incarnation Japanブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、以前のブログでも少し紹介したデニムについてお話ししようと思います。
26SSコレクションで登場した、こちらのデニムシリーズのパンツを日本へと納品させていただきました。
良い機会ですので、今回はデニムの洗いによって生まれる表情やサイズ感の変化について触れてみたいと思います。
レザー同様に、デニムも素材としての奥行きが深く、incarnationのレザープロダクトとの親和性がとても高い素材です。
そして育て方や向き合い方は、着る人の数だけ存在します。
今回は実際に私が実際に試着した際の着用感。洗う前後の違いなどを紹介しようと思います。
ぜひ最後までお楽しみください。
< 動画のご案内 >
デニムの着用感、サイズ感などを動画にまとめましたので、ご覧ください。
(現在、限定公開の動画ですので、お手数ですがクリックをお願いいたします。)
こちらをクリックしてご覧ください▶︎ https://youtu.be/8bsBtckP__I

セルヴィッジ デニム パンツ カーブレッグ JBP-1
SELVEDGE DENIM 15.5oz PANTS CURVED REG JBP-1 [art.81-6650]Col.T42

このデニムにはincarnationらしく、シルエットやパターンにはしっかりと意図が込められています。
脚のラインに対して直線的に落ちるのではなく、わずかに立体的なカーブを描くよう設計された構造。
そのため、履いた瞬間から「完成された形」を主張するのではなく、着用や洗いを重ねることで、徐々に輪郭が浮かび上がってくるデザインになっています。
この「余白」を残した設計こそが、
今回、紹介するリジットでの着用や洗いによる変化を、より面白くしてくれる要素です。
レザーと同じように、このデニムもまた「着て完成していく」ことを前提とした一本。
ここからは、
・リジットの状態で着用した印象
・洗いを入れた後の変化
この2つを、一例として紹介していきます。
形を作る履き心地 ― リジットデニムの印象
まずは、一例として、リジット(ノーウォッシュ)の状態で着用した際の印象から触れてみます。
こちら納品・新品の際はリジットの状態。
履いた瞬間は、15.5ozのしっかりとした厚みを感じつつ、リジットデニム特有の張りがあり、脚を包み込むというよりも、シルエットをしっかりと「形作る」ような感覚があります。
動いたときの生地の返りには、まだ硬さが残り、どこか緊張感を伴う履き心地。
ただし、それは不快な硬さではなく、これから身体に馴染んでいくための余白をしっかりと残した状態と言えると思います。

着用を重ねていくことで、履いた瞬間に生まれる皺が、そのまま「自分だけの経年変化」として刻まれていきます。
さらに洗いを加えることで、それまでに形成された皺や立体感が表情として強調されリジットから履き続けてきた変化が、よりはっきりと現れてくるのも特徴です。

なお、これはあくまで一つの楽しみ方であり、最初から洗いを入れて着用するのも、もちろん選択肢のひとつです。
身体に沿う感覚へ ― 洗いを入れた後の変化
最初から洗いを入れて着用することで、サイズ感の調整や履き心地を重視する方も多いと思います。
洗いを入れることで、リジットの状態に感じていた生地の張りは落ち着き、履き心地は大きく変化します。

生地全体が水を通すことで力が抜け、脚の動きに自然と追随するようになり、リジットの際にあった緊張感は、程よいコシと柔らかさへと変わっていきます。
洗うことにより一時的ですが、生地が引き締まり縮むことによりインディゴの青が密集し、洗濯直後は濃くなったように見えます。
履いた際の印象としては、「形を作る」感覚から、「身体に沿う」感覚へ。
今回のように洗濯のみした場合、生地は柔らかくなりつつも、デニム本来の張りや輪郭はしっかりと残ります。
サイズ感としては、水洗いで体感でハーフサイズ程度の変化。
ウエストや腿まわりの硬さが和らぎ、日常的に履きやすいバランスへと落ち着きます。
表情も均一になりすぎることはなく、リジットの際に刻まれた皺や立体感が、より自然な陰影として現れてくる印象です。

洗いを入れることで変化するのは、サイズ感だけでなく、生地の表情や落ち感も含まれます。
リジット時に生まれた皺や立体感は、洗いを経ることでよりはっきりと浮かび上がり、陰影としてデニムの表情に深みを与えてくれます。

洗い前と洗い後に現れる、表情の違い
洗いを入れる前(リジット着用1ヶ月)と、水洗い後の状態を、写真で並べてご覧ください。
文章では伝えきれない、生地の張り・陰影・シワの出方・色の密度感の違いが、視覚的に分かりやすく現れています。
洗い前(リジット着用1ヶ月)
生地の張りが強く、シワは線としてはっきり残る印象。陰影がシャープに出ています。
水洗い後
水を通すことで生地全体の力が抜け、シワが面としてなじみ、さらに陰影に奥行きが生まれています。






左:洗い前(リジット着用1ヶ月) 右:水洗い後






左:洗い前(リジット着用1ヶ月) 右:水洗い後
incarnationにとって、新品時のレザーは「完成品」ではなく、着る人の時間や動きによって育っていく存在です。
今回ご紹介したデニムも、その考え方はまったく同じ。
リジットのまま着用して皺を刻むのも、最初に洗いを入れて履き心地を整えるのも、
あるいは途中で洗いを加え、表情の変化を楽しむのも、どれも正解で、どれも間違いではありません。
レザーが着る人の癖や生活を映し出すように、デニムもまた、履く人の選択や向き合い方をそのまま表情に残します。
硬さから柔らかさへ、張りから落ち感へ、線から陰影へ。
その変化は、誰かと同じになることはなく、一着一着が、それぞれの時間を刻んでいきます。
「どう育てるか」ではなく「どう向き合うか」。
レザーと同じように、デニムもまた、着る人とともに完成していく存在です。
ぜひ、ご自身のペースで、このデニムがどんな表情へ育っていくのかを楽しんでいただければと思います。

[こちらの商品は下記のディーラーに取り扱いをしております]
CABANE
GULLAM
karaln
MORPHINE
Royal Flash Minami Senba
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
incarnation Japan
WATANABE
26AW 日本展示オーダー会のご案内

日本での展示オーダー会を開催いたします。
今回は2月開催分のご案内です。3月の日程については、追って更新いたします。
写真や言葉だけでは伝えきれない、素材の重なりやシルエットの奥行き。
実際に手に取り、袖を通しながら、ゆっくりと向き合っていただける機会です。
incarnationの今を、体感していただけたら嬉しく思います。
GULLAM
◾️日程
2月22日(日)・23日(月・祝)
◾️会場
PANOF E-STUDIO
東京都渋谷区恵比寿南1-14-9 B1F
◾️お問い合わせ
GULLAM
TEL:03-6416-4700
Mail:shop@gullam.jp
※アポイント制
※デザイナー在廊
※ご来場を希望される方は、事前にGULLAM様へお問い合わせください

incarnation Japan
GULLAMでの開催に続き、incarnation Japan 主催の展示オーダー会も引き続き受付を行っております。
デザイナー本人が在廊し、素材やシルエット、着用感について直接お話ししながらご覧いただける機会です。
◾️会場
PANOF E-STUDIO
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南1丁目14-9 アルティUn B02(恵比寿駅より徒歩5分)
◾️日程
2月20日(金)15:00〜20:00
2月21日(土)10:00〜20:00 (ご要望をいただき午前中の枠を増やしました)
※アポイント制
※デザイナー在廊
*現在の空き状況 (1枠:1時間〜1時間半を目安とさせていただきます)
20日 15:30〜18:00まで【1枠】
21日 10:00〜12:00まで【1枠】
21日 13:00~14:30【1枠】
21日 17:00〜19:00まで【2枠】
◾️ご予約・お問い合わせ
Mail:jp-store@incarnation.jp
担当:寺田
オフィシャルLINE(ブログ最下部にてご案内)からもお申し込みいただけます。
・お名前
・ご連絡先(携帯番号)
・ご希望日時(第1希望/第2希望)
※ご連絡をいただきましたら、24時間以内にお返事いたします
◾️オーダー・お支払いについて
ご注文の際には内金を頂戴しております。
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そのほかのご相談についても、当日お気軽にお声がけください。
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