incarnation Japan ブログをおとずれていただき有難うございます。
今回は、26SSコレクションの「立ち上がり」についてお話ししたいと思います。
イタリアではファッションウィークが近づき、街にも工場にも、じわじわと熱が宿ってきました。

incarnationもいま、サンプル制作の真っ只中。
染め上がって間もない、まだ輪郭のあいまいな服たちが、少しずつ立ち上がろうとしています。
息を吹き込み、考えを重ねながら、かたちにしていくこと。
そんな制作現場の「今」を、ほんの少し覗いてみてください。
最後に、今後のお知らせも少しだけ添えています。
ぜひご覧いただければ嬉しいです。
息を吹き込む、夏の立ち上がり

6月中旬、イタリアではファッションウィークの足音とともに、街と人とが静かに熱を帯びていきます。
けれど、熱のはじまりはもう少し前から。
それは服や靴をつくる現場、すなわち工場やアトリエの中から始まっています。
各ブランドは、Pitti Uomo(今年は6月17日〜)を皮切りに、ミラノ、そしてパリへと向かうサンプル制作の真っ只中。

工場ではいつもより大きな声が飛び交い、アトリエではリズムが速くなる。
―incarnationが関わる革工場、縫製工場、靴工場でも、手を動かす人々の表情や動きに、いつもとは異なる前のめりな緊張感が漂っています。
この熱はやがて街にも広がっていきます。
服をつくる手と、服をまとう身体。その両方が、同じ方向へと少しずつ動き出すように。
やがてファッションウィーク本番が近づくと、フィレンツェやミラノの街角には軽やかな装いの人々が増え、会話の熱量も少しずつ上がっていくのがわかります。
都市全体が、ひとつの大きなアトリエのよう。
それぞれの思惑と創造が交差する、そんな空気が立ち上がり始めるのが、6月中旬のこの季節なのです。

incarnationも今、26SSのサンプル制作が約65%まで進み、ここからがまさに正念場。
アトリエの中では、秋冬のオーダーウェアと、春夏の加工前サンプル、乾きかけのレザーが共存し、空間が季節を跨いでいます。
この2つが交差する時期を迎えると、あらためて「春夏が動き出すな」と感じます。
今回はどんな仕上がりになるのか。
想像しながらも、また期待が膨らんでいく。
曖昧だった輪郭が、少しずつかたちを帯びていく。
そんな時間を、いま私たちはアトリエで過ごしています。
アトリエの扉を開ける朝
染色を終えたレザーウェアのサンプルをタンナーのタイコ(染色用ドラム)から引き上げる瞬間は、歓びと緊張が交差する場面です。
ムラ感、色の沈み具合、予定とは違う「偶然の出方」。

素材がこちらの想定を超えてくる瞬間に、制作の手がまた、次の方向へと動き出します。
「こうくるなら、こうしよう」「今はこの状態だけど、あの段階から一変するから、触らずに変化をそのまま待とう」。
今までの経験を手繰り寄せれば、仕上がりイメージがブレることはありません。

そして乾燥工程に入ったレザーウェアをラボに吊るし、翌朝、その様子を見に行く。
扉を開ける一瞬に生まれる、レザーのむせ返る香り。
前日と何が変わったのか、素材はどんな表情をあらわしたのか。
そんな緊張感と高揚感の入り交じる数日間が、今も続いています。

もちろん、アクシデントはつきものです。
実際、今回もひとつ、想定外の出来事が起こりました。
そのあたりの話は、メルマガを読んでくださった方には、少しだけ・・・。
でも不思議なもので、何も起こらなかったときのほうが、不安になる。
コレクションが完成されるまでの道のりとは、予定調和の外にあるからこそ、面白く、美しい。
そう感じています。
26SS コレクションまだ語れない、その全貌
26SSの全貌は、まだ語る段階には到達していません。
ただ、いまアトリエの中にある新たな試みや加工の痕跡は、完成されたルックよりもずっと、生々しく、同時に希望に満ちています。

まだ「完成形」の手前。
染め上がった当日の、まだ輪郭のあいまいなレザーウェア。
でも、そこにある熱はすでに本物です。
次回はもう一歩、26SSの中身へ。
コレクションについてさらに触れていく予定です。
26SSコレクションは日本国内でもご覧いただく予定で準備を進めています。
どうぞご期待ください。
メルマガ#2 明日配信

メルマガを明日、6月14日に配信いたします。
今回のサンプル制作の舞台裏や、小さなハプニングについては、メルマガで限定的にお届けしています。
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