2024 January STORY / Staff URANO

1月旅の話
来週初の開催となる incarnation JAPAN Official の接客へ向けてもう少し私自身ことに触れようと思う。
少しでも私自身のことを知る参考になって頂ければと思っています。
前回のブログにてアウトライン的に私の紹介をしました。
今回は incarnation JAPAN Official の発足へも向けて明確に動き出した2度の旅の話を書こうと思う。
* 来週末の開催までに11月の旅の話を書きます

今年に入り1月と先月11月の2度
私はイタリア Perugia(ペルージャ)へ向かいました。
まずは1月の話

1月に渡航した際にはまずはパリへ
incarnation JAPAN Official としてではなく、インラインのコレクション会場へまずは向かいました。
この1月のファッションウィークに掛かる季節のパリへ足を踏み入れたことは過去にもあった。
コロナ禍もありしばらく足が遠のいていたけれど、覚えている肌感覚で言えばとても寒い印象があったのでインラインからリリースされていたムートンを着込んでの渡航だったが、到着後(シャルル・ド・ゴール空港への到着は深夜だった)思ったよりも暖かいパリであることに驚いた。

パリの一角
アパートメントを借りてのコレクション。(ちょうど現在各ディーラー様で展開されている 2024 AW シーズンコレクション)
バイヤーや関係者などが訪れる。

空気感
世界観
私自身がバイヤーとしての意味合いで incarnation に初めて触れたのは同じくこのパリの地だった。

会場としていたアパートメントの素晴らしいところは、広々とした室内空間と趣のあるディテールだけでなく「そのまま寝ることが出来る」(各自ちょうどパートとしての部屋があった)ことだった。
私達(Keita OGAWA+KENZO(LOSTMAN Designer)+私)は昼夜を問わず語り、incarnation JAPAN Official へ向けたイメージ共有を話し合った。
それはもちろんとても特別な時間であり、イメージを固めるために必須の時間であったとも言える。
特にインラインコレクションを眼の前にすることで、それとはまた大きく意味合い、モノ作りの目線としても違った incarnation JAPAN Official の方向性を紡ぎ合わせていく作業の時間でもあった。
またそれと同時に私自身はこのインラインのコレクションを通じてパリの地で自分自身をその空気感に馴染ませるための貴重な時間ともなった。

一時の時間をパリで過ごしその後にイタリアへ向けたフライト
前日に皆で撤収作業をし、私は+1日パリに滞在
Keita OGAWA は一足先に帰国。
追いかけるようなフライトとなった。

ミラノなどは行ったことがあったけれど、Perugia の街は初めての滞在。
その荘厳な景色と景観は息を呑むものがあった。
まさしく古都が現存しているようなそんな街。
(日本でもサッカーで中田英寿が所属していたり、今はバレーボールの石川祐希が所属していることでも聞き馴染みがある街かもしれない=ただし私もOgawaもあまり・・・そういったことに興味がない・・・(笑))

さて、ある意味ではここからがこの旅の話の重要なファクター部分。

incarnation JAPAN Official のスタートを切るにあたり私とOGAWAとで日本でのコレクション時やオンラインでのミーティングを長い時間重ねてきた。
それは本当の意味で、実際的な意味合いでの長い時間だ。
数年・・・
それが本当のところである。
その上で私自身がこの incarnation JAPAN Official の日本での接客に当たる上でお互いに擦り合わせてきた最後の部分。その欠片。
それがこの旅の大切な意味合いを持つ。

私自身が incarnation の製造プロセスの全てを知ること、触れること

である。

それを得た上で私が日本において最高の接客が出来るのではないだろうか。
それが私達が到達した意見でありマインドだった。

もちろんバイヤーとしての歴はある程度あり、基本知識以上の深層部分にも触れて incarnation というブランドそのものを私は理解している自負はあった。けれどもそれはある意味では額面上であり出来上がった作品の到達点部分のみしか知る術がなかったというのは当然のこと。
コレクションに掛かるサンプルも製品作品として納入されるモノもその完成形でのみ私は触れる訳で、その製造過程やプロセスは OGAWA からの説明としての理解ではあるものの実際にこの目と手で触れる機会はなかったからだ。
OGAWA からの「実際にここに来て全てを見て欲しい」という言葉がこの旅の始まりであったのだ。

ひとつ ひとつ

そのすべてをここに書くにはあまりにも膨大過ぎる内容であるので、どの各ディティールの奥行きは回を追って個別に書いていきたいと思っている。
今回は少し大きな枠で書くことにする。

まずその中でタンナー
言わずと知れた incarnation にとって(それは当然インライン、incarnation JAPAN Official共に)欠かせない最重要でかつブランドの根幹であり、言い過ぎではあるが「それがなければなにも始まることはない」と言って過言ではない。
そして、そのブランドの根っこを支えているのがタンナーたちである。

incarnation では原皮を取り扱うまさしく革作りのすべての「土台を担うタンナー」とその先にタンナーから仕上がった革をさらに仕上げるタンナーであり染め作業をはじめとした「革から製品へと向かうプロセス」を担う(と言ってもその部分からは OGAWA が実際に自分の手を使って作業をするという通常ではありえないブランドスタンスのためこの線引きと説明がとても難しい)タンナーがおり、そのすべての人間がブランドの意図と存在意義を認めて OGAWA たちと共に製品を作り上げている。

私達にとって(勝手にそれはこのブランドを愛してくださりこのブログを読んでくださる方々)incarnation とレザーとは当然ながら切っても切れない縁深き存在。
日本を飛び出しイタリアへ渡り15年近いブランドの歴史を生み出す OGAWA の物作りの一番の真髄であり、真骨頂の部分。
絶対に、それは本当の意味での絶対的な部分である必要がある。

サンタ・クローチェ

革作りにおいて揺るぎなき聖地と呼べる場所
そして革、レザーを語るうえで避けては通れない場所でもある
その場に身を投げて向き合ってきたこのブランドにしか出せない世界観のすべてが詰まった場所でもあると言える。

皮作り(原皮から革へと変わる過程)、革作り
もちろん革だけでなく私も身を置くアパレルにおいて、そして現代においてその様々なプロセスは日々機械化されていく産業でもありコストが優先されるのは当然のこと。
しかし革という最もアナログで生き死にに近い場所、意味において徹底した「昔ながら」の手順を踏み、むしろその後側へ下がっていくことでたどり着く世界があることを私自身肌でも感じる大切な時間でも在った。
特に私のようにバイヤーでもあり方や自身もブランドデザイナーを務めていることも含めるとそれはある種の衝撃でもあった。

塩漬けされた革から「タイコ」(日本ではそう呼ぶ=次の旅の話で写真を載せます)という大きな革を鞣していく機械がある。
タンナーが説明してくれる。
「わざわざ古い工場を買い取ったんだ。なぜならここには昔ながらの木製のタイコがあるからだ。現代化されたステンレスのタイコはオイルなどはそのタイコ本体の木に染み込んでいくことはない。昔ながらの木製のものは木そのものにオイルが浸透していき、不要なオイルは自然と外へを排出してくれる。もちろんその分長い時間を掛けて革もタイコも育てる必要があるが、だからこそ生み出せる雰囲気があるんだよ」
革を乾かす過程も、すべて職人が手作業を経て吊るしていく。
実際にこの写真を撮っている最中も作業は続いていた。
またさらにその乾かし方においても空調設備ではなく外からの空気を循環させて(ある意味では隙間風だらけの建物という意味にもなるけど)鮮度の良い空気を保ちつつも室温を維持するために部屋の四方にこれまた旧式の温風機の要素をもった機械が設置されていた。

伝統

一言で言えば単純明快だけれど、その多岐に渡る無駄なプロセス
そう、現代的な意味合いにおいてのその無駄こそが最高の作品へとつながる

さらに言えばそれら伝統的な技法を用いて生まれてくる革たちをブランドとしてブラッシュアップしていく incarnation というブランドの在り方。
タンナーを巡ることで、その製造過程に触れることでブランド特有の製品染めが持つ意味も、それぞれ革が持つ特性も知ること、感じることが出来た。
なによりも言葉と意味として理解していたことを目の当たりにすることで私自身の身体の中に閉じ込められたと言って良いと思う。
ここで得た知識を皆様へフィードバックできるようにと改めて思いました。

あまりにも長い文章になってきたので(汗)=自分でも驚き
少しだけまとめながら書いていこう。

タンナーのあとに向かったのは靴の工場。
写真2番目のおかあさんの右奥にある木製の棚(写真だとちょっと分かりづらいですね)
「これは私のおばちゃんの時代から使ってるんだよ」、と。
タンナーのところにも載せた言葉にすると短いイタリア伝統のという一言。
でも、その実際の重みと積み重ねた技術。なによりその技術をさらに高めようと努力している姿を感じずにはいられなかった。

イタリアにおいてもこういった伝統的な手法はこれまたタンナーと同じくどんどん少なくなっていっているのは現実的な事実だと OGAWA にも教わった。
グッドイヤーウェルト製法のためのマシーン。それは50年以上の歴史を持ったものだと言う。
オーナーが僕に見せてくれたのは「ちょうど作っている途中で革が裂けてしまって作り直しになるからさ」と言って手渡してくれたはノルウィジャン製法の作りかけで中底からなにからその層になっているパーツをすべてバラして僕に構造を教えてくれた。(記念に持ち帰って自分の店の棚に大切に保管している)
伝統を重んじたその作りは当たり前だけど簡素化されたものとは違い出来上がりの製造過程も遥かに多い。
でも、そういったまさしく「層」を重ねることで(バームクーヘン状?)しか生み出せない重量とは違った意味での「重み」があるのだと感じた。

事務所から「コーヒー飲む?」と(当然エスプレッソ)オーナーの妹さん「この看板とかすごいでしょ?VIBRAM社の創業自体のヤツよ。あとはこのブーツ、これなんて機械時代の前のすべて手縫いだった頃のおばあちゃんの作品なの」と。
それはとても誇らしいように見えた。

まだまだ続く社会見学(笑)
次は縫製工場へと。
こちらも代々続く縫製一家でお仕事として働く人たちも「みな家族よ」(血は繋がってなくとも)と。
驚きだったのは、、、
僕もブランドデザイナーとして長い事このアパレルに居るがほぼ聞いたことがない(しかもあくまで小規模工場では余計にだ)「すべてを縫う」工場だと言うこと。
わかりやすく言えばブーツやバック等小物を除いた incarnation のウェア、パンツ、シャツやカットソー、そしてそれはレザーでも布帛でも本当の意味でのすべて。
本当に聞いたことのないことだった。
分かりやすく言えば日本は(というかこれはあとでOGAWAから聞いたところによるとイタリアも基本はそうらしい)シャツはシャツ工場、レザーはレザー工場、パンツはパンツ工場(もっと言えばデニムとスラックスもまた別の工場)であることが常だ。
なぜなら使うミシンも糸もそういった資材もさることながらそれぞれの製品を扱うための「慣れ」(慣例と言っても良い)が必要であることが多いからだ。
私のブランドも比較的イレギュラーで多くの個別の工場を使うよりはかなり職人に無理を言って出来るだけ同じ素材やアイテムをまとめて縫わせることが多い(それの一番の理由は縫い手が変わるとその製品自体の「雰囲気が変わるから」)がそれを圧倒的に凌駕するすべて・・・
本当に驚きだったけれど、実際に一人がレザーを縫っていてその後ろのミシンでは布帛の服が縫われていく。
「わたしたちは1年中のほとんどを KEITA のモノたちをずっと縫っているの。だからね、出来るようになったのよ」と笑顔で話してくれたのは姉妹オーナーの妹さんだった。写真には写っていないけれどオーナーの娘さんも工場には居てやはりここでも次の代が、また次の次世代を作っていくことを感じた。

独特の雰囲気を持つオーバーロックの手法(もちろんそれ専用のミシン)
製品染めのために縫われていくレザーたち(それは「製品染め用」とされる必要不可欠な細部までのディティールなのだ)
完成の意味合いを持つリベットスタッズ(ロゴマーク)

ミシンの音が鳴り止まない工場は音の賑やかさとは相反する居心地の良さだった。

まだまだ・・・まだまだ・・・(笑)
小物を組み上げ縫い上げる職人。
ここでも OGAWA 自体がちょうど量産(本生産)の段取りをしつつ私を紹介。
OGAWA が革の材質と使用部位「バックのここにこのちょうど馬の背中の柄が入るようにしたい(ラグリンザード特有のデザインのため)」
職人はすでに電卓を持ち(お金の勘定では当然ない)必要とされる革の分量を即座に弾き出していく。
この段階で革の分量が足りなければ OGAWA はすぐにタンナーにまた連絡をして追加の革の手配などをする。
まさしく阿吽の呼吸と呼ぶべき息の合い方で進む。

工場を巡り単純明快に思ったこと。

人と人とのシンクロ

KEITA OGAWA が持つ世界観を「共有」しているということ

その制作過程、その人間関係という土台がしっかりと組み上がっているからこそ出来る incarnation というブランドがその特異的なプロダクトが生み出せる

もうひとつ

みな楽しそうであるということ

みなでひとつを作る

そしてラボラトーリオ(アトリエ)へ

まさしく上記で紹介してきた各職人たちが作り上げたそれぞれのパーツが融合し立体感を持ち最後の作品として完成される場所。
Perugia 滞在のうちほぼ毎日紹介してきた職人たちと会い、またこのラボラトーリオへとスタッフや OGAWA たちと実際の製造におけるプロセスを学んできた。
ラボラトーリオでは
縫製前の段階でのタンナーから仕上がってきた革やこれから仕上げていくレザーの最後の仕上げ
それらを裁断物として縫製工場へ渡す前の段取り作業
縫製工場で縫い上がったアイテムたちを製品染めを行うためにタンナーへ持ち込む前の準備
タンナーで染め上げた製品を乾燥させていき、そのプロセスの中でサイズの最終調整と最終仕上げ工程(これが本当に壮絶である種の精神的な部分との戦いであり、だからこそ incarnation のプロダクトが出来上がると言った絶対的部分)
などなどあまりに多岐に渡る
この1月の旅の部分と、次回紹介する11月の旅に掛けての2度の滞在で OGAWA が言っていた「すべて」をある種の完全網羅と言って過言ではない本当の意味でのすべての部分を見て触れることが出来た。

特に1月の滞在では概要的な意味合いはもちろんのこと。
型紙の保管方法から実際の裁断の行われ方。
全製造プロセスの理解。
そういったことを網羅した上で、私自身も実際に「製品染め」アイテムへの最終工程に携わった。

タンナーで染め上げた製品をタンナーから持ち帰り。
何気ない風に書いているが片道200kmの距離を日々持ち込みと引き上げで車で往復移動する=製造ピーク時の季節は週に数度往復するようだ。最終の仕上げ作業は本当の意味で1点づつ、1着づつ行っていくので例えば一度に30着や50着といった数量を仕上げていくことは現実的ではないため少量の数を都度染め上げ(その分何度も往復が必要)作られていく。
1点づつにオーダーを受けたディーラー様のお名前が記載されたプレートが取り付けられ(つまりその時点である種の名前という命が吹き込まれる=まぁ裁断時からそれらが始まると言ってよいが)製造ミスを無くすためにモデル名やカラーやサイズ、サイズ調整のディティールなどが書き込まれて仕上げの工程がスタートする。

製品染めでは「それぞれの革の特性ごと」に違った縮み方をするため、それぞれの革に合わせて各パーツを完成予定サイズまで合わせていく。
これは本当に気が遠くなるようなプロセスで、5日程度に渡り染め上げて完全に濡れた状態から少しづつ乾いて縮んでいく革(革に限らず布帛もだけれど、洗いによって縮みを起こすのは乾くその手前ごととなる)を毎日同じ時間に採寸し調整を掛け、それを繰り返す。1度に調整を掛けると当然革への負荷と仕上がりに違和感を生み出すのでとにかくじっくりと、じっくりと匍匐前進のような毎日が続く。毎日採寸データと仕上がり予定の寸法との戦いであり、見ていても非常に精神が削られる作業だと感じたが、1番の驚きはこの作業自体を「全て自分たちで行うこと」に在る。
工場や外注と言った人間ではなく染め上げ作業を終えてタンナーから持ち帰った段階からの最後のこの砦部分は一切外部の人間の手を借りることなく incarnation のスタッフで行うという徹底ぶり。
OGAWA は言う。
「これだけは絶対に誰にも任せることが出来ないですね。ここが完成の全てに繋がる最大の難関ですから。まぁ頼んでも誰もやってくれないですし、この作業は無理ですからね(笑)」
染め上げから完成までは当然ながら日々徐々に乾燥していき縮みを追っていくので染め上げた日から完成までの日数は絶対にラボラトーリオを離れることが出来ない。間に週末があっても縮みのチェックは毎日行う必要がある。
ユーザー様にも良く聞かれることだけれど「incarnationの製品染めの作品って例えばファスナーも歪んでいないし全体にきれいですよね」
答えはまさしくこのラボラトーリオでの最終作業にあって、染め上がった段階のアイテムを例えばただ乾燥させて完成されると「ただの縮み上がった製品」となる。
しかし手前で説明した日々そこに伸ばしの作業が行われ、各パーツ、各部が調整されていくことでファスナー部分は一度ファスナー周りの革が縮んでいてもそれらが最終的に予定通りの長さとして伸ばされて調整がなされ、まるで元々から裁断された革が縫製されたかのような完成品が生まれる。

そして作業はこの伸ばしだけでは当然終わらず、調整がなされてアウトラインとしてまで仕上がった製品たちはその後に色の補正(製品染めは部位によっては染料の浸透性もまた異なるため)として各部へのカラー入れの作業やオイル補正があり
その後は各ディティールの最終仕上げとしてアイロンを使用し全体のツヤ出し作業と同時に衿縁、裾縁などの OGAWA が言う「ピシッとしているべきところはピシッとさせる」という各部の仕上げ作業をこれももちろん全て手作業で行っていく。
私も実際にこのオイル入れ作業とアイロン仕上げを手伝わせて頂いたが、1着づつに掛けていく時間は途方もなく・・・(もちろん慣れていないということは大前提はあるけれど)これを日々、着数ごとに繰り返していく。
同時のこの作業は細部まで1点づつ自分たちで触れてチェックしていくことで染める前に見えなかった小キズや縫製ミス(または染めのプロセスでの遠心力等で掛かる生地や革に掛かる負荷)などの確認作業でもあると言える。そういった部分まで自分たち自身で行うことで徹底した品質の管理にも繋がるのだ。

さらに言えばいくつかこの作業が在ることでの大切な部分を OGAWA が言っていた。

「この作業を自分たちで行うことで作業の中でさらにクオリティを上げていくことのアイデアが生まれることもあるんです。誰からに任すとそこが完成になっちゃうけれど、自分は自分で『もっと良いもの』へ向けてさらに思いつくこともありますしね。この仕上げ方で見え方が全然違いますから。」

私は incarnation のプロダクトをお客様へ紹介する際に「これってこのクオリティに対しての対価としては安いんですよ」(もちろんそれはあくまでも主観として)と説明する。つまり、こういった最終作業や工場とのやり取りにどこかの企業や仲介者が入るとそこには当然ながらコストが生まれる。
基本的はそういったプロセスとなによりもこの最後の仕上げ作業を自社、自分たちで行うことによって製造のコストは大きく抑えられている。
もちろん額面としての販売額が安いとは言えないが、「ここまでやってのこの値段」という意味合いにおいては私は絶対的に、そしてある種の相対的に考えると安価であると思い続けている。またそれも踏まえた上で世界的な評価も高いと考えている。

こういった製造に関する詳細を紹介しても良いのか?

OGAWAに聞いてみたことがある。

「いいですよ。全部。『できるもんならやってみろ』って正直思ってますから。この作業やプロセスを出来るならやってみればいいですし、これを日々継続して続けることを他の人が出来るなら。そして僕はこの15年これをゼロから始めて続けています。ここまでに積み上げた技術としての自負もある。そういう意味では僕に追いつけるならそれも含めて出来るならやってみろって思いますよ。」

信じられるひとたち
技術、知識を含めた意味合いでタンナーや各職人への託せる部分と自分たちでないと出来ない部分との明確で魂のこもったプロセス作業

決して進化、深化へ向けて足を心を止めることなくそこに留まることなく
まだもがき続いている姿

完全に・・・長過ぎる説明になりました。(汗)
でももちろんこれでもとても足りないです。
それほど私にとっても濃密な時間であり、実際的に内容と意味合いも濃密です。

インラインコレクションアイテム、incarnation JAPAN Official それぞれの作品、プロダクト
そのどれもがこういったプロセスを踏み作品として仕上がっていく
incarnation というマインドが詰まっている

私はこのブランドに新しい立場で携わり、少しでもこの詳細でありリアルな説明が出来れば良いと思っている。
そのうえでユーザー様にとっての最高の1着、生涯に渡るパートナーとなる作品を手にしてもらえたらと思っている。

デザイナー Keita OGAWA のマインドそのものを離れた日本に居ながらそれを販売員として1番近い距離と知識を持って。

そういう存在で在れたらと考えています。
ぜひどのようなことでもお気軽にお声掛け頂ければ幸いです。

さて、、、ここまで書いて11月の旅の部分をどう書こうか悩みます。(笑)

滞在した Perugia の街は本当に美しく
イタリアはある意味ではどこもと言って良いかもしれないがゴハンも美味しい
滞在中に食事もずっと共にさせて頂くがそれもまた楽しみの1つ

荘厳な世界観は
またこれも incarnation というブランドの背景にも繋がっていると感じた

今日の最後の最後のサービスショット
スタッフ WATANABE
ジェントルマンの彼(一時日本滞在の折にはしばらく私のショップの手伝いもしてくれていた)は「ウラノさんお持ちします」と言ってデコデコ凹凸の石畳の Perugia の街ももろともせずに私のキャリーケースを引きずってホテルまで運んでくれた。
まさしくある意味では最高の incarnation の権化的存在で正装としてほぼほぼ1年中常に全身レザー
この日も革ジャン×革パン×レザーバック・・・で写真では見えないけれど革ジャンの中にはレザーベスト(笑)

最高です。

では次回更新も宜しくお願い致します

あ、そうそう。

ぜひ 2024. 12 / 14、15、16
上記 3日間で incarnation JAPAN Official 初の個展を行います
お気軽にご来場頂けますのでお近くの方などぜひどうぞ

—– 詳細はこちらの告知を御覧ください

incarnation JAPAN Official / Staff URANO

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA