



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LINEN 100% SHAWL COLLAR JACKET / NOTCHED LAPEL LONG JACKET / LINEN 100% + HORSE LEATHER ZIP FRONT BLOUSON



新作リリース | incarnationの新たなアイテム

来週から新しいアイテムがリリースされます。

その中でも、特に注目していただきたいのは、リネン素材を使用したジャケットやコート。

今回は、その特徴や魅力について探り、なぜこの素材を選んだのか、そしてデザインに込めた思いをお伝えしたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただけると嬉しく思います。


リネン素材の魅力 | リアルヘンプの個性的な風合い

リネン(麻)には、いくつかの種類があります。
代表的なのが、リネン、ラミー、そしてヘンプ。

今回、incarnationが選んだのは「リアルヘンプ」。

このヘンプは、他の麻素材に比べて非常に丈夫であり、引っ張り強度はコットンの約8倍、耐久性は4倍にも及びます。
そのため、軍用素材として長い歴史を持ち、信頼性と耐久性に優れた特性を誇ります。

また、ヘンプは中空構造を持っているため、通気性が良く、吸湿性にも優れています。
暑い季節でも涼しく着られる点が大きな魅力です。

これらの特性を兼ね備えた素材として、軍用で多く利用されてきた背景があります。

ただし、メリットもあれば、デメリットもあります。
ヘンプは、繊維が太く短いため、糸にするのが難しく、ネップやスラブ(不均一な部分)が生じやすいのが特徴です。

しかし、incarnationは、これらの特徴をあえて活かすことで、製品に特別な個性を与え、重要なデザイン要素としています。







古き良き素材との出会い | ヴィンテージ・ミリタリー・ヘンプ

この素材との出会いは、私たちにとっても忘れがたい瞬間でした。

ある日、懇意にしている生地屋のオーナーからデザイナーに一通のメッセージが届きました。

その内容は、「珍しいヴィンテージの軍用素材が出てきた。きっと君なら気に入るだろう。見に来てくれ。』というもの。

その瞬間、デザイナーは一瞬のためらいもなく、「今すぐ行く」と返事をし、すぐに車を走らせました。
この時、何か新しい発見がある予感が膨らんでいたそうです。

指定された倉庫に到着すると、オーナー自身もワクワクとした表情で待ち構えていました。

薄暗い空間に足を踏み入れると、時が止まったかのような静けさが漂い、慎重に取り扱われていた生地が整然と並べられていました。まるで、歴史の一部がそのまま息づいているかのような空間。

オーナーが差し出した一枚の厚いリネン生地には、「AM」「I」の刻印。

それは、イタリア空軍(Aeronautica Militare Italiana)で使用されていた証拠です。

デザイナーがその生地に手を触れた瞬間、直感的に「これで何か面白いものが作れる。」と感じたそうです。
素材が放つ力強さと自然なムラ感は、まさにincarnationが追求する「素材そのものの美しさ」を体現していると。

そして、この素材は、コレクションに向けた重要なアイテムとなったのです。





ヴィンテージ・ミリタリー・リネン |  素材の不均一さが創り出す独自の魅力

incarnationでは、このヴィンテージ・ミリタリー・リネンが持つネップやスラブといった不均一さをあえて生かし、染めでさらに風合いを加えることで、他にはない独自の雰囲気を作り出しています。

不均一な風合いが、むしろ自然で美しいムラ感を生み出し、まるでレザーのように、素材の個々の特徴が豊かに表れます。これにより、使うたびに深みと魅力が増し、独自の味わいを感じられます。

incarnationのラボラトリーでは、まず、素材を数メートル単位に切り分け、染色時に絡まないよう筒状に縫製します。
自然な風合いを保ちながらも、均一に染まるブラック、
一方、グレーには特別な染色加工を施し、敢えてムラ感を出し、素材の風合いを際立たせる染色を行います。


染め上がった生地は、それぞれがレザーのように異なる表情を持っているため、一般的なファブリックの裁断方法のような数十枚をまとめてレーザーで裁断する方法を取らず、裁断師が1枚ごとその特徴を見極め、適切なパーツに当てはめて裁断。
これにより、1着ごとに調和のとれた仕上がりが実現します。

それぞれの生地が持つ不均一さが、他には真似できない独自の魅力を生み出し、まるで手作業で仕上げられたレザーのように、使うたびにその美しさが深まり、さらに味わいが増していきます。

この自然な不均一さこそが、他では真似できない美しさを引き出し、incarnationが目指す「風合い」と絶妙に調和しています。





新作モデル3型を紹介

今回リリースされる3つのアイテムは、ヴィンテージ・ミリタリー・ヘンプを最大限に活かしたデザインとなっています。

1. JACKET LINEN 100% SHAWL COLLAR JACKET 1/4LINED [art.no.JJK-2 71-1220]

変形ショールカラーを採用したカジュアルジャケット。

ドレス感の強いショールカラージャケットをカジュアルダウンし、素材との相性が良い、ややゆったりとしたサイジングで仕上げました。
通常のincarnationのサイジングよりも少し余裕を持たせたモデルで、リラックスした着こなしが完成します。

裏地なしのデザインにより、動きやすさも抜群です。

素材の特性による、程よいハリ感と無骨さが、ゆったりとしたサイジングと絶妙に調和し、男らしさの中に余裕を感じさせます。

シンプルでありながらも、ヴィンテージミリタリーリネンの質感がカジュアルでありながら品のあるスタイルに。




2. LONG JACKET:LINEN 100% NOTCHED LAPEL LONG JACKET 1/4LINED JJK-2L [art.no.71-1230]

前回のコートに比べ、細身のシルエットが特徴のロングジャケット。

裏地がないため、春から秋にかけて軽やかに着こなせる1着です。

防寒性を重視したアウターではなく、中にカットソーやシャツを入れたりするシンプルなスタイリングで、軽く羽織るだけでスタイルがまとまります。

スッキリとしたシルエットと素材の特性が絶妙にバランスを取り、シンプルながら圧倒的な雰囲気を放ちます。

このロングジャケットを羽織るだけで、圧倒的な存在感を放ち、目を引くスタイルが完成します。



3. BLOUSON:LINEN 100% + HORSE LEATHER ZIP FRONT BLOUSON 1/4 LINED SJ-1  [art.no.71-41940]

このブルゾンは、スカジャンをモディファイし、リラックス感とスタイリッシュさを両立させたデザインです。

通常のincarnationのサイジングよりもややゆったりと着用するモデルです。

襟ぐりは詰めずに広めにとることでリラックス感を持たせつつ、肩から腕にかけては身体にフィットし、肩周りをスッキリとした印象に仕上げています。

そのため、オーバーサイズとは異なるバランスの取れたシルエットを表現しました。

さらに肘下にボリュームを持たせることで、独自のシルエットを作り出し、動きやすさと独特の雰囲気を兼ね備えています。

また、ホースレザーのアクセントがシンプルでありながら際立ち、使うほどに風合いが増していきます。





新作アイテムについて

新作のジャケットやコートは、いずれもその風合い、サイジングにこだわったアイテムばかりです。
ぜひ、実際に手に取って、その素材の質感やデザインを感じてみてください。

これらのアイテムは、12月20日より、下記のディーラーにて取り扱っております。
サイジングや詳細についてはお問い合わせください。

GULLAM
〒150-0033 渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
TEL: 03-6416-4700
営業時間: 12:30 ~ 20:00 
[土・日・祝]12:30 ~ 19:00
定休日: 水曜日
https://gullam.jp/shopping



MORPHINE
〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通3-118 ムラカミビル1F
TEL: 0532-53-8933
営業時間: 11:00 ~ 20:00 
定休日: 水曜日
https://www.morphine.jp



CABANE
〒910-0006 福井県福井市1-21-26 Dビルディング1F
TEL/FAX:0776-21-8112
営業時間: 11:00 ~ 20:00
定休日: 火曜日
https://www.cabane.jp/





「incarnation JAPAN」特別展示イベント開催中

皆様のご要望にお応えし、incarnation製品を実際にご試着いただけるイベントを12月14、15、16日に開催しております。
写真や画面越しでは伝わりきらない細部へのこだわりや素材の質感を、実際にご覧いただき、感じていただければと思います。
詳しい詳細は下記記事をご参照ください。

https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=2700




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WOOL 100% HI NECK FRY FRONT COAT / CALF LEATHER ACCESSORIES



incarnation Japan ブログを訪れていただき、ありがとうございます。

このブログでは、数回にわたり、incarnation のこれまでの歩みをたどるアイテムを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。

WOOL 100% HI NECK FRY FRONT COAT W/POCKET LINED JCP-2 [art no.87-5370]



WOOL 100% HI NECK FRY FRONT COAT W/POCKET LINED JCP-2[art no.87-5370]



ブランドのこだわりが生む「綾織(アヤオリ)」縮絨メルトン

incarnationのファブリック素材の選定については、以前のブログでもご紹介したように、ハリ感や構築的なフォルムを実現する素材を多く選定しています。

今回のモデルも例外ではなく、今回紹介するアイテムはウール100%縮絨メルトン生地を採用したコートです。

素材感と仕上がりの美しさで、私たちのコレクションの中でも注目を集める一着です。

特徴的な生地には、「綾織 (アヤオリ)」と呼ばれる織り方が採用されています。この織り方が、デザインと機能性の両方に深い味わいをもたらしています。

綾織とは、ウールを織る際に経糸(たて糸)と横糸を束ねて一定の間隔でずらしながら交差させていく方法です。

これにより、平織り(もっとも基本的な織り方)とは異なる、独特の密度としなやかさが生まれます。

生地に厚みが加わるだけでなく、伸縮性が高まることでシワになりにくく、滑らかな光沢感を纏うのが特徴です。
この織り方特有の斜めに走る模様(斜線)が、綾織の個性を象徴しています。

また、今回のモデルでは綾織だけでなく「縮絨加工」を施しており、生地の密度をさらに高めることで、より堅牢で重厚感のある仕上がりとなっています。

この加工によって、綾織特有の斜線模様はあえて隠され、素材そのものの魅力を最大限に引き出しています。

縮絨加工の詳細につきましては、以前ご紹介した VIRGIN WOOL 100%シリーズ の記事にて詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。


コートのデザインと機能性の融合


素材の特性を活かしたデザインと機能性が見事に融合したこのハイネックコートは、一見相反する重厚感と軽やかさを見事に両立させています。
比翼仕立てのデザインが、シンプルでありながらも洗練された印象を与え、シルエットに美しいラインを作り出しています。

重みのある生地感に対し、肩周りはしっかりとフィットする設計により、コートの重厚感を保ちながらも動きやすさを確保。

着用時に感じる軽やかさは、まさにデザインと機能性が一体となった結果です。

カラーT92 (NAVY/BLACK)


青よりも深みがあり、黒よりも少し明るい、夜空のように深みのある紺色が特徴です。
落ち着いた色味でありながら、奥行きのある色合いが洗練された印象を与え、様々なシーンに適応します。



ブラックメタルパーツを使用したダブルポケットを採用。
実用性とデザインアクセントをを両立させています。




このコート1着で軽い外出ができるほどの収納力を備え、ジップ付きポケット部分は取り外し可能な仕様となっており、使い勝手の良さも抜群です。

コートの大きな特徴のひとつに、サイジングにあります。

incarnationのレザージャケットの上からでも羽織れるように設計されており、袖の構造を腕から肋部にかけて1枚で作り上げています。
腕の部分から胸にかけて、縫い目を減らし、1枚の布でデザインすることで、着用時の動きや可動域が増し、より快適な着心地が得られます。
この計算されたパターンよって、レザージャケットを中に着ても、腕周りの可動域を高まります。

そのため、見た目の重厚感のあるコートに反して、
ゆとりのあるサイズ感で軽やかな着用感を実現しております。






CALF LEATHER WALLET SQ-1



incarnationで最初に生まれたレザーウォレットのデザインである、ラウンドZIPのウォレットは根強い支持を受けてきました。

オフィシャルサイトオープンに伴い、限定復刻。
今回は、2種類の魅力溢れるカーフレザーを用いました。

CALF LEATHER WALLET SQ-1 [art.no.14F-81020]

カーフレザーは傷やシワが比較的に少なく、薄くきめ細かい銀面を持つことで知られる、しなやかで柔らかな素材です。

その贅沢な革を、100年以上の伝統を誇る植物鞣し(ベジタブルタンニン)で丁寧に仕立てています。
イタリアの老舗タンナーが手作業で表面をコーティングしたこの革は、他にはない独特な表情を纏っています。

カラー 71 (DARK BROWN)

深みのあるダークブラウンは、経年変化を存分に楽しめる色味です。
使い込むほどに色味がさらに深まります。

さらに当たりが出る部分の色が少しずつ濃くなり、革の表情に陰影が増していきます。


CALF LEATHER WALLET SQ-1 [art.no.14G-81020]

ヌバックとは、革の銀面を繊細に削り、起毛させてベルベットのような質感を生み出す加工が施されたレザーです。

スムースレザーのような光沢感ではなく、短い毛足によるしっとりとした滑らかさが特徴。
触れるだけでその上質さを実感できる、特別な表情を持ちます。

カラー 91  (BLACK)

ヌバックレザーを黒で仕上げたこのカラーは、使い込むほどにその魅力を発揮します。

時間の経過とともに、毛羽立っていた表面が徐々に寝ていき、レザー全体が引き締まった印象に変化。
そこに独特の陰影が加わり、美しい光沢が現れます。

この経年変化が生むコントラストをより際立たせ、ヌバックの持つポテンシャルを最大限に引き出します。
時とともに変化し深まる質感、自分だけの表情を育てていく楽しみがあります。





整う収納、頼れるデザイン

収納は、大きなスペースが2つ設けられており、お札やレシートはもちろん、パスポートまでしっかりと収まる十分な余裕があります。
旅行時や外出時にも頼れるサイズ感です。

真ん中にはジップ付きの仕切りがあり、小銭やカード、鍵など、細かなアイテムを安全に収納。
このジップ部分がスペースを効率的に分け、財布の中身をすっきりと整理整頓できる仕様となっています。

コンパクトながらも収納力に優れたこの財布は、日常から旅先まで幅広く活躍するでしょう。

このウォレットには、新たにDカンを取り付けました。
さまざまなアイテムを取り付けられるため、持ち運びや管理の幅が広がります。





CALF LEATHER STRAP WITH HOOK 

STRAP WITH HOOK [art.no.14F-81030] [art.no.14G-81030]


同じカーフレザーを使用した専用ストラップを別売りでご用意しています。


ウォレットとストラップが一体となったデザインは、機能性だけでなく、統一感のある洗練されたスタイルをもたらします。
ストラップを使用することで、首や肩から下げることができ、使い方の幅が広がります。

多用途に活躍するフック付きストラップは単体でも使用可能です。
取り付け簡単で、バッグやポーチ、そしてキーリングなどのアイテムを手軽にアップグレードできます。

レザーウォレットは、日常で頻繁に使用するアイテムだからこそ、手軽にその魅力を体験できる革製品のひとつ。

使い始めて間もないうちに、経年変化が現れ始める点も魅力です。

他の革製品と比べて変化が早いので、革の質感や色味の変化をすぐに楽しむことができます。
そのため、レザーアイテムが初めての方にも自信を持っておすすめできるアイテムです。

使うほどに愛着が増し、持ち主だけの風合いへと育つレザーウォレットを、実際に手に取っていただき、
その魅力を感じていただければと思います。


今回のブログは、ブランドの代表作とも言えるファブリックコートとレザーアクセサリーを紹介いたしました。

どちらもincarnation らしさを、ふんだんに詰め込んだアイテムとなっております。

ぜひ実際に手に触れ、細部まで作り込まれた世界観を体感してみてください。



「incarnation JAPAN」特別展示イベントのお知らせ

皆様のご要望にお応えし、incarnation製品を実際にご試着いただける機会を設けました。
写真や画面越しでは伝わりきらない細部へのこだわりや素材の質感を、実際にご覧いただき、感じていただければと思います。
詳しい詳細は下記記事をご参照ください。

https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=2700




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2024 January STORY / Staff URANO

1月旅の話
来週初の開催となる incarnation JAPAN Official の接客へ向けてもう少し私自身ことに触れようと思う。
少しでも私自身のことを知る参考になって頂ければと思っています。
前回のブログにてアウトライン的に私の紹介をしました。
今回は incarnation JAPAN Official の発足へも向けて明確に動き出した2度の旅の話を書こうと思う。
* 来週末の開催までに11月の旅の話を書きます

今年に入り1月と先月11月の2度
私はイタリア Perugia(ペルージャ)へ向かいました。
まずは1月の話

1月に渡航した際にはまずはパリへ
incarnation JAPAN Official としてではなく、インラインのコレクション会場へまずは向かいました。
この1月のファッションウィークに掛かる季節のパリへ足を踏み入れたことは過去にもあった。
コロナ禍もありしばらく足が遠のいていたけれど、覚えている肌感覚で言えばとても寒い印象があったのでインラインからリリースされていたムートンを着込んでの渡航だったが、到着後(シャルル・ド・ゴール空港への到着は深夜だった)思ったよりも暖かいパリであることに驚いた。

パリの一角
アパートメントを借りてのコレクション。(ちょうど現在各ディーラー様で展開されている 2024 AW シーズンコレクション)
バイヤーや関係者などが訪れる。

空気感
世界観
私自身がバイヤーとしての意味合いで incarnation に初めて触れたのは同じくこのパリの地だった。

会場としていたアパートメントの素晴らしいところは、広々とした室内空間と趣のあるディテールだけでなく「そのまま寝ることが出来る」(各自ちょうどパートとしての部屋があった)ことだった。
私達(Keita OGAWA+KENZO(LOSTMAN Designer)+私)は昼夜を問わず語り、incarnation JAPAN Official へ向けたイメージ共有を話し合った。
それはもちろんとても特別な時間であり、イメージを固めるために必須の時間であったとも言える。
特にインラインコレクションを眼の前にすることで、それとはまた大きく意味合い、モノ作りの目線としても違った incarnation JAPAN Official の方向性を紡ぎ合わせていく作業の時間でもあった。
またそれと同時に私自身はこのインラインのコレクションを通じてパリの地で自分自身をその空気感に馴染ませるための貴重な時間ともなった。

一時の時間をパリで過ごしその後にイタリアへ向けたフライト
前日に皆で撤収作業をし、私は+1日パリに滞在
Keita OGAWA は一足先に帰国。
追いかけるようなフライトとなった。

ミラノなどは行ったことがあったけれど、Perugia の街は初めての滞在。
その荘厳な景色と景観は息を呑むものがあった。
まさしく古都が現存しているようなそんな街。
(日本でもサッカーで中田英寿が所属していたり、今はバレーボールの石川祐希が所属していることでも聞き馴染みがある街かもしれない=ただし私もOgawaもあまり・・・そういったことに興味がない・・・(笑))

さて、ある意味ではここからがこの旅の話の重要なファクター部分。

incarnation JAPAN Official のスタートを切るにあたり私とOGAWAとで日本でのコレクション時やオンラインでのミーティングを長い時間重ねてきた。
それは本当の意味で、実際的な意味合いでの長い時間だ。
数年・・・
それが本当のところである。
その上で私自身がこの incarnation JAPAN Official の日本での接客に当たる上でお互いに擦り合わせてきた最後の部分。その欠片。
それがこの旅の大切な意味合いを持つ。

私自身が incarnation の製造プロセスの全てを知ること、触れること

である。

それを得た上で私が日本において最高の接客が出来るのではないだろうか。
それが私達が到達した意見でありマインドだった。

もちろんバイヤーとしての歴はある程度あり、基本知識以上の深層部分にも触れて incarnation というブランドそのものを私は理解している自負はあった。けれどもそれはある意味では額面上であり出来上がった作品の到達点部分のみしか知る術がなかったというのは当然のこと。
コレクションに掛かるサンプルも製品作品として納入されるモノもその完成形でのみ私は触れる訳で、その製造過程やプロセスは OGAWA からの説明としての理解ではあるものの実際にこの目と手で触れる機会はなかったからだ。
OGAWA からの「実際にここに来て全てを見て欲しい」という言葉がこの旅の始まりであったのだ。

ひとつ ひとつ

そのすべてをここに書くにはあまりにも膨大過ぎる内容であるので、どの各ディティールの奥行きは回を追って個別に書いていきたいと思っている。
今回は少し大きな枠で書くことにする。

まずその中でタンナー
言わずと知れた incarnation にとって(それは当然インライン、incarnation JAPAN Official共に)欠かせない最重要でかつブランドの根幹であり、言い過ぎではあるが「それがなければなにも始まることはない」と言って過言ではない。
そして、そのブランドの根っこを支えているのがタンナーたちである。

incarnation では原皮を取り扱うまさしく革作りのすべての「土台を担うタンナー」とその先にタンナーから仕上がった革をさらに仕上げるタンナーであり染め作業をはじめとした「革から製品へと向かうプロセス」を担う(と言ってもその部分からは OGAWA が実際に自分の手を使って作業をするという通常ではありえないブランドスタンスのためこの線引きと説明がとても難しい)タンナーがおり、そのすべての人間がブランドの意図と存在意義を認めて OGAWA たちと共に製品を作り上げている。

私達にとって(勝手にそれはこのブランドを愛してくださりこのブログを読んでくださる方々)incarnation とレザーとは当然ながら切っても切れない縁深き存在。
日本を飛び出しイタリアへ渡り15年近いブランドの歴史を生み出す OGAWA の物作りの一番の真髄であり、真骨頂の部分。
絶対に、それは本当の意味での絶対的な部分である必要がある。

サンタ・クローチェ

革作りにおいて揺るぎなき聖地と呼べる場所
そして革、レザーを語るうえで避けては通れない場所でもある
その場に身を投げて向き合ってきたこのブランドにしか出せない世界観のすべてが詰まった場所でもあると言える。

皮作り(原皮から革へと変わる過程)、革作り
もちろん革だけでなく私も身を置くアパレルにおいて、そして現代においてその様々なプロセスは日々機械化されていく産業でもありコストが優先されるのは当然のこと。
しかし革という最もアナログで生き死にに近い場所、意味において徹底した「昔ながら」の手順を踏み、むしろその後側へ下がっていくことでたどり着く世界があることを私自身肌でも感じる大切な時間でも在った。
特に私のようにバイヤーでもあり方や自身もブランドデザイナーを務めていることも含めるとそれはある種の衝撃でもあった。

塩漬けされた革から「タイコ」(日本ではそう呼ぶ=次の旅の話で写真を載せます)という大きな革を鞣していく機械がある。
タンナーが説明してくれる。
「わざわざ古い工場を買い取ったんだ。なぜならここには昔ながらの木製のタイコがあるからだ。現代化されたステンレスのタイコはオイルなどはそのタイコ本体の木に染み込んでいくことはない。昔ながらの木製のものは木そのものにオイルが浸透していき、不要なオイルは自然と外へを排出してくれる。もちろんその分長い時間を掛けて革もタイコも育てる必要があるが、だからこそ生み出せる雰囲気があるんだよ」
革を乾かす過程も、すべて職人が手作業を経て吊るしていく。
実際にこの写真を撮っている最中も作業は続いていた。
またさらにその乾かし方においても空調設備ではなく外からの空気を循環させて(ある意味では隙間風だらけの建物という意味にもなるけど)鮮度の良い空気を保ちつつも室温を維持するために部屋の四方にこれまた旧式の温風機の要素をもった機械が設置されていた。

伝統

一言で言えば単純明快だけれど、その多岐に渡る無駄なプロセス
そう、現代的な意味合いにおいてのその無駄こそが最高の作品へとつながる

さらに言えばそれら伝統的な技法を用いて生まれてくる革たちをブランドとしてブラッシュアップしていく incarnation というブランドの在り方。
タンナーを巡ることで、その製造過程に触れることでブランド特有の製品染めが持つ意味も、それぞれ革が持つ特性も知ること、感じることが出来た。
なによりも言葉と意味として理解していたことを目の当たりにすることで私自身の身体の中に閉じ込められたと言って良いと思う。
ここで得た知識を皆様へフィードバックできるようにと改めて思いました。

あまりにも長い文章になってきたので(汗)=自分でも驚き
少しだけまとめながら書いていこう。

タンナーのあとに向かったのは靴の工場。
写真2番目のおかあさんの右奥にある木製の棚(写真だとちょっと分かりづらいですね)
「これは私のおばちゃんの時代から使ってるんだよ」、と。
タンナーのところにも載せた言葉にすると短いイタリア伝統のという一言。
でも、その実際の重みと積み重ねた技術。なによりその技術をさらに高めようと努力している姿を感じずにはいられなかった。

イタリアにおいてもこういった伝統的な手法はこれまたタンナーと同じくどんどん少なくなっていっているのは現実的な事実だと OGAWA にも教わった。
グッドイヤーウェルト製法のためのマシーン。それは50年以上の歴史を持ったものだと言う。
オーナーが僕に見せてくれたのは「ちょうど作っている途中で革が裂けてしまって作り直しになるからさ」と言って手渡してくれたはノルウィジャン製法の作りかけで中底からなにからその層になっているパーツをすべてバラして僕に構造を教えてくれた。(記念に持ち帰って自分の店の棚に大切に保管している)
伝統を重んじたその作りは当たり前だけど簡素化されたものとは違い出来上がりの製造過程も遥かに多い。
でも、そういったまさしく「層」を重ねることで(バームクーヘン状?)しか生み出せない重量とは違った意味での「重み」があるのだと感じた。

事務所から「コーヒー飲む?」と(当然エスプレッソ)オーナーの妹さん「この看板とかすごいでしょ?VIBRAM社の創業自体のヤツよ。あとはこのブーツ、これなんて機械時代の前のすべて手縫いだった頃のおばあちゃんの作品なの」と。
それはとても誇らしいように見えた。

まだまだ続く社会見学(笑)
次は縫製工場へと。
こちらも代々続く縫製一家でお仕事として働く人たちも「みな家族よ」(血は繋がってなくとも)と。
驚きだったのは、、、
僕もブランドデザイナーとして長い事このアパレルに居るがほぼ聞いたことがない(しかもあくまで小規模工場では余計にだ)「すべてを縫う」工場だと言うこと。
わかりやすく言えばブーツやバック等小物を除いた incarnation のウェア、パンツ、シャツやカットソー、そしてそれはレザーでも布帛でも本当の意味でのすべて。
本当に聞いたことのないことだった。
分かりやすく言えば日本は(というかこれはあとでOGAWAから聞いたところによるとイタリアも基本はそうらしい)シャツはシャツ工場、レザーはレザー工場、パンツはパンツ工場(もっと言えばデニムとスラックスもまた別の工場)であることが常だ。
なぜなら使うミシンも糸もそういった資材もさることながらそれぞれの製品を扱うための「慣れ」(慣例と言っても良い)が必要であることが多いからだ。
私のブランドも比較的イレギュラーで多くの個別の工場を使うよりはかなり職人に無理を言って出来るだけ同じ素材やアイテムをまとめて縫わせることが多い(それの一番の理由は縫い手が変わるとその製品自体の「雰囲気が変わるから」)がそれを圧倒的に凌駕するすべて・・・
本当に驚きだったけれど、実際に一人がレザーを縫っていてその後ろのミシンでは布帛の服が縫われていく。
「わたしたちは1年中のほとんどを KEITA のモノたちをずっと縫っているの。だからね、出来るようになったのよ」と笑顔で話してくれたのは姉妹オーナーの妹さんだった。写真には写っていないけれどオーナーの娘さんも工場には居てやはりここでも次の代が、また次の次世代を作っていくことを感じた。

独特の雰囲気を持つオーバーロックの手法(もちろんそれ専用のミシン)
製品染めのために縫われていくレザーたち(それは「製品染め用」とされる必要不可欠な細部までのディティールなのだ)
完成の意味合いを持つリベットスタッズ(ロゴマーク)

ミシンの音が鳴り止まない工場は音の賑やかさとは相反する居心地の良さだった。

まだまだ・・・まだまだ・・・(笑)
小物を組み上げ縫い上げる職人。
ここでも OGAWA 自体がちょうど量産(本生産)の段取りをしつつ私を紹介。
OGAWA が革の材質と使用部位「バックのここにこのちょうど馬の背中の柄が入るようにしたい(ラグリンザード特有のデザインのため)」
職人はすでに電卓を持ち(お金の勘定では当然ない)必要とされる革の分量を即座に弾き出していく。
この段階で革の分量が足りなければ OGAWA はすぐにタンナーにまた連絡をして追加の革の手配などをする。
まさしく阿吽の呼吸と呼ぶべき息の合い方で進む。

工場を巡り単純明快に思ったこと。

人と人とのシンクロ

KEITA OGAWA が持つ世界観を「共有」しているということ

その制作過程、その人間関係という土台がしっかりと組み上がっているからこそ出来る incarnation というブランドがその特異的なプロダクトが生み出せる

もうひとつ

みな楽しそうであるということ

みなでひとつを作る

そしてラボラトーリオ(アトリエ)へ

まさしく上記で紹介してきた各職人たちが作り上げたそれぞれのパーツが融合し立体感を持ち最後の作品として完成される場所。
Perugia 滞在のうちほぼ毎日紹介してきた職人たちと会い、またこのラボラトーリオへとスタッフや OGAWA たちと実際の製造におけるプロセスを学んできた。
ラボラトーリオでは
縫製前の段階でのタンナーから仕上がってきた革やこれから仕上げていくレザーの最後の仕上げ
それらを裁断物として縫製工場へ渡す前の段取り作業
縫製工場で縫い上がったアイテムたちを製品染めを行うためにタンナーへ持ち込む前の準備
タンナーで染め上げた製品を乾燥させていき、そのプロセスの中でサイズの最終調整と最終仕上げ工程(これが本当に壮絶である種の精神的な部分との戦いであり、だからこそ incarnation のプロダクトが出来上がると言った絶対的部分)
などなどあまりに多岐に渡る
この1月の旅の部分と、次回紹介する11月の旅に掛けての2度の滞在で OGAWA が言っていた「すべて」をある種の完全網羅と言って過言ではない本当の意味でのすべての部分を見て触れることが出来た。

特に1月の滞在では概要的な意味合いはもちろんのこと。
型紙の保管方法から実際の裁断の行われ方。
全製造プロセスの理解。
そういったことを網羅した上で、私自身も実際に「製品染め」アイテムへの最終工程に携わった。

タンナーで染め上げた製品をタンナーから持ち帰り。
何気ない風に書いているが片道200kmの距離を日々持ち込みと引き上げで車で往復移動する=製造ピーク時の季節は週に数度往復するようだ。最終の仕上げ作業は本当の意味で1点づつ、1着づつ行っていくので例えば一度に30着や50着といった数量を仕上げていくことは現実的ではないため少量の数を都度染め上げ(その分何度も往復が必要)作られていく。
1点づつにオーダーを受けたディーラー様のお名前が記載されたプレートが取り付けられ(つまりその時点である種の名前という命が吹き込まれる=まぁ裁断時からそれらが始まると言ってよいが)製造ミスを無くすためにモデル名やカラーやサイズ、サイズ調整のディティールなどが書き込まれて仕上げの工程がスタートする。

製品染めでは「それぞれの革の特性ごと」に違った縮み方をするため、それぞれの革に合わせて各パーツを完成予定サイズまで合わせていく。
これは本当に気が遠くなるようなプロセスで、5日程度に渡り染め上げて完全に濡れた状態から少しづつ乾いて縮んでいく革(革に限らず布帛もだけれど、洗いによって縮みを起こすのは乾くその手前ごととなる)を毎日同じ時間に採寸し調整を掛け、それを繰り返す。1度に調整を掛けると当然革への負荷と仕上がりに違和感を生み出すのでとにかくじっくりと、じっくりと匍匐前進のような毎日が続く。毎日採寸データと仕上がり予定の寸法との戦いであり、見ていても非常に精神が削られる作業だと感じたが、1番の驚きはこの作業自体を「全て自分たちで行うこと」に在る。
工場や外注と言った人間ではなく染め上げ作業を終えてタンナーから持ち帰った段階からの最後のこの砦部分は一切外部の人間の手を借りることなく incarnation のスタッフで行うという徹底ぶり。
OGAWA は言う。
「これだけは絶対に誰にも任せることが出来ないですね。ここが完成の全てに繋がる最大の難関ですから。まぁ頼んでも誰もやってくれないですし、この作業は無理ですからね(笑)」
染め上げから完成までは当然ながら日々徐々に乾燥していき縮みを追っていくので染め上げた日から完成までの日数は絶対にラボラトーリオを離れることが出来ない。間に週末があっても縮みのチェックは毎日行う必要がある。
ユーザー様にも良く聞かれることだけれど「incarnationの製品染めの作品って例えばファスナーも歪んでいないし全体にきれいですよね」
答えはまさしくこのラボラトーリオでの最終作業にあって、染め上がった段階のアイテムを例えばただ乾燥させて完成されると「ただの縮み上がった製品」となる。
しかし手前で説明した日々そこに伸ばしの作業が行われ、各パーツ、各部が調整されていくことでファスナー部分は一度ファスナー周りの革が縮んでいてもそれらが最終的に予定通りの長さとして伸ばされて調整がなされ、まるで元々から裁断された革が縫製されたかのような完成品が生まれる。

そして作業はこの伸ばしだけでは当然終わらず、調整がなされてアウトラインとしてまで仕上がった製品たちはその後に色の補正(製品染めは部位によっては染料の浸透性もまた異なるため)として各部へのカラー入れの作業やオイル補正があり
その後は各ディティールの最終仕上げとしてアイロンを使用し全体のツヤ出し作業と同時に衿縁、裾縁などの OGAWA が言う「ピシッとしているべきところはピシッとさせる」という各部の仕上げ作業をこれももちろん全て手作業で行っていく。
私も実際にこのオイル入れ作業とアイロン仕上げを手伝わせて頂いたが、1着づつに掛けていく時間は途方もなく・・・(もちろん慣れていないということは大前提はあるけれど)これを日々、着数ごとに繰り返していく。
同時のこの作業は細部まで1点づつ自分たちで触れてチェックしていくことで染める前に見えなかった小キズや縫製ミス(または染めのプロセスでの遠心力等で掛かる生地や革に掛かる負荷)などの確認作業でもあると言える。そういった部分まで自分たち自身で行うことで徹底した品質の管理にも繋がるのだ。

さらに言えばいくつかこの作業が在ることでの大切な部分を OGAWA が言っていた。

「この作業を自分たちで行うことで作業の中でさらにクオリティを上げていくことのアイデアが生まれることもあるんです。誰からに任すとそこが完成になっちゃうけれど、自分は自分で『もっと良いもの』へ向けてさらに思いつくこともありますしね。この仕上げ方で見え方が全然違いますから。」

私は incarnation のプロダクトをお客様へ紹介する際に「これってこのクオリティに対しての対価としては安いんですよ」(もちろんそれはあくまでも主観として)と説明する。つまり、こういった最終作業や工場とのやり取りにどこかの企業や仲介者が入るとそこには当然ながらコストが生まれる。
基本的はそういったプロセスとなによりもこの最後の仕上げ作業を自社、自分たちで行うことによって製造のコストは大きく抑えられている。
もちろん額面としての販売額が安いとは言えないが、「ここまでやってのこの値段」という意味合いにおいては私は絶対的に、そしてある種の相対的に考えると安価であると思い続けている。またそれも踏まえた上で世界的な評価も高いと考えている。

こういった製造に関する詳細を紹介しても良いのか?

OGAWAに聞いてみたことがある。

「いいですよ。全部。『できるもんならやってみろ』って正直思ってますから。この作業やプロセスを出来るならやってみればいいですし、これを日々継続して続けることを他の人が出来るなら。そして僕はこの15年これをゼロから始めて続けています。ここまでに積み上げた技術としての自負もある。そういう意味では僕に追いつけるならそれも含めて出来るならやってみろって思いますよ。」

信じられるひとたち
技術、知識を含めた意味合いでタンナーや各職人への託せる部分と自分たちでないと出来ない部分との明確で魂のこもったプロセス作業

決して進化、深化へ向けて足を心を止めることなくそこに留まることなく
まだもがき続いている姿

完全に・・・長過ぎる説明になりました。(汗)
でももちろんこれでもとても足りないです。
それほど私にとっても濃密な時間であり、実際的に内容と意味合いも濃密です。

インラインコレクションアイテム、incarnation JAPAN Official それぞれの作品、プロダクト
そのどれもがこういったプロセスを踏み作品として仕上がっていく
incarnation というマインドが詰まっている

私はこのブランドに新しい立場で携わり、少しでもこの詳細でありリアルな説明が出来れば良いと思っている。
そのうえでユーザー様にとっての最高の1着、生涯に渡るパートナーとなる作品を手にしてもらえたらと思っている。

デザイナー Keita OGAWA のマインドそのものを離れた日本に居ながらそれを販売員として1番近い距離と知識を持って。

そういう存在で在れたらと考えています。
ぜひどのようなことでもお気軽にお声掛け頂ければ幸いです。

さて、、、ここまで書いて11月の旅の部分をどう書こうか悩みます。(笑)

滞在した Perugia の街は本当に美しく
イタリアはある意味ではどこもと言って良いかもしれないがゴハンも美味しい
滞在中に食事もずっと共にさせて頂くがそれもまた楽しみの1つ

荘厳な世界観は
またこれも incarnation というブランドの背景にも繋がっていると感じた

今日の最後の最後のサービスショット
スタッフ WATANABE
ジェントルマンの彼(一時日本滞在の折にはしばらく私のショップの手伝いもしてくれていた)は「ウラノさんお持ちします」と言ってデコデコ凹凸の石畳の Perugia の街ももろともせずに私のキャリーケースを引きずってホテルまで運んでくれた。
まさしくある意味では最高の incarnation の権化的存在で正装としてほぼほぼ1年中常に全身レザー
この日も革ジャン×革パン×レザーバック・・・で写真では見えないけれど革ジャンの中にはレザーベスト(笑)

最高です。

では次回更新も宜しくお願い致します

あ、そうそう。

ぜひ 2024. 12 / 14、15、16
上記 3日間で incarnation JAPAN Official 初の個展を行います
お気軽にご来場頂けますのでお近くの方などぜひどうぞ

—– 詳細はこちらの告知を御覧ください

incarnation JAPAN Official / Staff URANO

「incarnation JAPAN」特別展示イベントのお知らせ

このたび、日本で初となる「incarnation JAPAN」展示販売会 を開催する運びとなりました。

普段はオンラインでのみ展開している incarnation JAPAN のアイテムを、直接手に取ってご覧いただける3日間です。

写真や画面越しでは伝わりきらない細部へのこだわりや素材の質感を、実際にご覧いただき、感じていただければと思います。


今回リリースされたアイテムを試着していただけるこの機会では、素材の持つ力強さや繊細な表情、そして独自のシルエットが身体に馴染む感覚をじっくりとご体感いただけます。

サイズ展開も充実しておりますので、サイズ選びに迷っている方もご自身にぴったりの一着を見つけやすい機会です。






イベント詳細

日程 : 2024年12月14日(土)・15日(日)・16日(月)

時間 : 12:00〜20:00
※14日のみ19:00まで

場所 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-32-23 エビアン広尾 B1F 
Garage EDEN 内  MAP

※路地の奥の地下に位置するショップです。
当日、場所が分かりづらい場合はお電話 (ショップ携帯:080-7091-1171) をいただければスタッフがご案内いたします。


お知らせ事項

ご予約・アポイント不要
お好きなタイミングでお気軽にお越しください。

営業時間外のご来店希望について
事前にご連絡いただければ、可能な限り対応させていただきます。


お問い合わせ

TEL:   03-6277-2947 / 080-7091-1171 (ショップ携帯)
MAIL:  jp-store@incarnation.jp
LINE:  (下記をご参照ください)







それぞれのレザーが持つ個性

― 滑らかな手触り、光の加減で変わる質感の表情、そして動きに応じて生まれる美しい陰影 ― 


そのすべてを、見て、触れて、着ることで、実感していただけます。
特別な体験をお届けできる3日間、ぜひ足をお運びください。


ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。



【incarnation Japan LINE公式アカウント開設のご案内】

incarnation Japan LINE公式アカウントを新たに開設いたしました。
最新コレクションや限定情報など、いち早く皆様にお届けする予定です。


「incarnation JAPAN」展示販売会、製品に関するご質問やお問い合わせもお気軽にご連絡ください。

下記のQRコードを読み取り、ぜひ友達追加をお願いいたします。

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Staff URANO / incarnation JAPAN Official

「はじめまして」のご挨拶

incarnation JAPAN Official というこれまでになかったブランドの立ち位置が発足し、しばらくの時間が経ちました。
本来であればこちらのブログのスタートと共に私自身も自身の紹介を含めた文章を書く予定でおりましたが、完全に出遅れました。
遅ればせながらとはなりますが、お読み頂ければ幸いです。

URANO Takahiro —– ウラノ タカヒロ

JAPAN Official においての「日本店長」の立ち位置としてこの度 incarnation の大切なこのカプセルコレクションの販売やマインドを日本国内において皆様へご提案、ご紹介する存在となります。
こちらのブログへも不定期ながら自分自身の在り方を含めた話や私目線での incarnation JAPAN Official の作品の紹介などをしていこうと思っております。

今日はまずは簡単に私の経歴的な紹介

私自身は東京都内で Garage EDEN と名をつけたセレクトショップ兼自身のブランドのアトリエを持っております。
その中でセレクトブランドのひとつとして incarnation のインラインディーラーとしての立ち位置と顔を持っております。
incarnation デザイナー Keita OGAWA との出逢いはディーラーとして始まり長い時を経て今に至ります。

出逢いの当初からこのブランドが持つ独自性と Keita OGAWA というデザイナーに内包された世界観をこの目と五感で体感し自分自身もデザイナーで在りながら、私のショップ(当時は完全にブランドのアトリエであり incarnation が初の私のショップのセレクトブランドとなりました)での取り扱いが始まりました。
私の経歴と自身のブランドも在ることからショップ自体が通常のセレクトショップの運営とはやや異なり、そういった意味においても incarnaiton の存在自体も私のショップでは初めからイレギュラーであったことから Keita OGAWA ともミーティングを繰り返し「特別な世界観を作っていこう」とこの数年共に取り組んできました。

インラインとしてのコレクションの度に私達はそのミーティングを繰り返してきました。
それはまさしく「セッション」と呼んで良い特別な取り組みとなりました。
時にそこには JAZZ があり、ROCKがあり、そしてどこまでも Alternative で在りたいと互いに想い続けてきました。

デザイナーから incarnation JAPAN Official のアウトライン構築が生み出され、「一緒に」と、お声掛けを頂きました。
そして実にそこからすでに数年の時間を掛けました。
イタリアという日本から離れた地で
革の聖地であるサンタ・クローチェにて生み出される最高のレザーアイテム作品とそれらを彩る具現化されたアイテムたち
「人の心を動かしたい」
デザイナー Keita OGAWA のそのマインドがブレることは私が出逢ってから一度もありませんでした。

私自身はこの日本においての彼の代弁者であり、伝導者で在りたいと思っています。
そんな大役が出来るのか、どうなのか。
自身にも問いながら、それでも私はそれを望みました。

私が考えるモノの在り方
それは命と同義にあります

特に革、レザーというアイテムは副産物として世に生み落とされ第二の命を吹き込まれると信じています

その血肉はまさしく命そのものです

そして incarnation というブランドが生み出すこの命たちには魂が宿ります

朽ちて消えゆくまで

その1着を私はお一人づつにお渡し出来たらと考えます

その1着づつの作品に命が在ること、それに対峙し私は伝導者としての私自身の命を作品づつに注ぎお伝えします

ぜひどのようなことでもまずはお気軽にお問合せ下さい。
その特別な作品たちを特別な想いを持って対応させて頂きます。

* 別途詳細ページを近日アップする予定ですが以下日程にて初の試みとなる今回リリースの incarnation JAPAN Official 作品を実際にお手に取って御覧いただける機会を設けます

2024. 12 / 14(土)15(日)16(月)

incarnation JAPAN Gallery

at Tokyo EBISU(Garage EDEN)—- map

Open / 12:00 – 20:00(14日のみ 19:00 Close)

ご予約等は不要でどなたさまでもご覧頂けます

【incarnation Japan LINE公式アカウント】

 

基本的に日本店長の私がこちらのLINEへの対応もしております。
ぜひお気軽にご登録とメッセージを頂ければ幸いです。