無骨なブーツを、少し軽やかに。ENGINEER BOOTS EG-1

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANの渡辺です。

皆さんは、エンジニアブーツと聞くと、どんなスタイルを思い浮かべるでしょうか。

私の場合、やはり最初に思い浮かぶのは、バイカーやアメリカンカジュアルのような、無骨で力強いスタイルです。

厚みのある革に、大きなバックル、重厚なソール。

そうした力強さは、エンジニアブーツが長く愛されてきた理由のひとつだと思います。

ただ、そのイメージが強いからこそ、普段の服装には少し取り入れにくいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、エンジニアブーツは好きなのですが、必ずしもバイカーらしいスタイルに合わせる必要はないと思っています。

むしろ、少し柔らかい服装に合わせた時にこそ、ブーツの持つ力強さが違った形で生きてくることもあります。

そこで今回は、incarnationのエンジニアブーツ「EG-1」を中心に、少し雰囲気を変えたコーディネートを組んでみました。
エンジニアブーツらしい無骨さを残しながら、普段のスタイルにも自然に取り入れる。

そんな一つの着方として、ご覧いただければと思います。

無骨さを、少し和らげる


今回のコーディネートでは、エンジニアブーツ以外のアイテムをできるだけシンプルにまとめています。

トップスには、落ち着いた深い色味のオリーブカラーのニット素材のカットソー。

パンツも装飾を抑えたものを選び、全体を暗めの色で統一しました。

エンジニアブーツというと、レザージャケットやデニムなど、同じように力強いアイテムと組み合わせるイメージがあるかもしれません。

もちろん、そうしたスタイルも格好いいと思います。

ただ今回は、あえてブーツ以外のアイテムに強い主張を持たせないことで、少し違った雰囲気を作ってみました。

特にカットソーの柔らかな印象と、足元の重厚なレザーブーツ。

素材も形も異なる二つですが、こうして組み合わせてみると、意外と自然に馴染んでくれます。
ブーツの無骨さをなくすのではなく、周りの服との組み合わせによって、その印象を少し和らげる。

個人的には、そんなバランスも面白いと思います。

足元に残す、少しの力強さ


今回のコーディネートで、もうひとつ意識したのがパンツとのバランスです。

エンジニアブーツは、筒の長さやボリュームがあるため、パンツとの組み合わせによって足元の印象が大きく変わります。

今回はパンツの裾をブーツの中へ収めることで、エンジニアブーツらしいシルエットを見せています。


ただ、足元だけが必要以上に重くならないよう、パンツには適度なゆとりを持たせながらも、すっきりとしたシルエットのものを合わせました。

incarnationのEG-1は、エンジニアブーツらしい重厚感を残しながらも、筒まわりを細く設計したモデルです。

そのため、こうしたパンツとの組み合わせでも、足元が大きく広がりすぎず、全体のシルエットをまとめやすいと感じます。

そして、少し離れて全身を見てみると、シンプルな服装の中で、足元のブーツがほどよい存在感を持っています。

すべてを軽く、すっきりとまとめるのではなく、最後に重さを残す。

私は、このバランスが今回のコーディネートで気に入っているところです。

一枚羽織ることで変わる印象

そして今回は、同じ組み合わせにロングコートを羽織ったスタイルも組んでみました。

カットソーとパンツだけの時には、比較的ラフな印象だったコーディネート。

そこに着丈の長いコートが加わることで、全体に縦のラインが生まれ、少し落ち着いた雰囲気へと変わります。

面白いのは、足元のエンジニアブーツは何も変えていないということです。

同じブーツでありながら、合わせる服によって見え方が変わっていく。

カットソーと合わせてブーツインにすれば、少しラフな印象に。


一方、ロングコートを羽織り、パンツの裾をブーツの外に出すことで、落ち着いたスタイルの中に、足元の無骨さがさりげなく残ります。

エンジニアブーツだからといって、必ずしも全身を力強いアイテムで揃える必要はありません。

むしろ、こうした異なる雰囲気の服と組み合わせることで、ブーツの持つ魅力がより自然に見えてくることもあると思います。

エンジニアブーツを、もっと自由に


今回ご紹介したコーディネートは、エンジニアブーツを普段の服装に取り入れる、一つの提案です。

バイカーやアメリカンカジュアルのような、昔ながらの力強いスタイルも、もちろんエンジニアブーツの魅力だと思います。

ただ、それだけに着方を限定してしまうのは、少しもったいないようにも感じます。
今回のようにカットソーと合わせてラフに履いたり、ロングコートと組み合わせて少し落ち着いた雰囲気にしてみたり。

難しく考えず、普段着ている服に合わせてみる。

それだけでも、今までとは違ったエンジニアブーツの楽しみ方が見つかるかもしれません。

そんな一つのきっかけになれば嬉しく思います。

今回使用したエンジニアブーツ「EG-1」の素材やデザインについては、以前のブログでも詳しくご紹介しています。
ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
(前回のブログはこちら▶︎https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5228)



今回使用したアイテムは、下記よりご覧いただけます。

使用アイテム

HORSE RG LEATHER ENGINEER BOOTS EG-1
https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-rg-leather-engineer-boots-eg-1-vibram-soles-goodyear-welt-piece-dyed



COTTON 100% PANTS SJP-3
https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-100-pants-sjp-3



COTTON 60% / AC 40% CUT & SEWN SJC-1
https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-60-ac-40-cut-sawn-sjc-1-olive

今回も最後までブログをご覧いただき、有難うございました。

incarnation JAPAN
渡辺


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incarnation レザーバッグ|音楽とファッションが生んだ自由な発想


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
incarnation Japanの寺田です。

今日は、少し懐かしい写真からお話を始めたいと思います。

こちらは2019SSコレクションの写真。
覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。


今から7年前のコレクションですが、こうして見返すと、当時のデザインやスタイリングには、今のincarnationにも通じるものがあります。

そのひとつが、今秋オンラインストアに登場したレザーバッグ。

今回は、このバッグについてご紹介したいと思います。

80年代の音楽シーンから生まれたアイデア


2019SSコレクションのテーマは、80年代の音楽シーン。

当時の音楽やファッション、さまざまなカルチャーから着想を得たコレクションでした。

incarnationでは、音楽とファッションが重なり合うことも多く、このシーズンもそのひとつ。

今回ご紹介するバッグの原点となったのは、パンクファッションに見られるBum Flap(バムフラップ)です。

写真のモデルが腰からヒップにかけて身につけている、少し変わった形のレザーアイテム。

バムフラップは、腰の後ろから布や革を垂らして身につけるもので、もともとは地面に座る際、衣服の擦れや汚れを防ぐために使われていたともいわれています。

80年代のパンクのファッションにも取り入れられ、現在ではパンクスタイルを象徴するアクセサリーのひとつとして知られています。

incarnationでは、その特徴的なシルエットをレザーバッグとして表現しました。

2019SSのモデルはマチがなく、多少の収納はできるものの、バッグとしての実用性よりも装飾性を重視したデザイン。

革の端にはオーバーロックを施し、クロスステッチを組み合わせることで、incarnationらしい表情に仕上げています。

腰からヒップへと流れる革のラインが、スタイリングのアクセントに。

こうした発想も、incarnationのデザインの面白さのひとつだと思います。

受け継がれるレザーバッグのデザイン

art.11V-9757 HORSE LEATHER BAG SNAT PACK SP-1 UNLINED 


そして今秋、incarnation Japanのオンラインストアに新しくレザーバッグが登場しました。

そのデザインの原点となっているのが、先ほどご紹介した2019SSのコレクションです。

当時のモデルで印象的だったのは、革の端に施されたオーバーロックと、特徴的なクロスステッチ。


どちらもincarnationらしいディテールであり、今回のバッグにも受け継がれています。

一方、変化したのが、その使い方。

腰からヒップにかけて垂らす、装飾的な要素の強かったアイテムから、腰の位置でも、背負っても使えるレザーバッグへ。

独特な曲線や身体に沿うシルエットを残しながら、日常での使いやすさを考えたデザインへと発展しました。

デザインの特徴を残しながらも、バッグとしての使い方が大きく広がっていることが分かります。

デザイナーが日常で愛用するレザーバッグ

ミラノのディーラーにて

デザイナーは、日帰りで出かける際によくこのバッグを使っています。

以前から見慣れていたはずなのですが、ある時、少し離れたところから斜め掛けにしている姿を見て、いいなと思いました。

身体に自然に沿うバッグの形と、全体のバランス。

普段どおりに使っているだけなのですが、その何気ない姿が印象に残っています。

バッグだけで見るのとは、また違った良さを感じました。

今回のバッグは、2019SSのデザインを受け継ぎながら、日常での使いやすさも考えられた仕様になっています。

まずは、バッグを一回り大きくし、マチを加えました。
i padなどを入れやすい大きさに、そして身体に沿う独特なシルエットを残しながら、少しマチを加えることで収納力を高めています。

内側にはスマートフォンや小物を収納できるポケットを設け、キーなどを簡単に取り付けできるDリングも加えました。

バッグの中で小物を探す手間が省けたり、必要なものを取り出しやすかったり。こうした細かな仕様も、普段使いには嬉しいところです。

今回使用しているのは、植物タンニン鞣しのホースレザー。
従来のモデルよりも厚みのある革を使用することで、バッグの立体的なフォルムが際立ち、オーバーロックやクロスステッチも、より印象的に仕上がっています。

使い始めはしっかりとした質感がありますが、使い込むにつれて少しずつ身体に馴染んでいきます。
艶や風合いが増し、使う人によってバッグの表情も変化していく。
こうした経年変化も、レザーの楽しみのひとつです。

2019SSの装飾的なデザインを残しながら、普段の生活でも使いやすくなった今回のバッグ。

斜め掛けにした時のバランスもよく、普段のスタイリングにも取り入れやすいと思います。斜め掛けにした際のサイズ感やバランスについては、YouTubeでもご紹介しています。

ぜひ参考にしていただければと思います。

下記をクリックしてご覧いただけます。
https://youtu.be/SGXy2gMlXhg?si=L0ta2R7-pwhF4jzD



そして、現在のバッグへ

音楽やカルチャーから生まれたアイデアが、レザーという素材を通して形になり、年月を経て新しいデザインへとつながっていく。

ひとつのデザインが、こうして形を変えながら受け継がれていくところにも、incarnationのものづくりの面白さを感じます。

2019SSを覚えている方には懐かしく、今回初めてご覧になった方には、incarnationのデザインを知るきっかけになれば嬉しく思います。

今回ご紹介したバッグは、日本のオンラインストアで残り1点となりました。

特徴的なデザインでありながら、普段のスタイリングにも取り入れやすいレザーバッグ。この機会にご覧ください。

HORSE LEATHER BAG SNAT PACK SP-1 UNLINED
詳細はこちらから▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-leather-bag-snat-pack-sp-1-unlined




incarnation Official (Italy)|Made to Order 開催中


現在、incarnation Official(Italy)のオンラインストアでは、6アイテムのMade to Orderを開催しています。

それぞれに異なるデザインやディテールを持つ、incarnationらしいレザーアイテムが揃いました。

日本のオンラインストアとはまた違ったラインナップをご覧いただけますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

incarnation Official Online Store(Italy)
詳細はこちらから▶︎ https://store.incarnation.jp/collections/made-to-order

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
寺田


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ダークグレーデニムを、incarnationらしく|ジャケットとパンツをどう着るか



いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
incarnation Japanの寺田です。

10月に入り、イタリアも朝晩は少し肌寒くなり、秋らしくなってきました。
日本も少しずつ秋が近づいている頃でしょうか。

先日、オンライン限定で展開しているデニムジャケットとパンツを再入荷いたしました。

デニムをベースにダークグレーの顔料をのせた、独特の表情を持つデニムです。
今回は、このダークグレーデニムについて改めてご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。

ダークグレーで見せる、デニムの表情

今回使われているのは、13.5ozのホワイトコットンデニム。

その上からダークグレーの顔料をのせることで、一般的なデニムとは少し違う、マットな乾いた表情に仕上がっています。

実際に触れてみると、最初は少し張りのある硬さも感じます。

でも、ここからが面白いところです。

着て動くことで生地にシワやクセが入り、身体がよく動く部分には少しずつアタリが出てくる。顔料も均一な状態ではなくなり、その下にあるデニム地が少しずつ顔を見せ始めます。

このような変化が比較的早く見えてくるのが、この生地の特徴です。

さらにincarnationらしいオーバーロックステッチが入ることで、その変化も均一には進みません。

おろし立ての時にはくっきり見えていたステッチや生地のラインが、着込むにつれて少しずつ崩れ、デニムそのものの表情に馴染んでいく。

アタリや色の変化を楽しめる一方で、着用を重ねるつれて出来上がるシルエットや全体のバランスには、しっかりとincarnationらしさが見えてきます。

一枚でも、レザーの中にも


このジャケットは、incarnationで初期に作られてきたGジャンをベースに制作。

いわゆるGジャンらしいデザインですが、実際に着てみると、シルエットはかなりすっきりした印象です。

身幅や肩まわりを大きく取ったタイプではなく、縦にすっと落ちるようなバランス。アームホールも大きすぎないので、着てみると収まりの良さを感じると思います。

そして、やはり目に入るのがオーバーロックのディテールです。
Gジャンの馴染みのある形の中にincarnationらしいラインを加えています。

春や秋なら、カットソーやシャツの上からそのまま一枚で。

少し気温が下がってきたら、中にフーディーを入れると、ネック周りに温かみを感じつつ、少しラフなスタイルに。

そして冬になれば、コートや少しゆとりのあるレザージャケットを重ねる。
このすっきりとしたシルエットがインナーとしても収まりやすく、そして襟やオーバーロックのステッチが少し覗くだけでも、いつものレザースタイルに違った表情が加わります。

季節が変わるたびにクローゼットにしまってしまうのではなく、合わせるものを変えながら長い期間着られる。

そんな使い方ができるデニムジャケットです。

COTTON 100% JEAN JACKET O/P ARM

詳しくはこちらから▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-100-jean-jacket-o-p-arm-unlined


デニムパンツをincarnationの形に

デニムパンツというと、5ポケットをはじめとした馴染みのある形を思い浮かべる方も多いと思います。

今回のパンツの素材は13.5ozのコットンデニム。
それをincarnationのパターンに落とし込むと、少し見え方は変わります。

脚に沿いながら、カーブする立体的なシルエット。そこから裾幅を少し広げ、足元に向かって自然なボリュームが出るように。

そして、脚の側面に沿って走るオーバーロックステッチ。
前から見た時だけではなく、歩いた時や横から見た時にも、このラインが効いてきます。

タイトに穿くよりは、少しだけルーズなくらいを想定したデザイン。
フルレングスなので、裾を少しためて穿く。歩けば生地が動き、立ち止まれば足元にドレープが生まれます。

足元はスニーカーでも、ブーツでも。裾幅があるので、incarnationのエンジニアブーツを合わせてもきれいに収まります。

最初は顔料がのっていることもあり、リジットほどではないものの、デニムらしい張りがあります。

それが穿く時間とともにこなれ、膝や腿、裾まわりには少しずつその人のクセやアタリが加わっていく。

馴染みのあるデニムパンツというアイテムを、incarnationのシルエットやディテールに落とし込む。

穿いた時に、一般的なデニムパンツとは少し違う。

その違いを一番感じてもらえるのが、このパンツだと思います。

COTTON 100% PANTS SJP-3

詳しくはこちらから▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-100-pants-sjp-3


秋から、また服が楽しくなる

そろそろ本格的な秋が近づいてきましたね。

イタリアも朝晩は少しずつ涼しくなり、ジャケットやレザーを着る人も増えています。

夏のシンプルなスタイルも好きですが、個人的にはやっぱり重ね着ができる季節になると、今日は何を着ようかと考えるのが楽しくなります。

今回のデニムも、そんなこれからの季節にちょうどいいと思います。

ジャケットにフーディーを合わせたり、寒くなればコートの中に着たり。

そして、パンツはスニーカーでも、ブーツでも。

その日の気分で組み合わせを変えながら何度も着ているうちに、デニムの表情も少しずつ変わっていく。

これからの季節、いつものレザーや手持ちの服にどう合わせるか。そんなことを考えるのも、ファッションの楽しみのひとつだと思います。

この秋も、それぞれの「こだわり」や「好き」を大切に、ファッションを楽しんでいただけたら嬉しいです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

incarnation JAPAN
寺田


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一着に隠された、三つの表情|JBM-2

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANの渡辺です。

今回ご紹介するのは、2026AWコレクションにて登場したホースレザーを使用した「JBM-2」です。

このモデルを見ていて私が面白いと感じたのは、革の種類や加工だけではありません。

一着の中で、着方によってデザインそのものが大きく変化すること。

フロントを閉じた時と、開いた時。

同じ一着でありながら、それぞれにまったく異なる表情を持っています。

今回は、そんなJBM-2の魅力について、ご紹介したいと思います。

一着に隠された、三つの表情

Art.11-42187 HORSE LEATHER HIGH COLOR W/BREAST MOTO LINED JBM-2
91NBK(BLACK EDITION)

JBM-2には、大きく分けて三つの着方があります。

まず、すべてのZIPを閉じた状態。

高く立ち上がる襟に、身体に沿うシルエット。

胸元には縦にZIPが一本走っていますが、それ以外のディテールは大きく表に出ておらず、正面から見た印象はとてもすっきりとしています。

しかし、ここから外側のフロントを開くと、最初の変化が現れます。

閉じていた時には隠れていた大きな襟と、斜めに走るZIP。

さらにスナップボタンや革の重なりが現れ、先ほどまでのすっきりとしたハイカラーとは違う、ライダースジャケットらしい力強い表情へと変わります。

そして、JBM-2にはもう一段階あります。

内側に配置された胸元のZIPを開くことで、首元から胸元までが大きく開き、先ほどとはまた違ったシルエットが現れます。

完全に閉じた姿。

外側を開いた姿。

そして、内側まで開いた姿。

何かを付け加えたり、取り外したりしているわけではありません。

同じ一着の中に三つの異なる表情が収められています。

しかも面白いのは、その三つが単純なアレンジに見えないことです。

閉じた状態だけを見れば、最初からそういうハイカラージャケットだったように見える。

開いた状態を見れば、今度は最初からその形のライダースだったようにも見える。

それぞれが中途半端な途中の形ではなく、ひとつのデザインとして成立している。

私はそこが、このJBM-2の一番面白いところだと思います。

見えなくなることも、デザインのひとつ

洋服のデザインというと、どうしても目に見えているものに意識が向きます。
襟の形やZIPの位置、ステッチや切り替え。

何を加え、どんな線を作るのか。
もちろん、それらも一着の印象を決める大切な要素です。

ただ、JBM-2を見ていると、それとは少し違った面白さを感じます。
このジャケットには、大きな襟や斜めに走るZIP、スナップボタンなど、ひと目で印象に残るディテールがあります。

しかし、フロントを閉じていくと、それらは革の重なりの中へ少しずつ隠れていきます。

そして、すべてを閉じた時に残るのは、高く立ち上がった襟と、すっきりとしたフロントです。

何かを取り外したわけでも、デザインそのものがなくなったわけでもありません。

そこにあるものを、あえて見えなくする。そして、ZIPを開けば再び現れる。

JBM-2では、何を見せるのかだけではなく、何を隠し、どの瞬間に見せるのかまでがデザインの一部になっているように感じます。

すべてを一度に見せるのではなく、着方によって見えるものが変わっていく。

個人的には、そこにこのジャケットの少し変わった面白さを感じます。

今回ご紹介したJBM-2は、フロントの開閉によって、それぞれ異なる表情を見せてくれるモデルです。

すべてを閉じたハイカラーの状態から、大きく襟を開いたライダースらしい表情まで、その日のスタイルや気分に合わせて着方を変えることができます。

同じ一着でありながら、ZIPの開閉によって大きく印象が変わるところも、このモデルの面白さだと思います。

今回ご紹介したJBM-2は、日本国内ではGULLAM様にてお取り扱いいただいております。

写真だけでは伝わりにくい襟の構造や、実際に着用した際のシルエットの変化も、ぜひ実物でご覧いただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

incarnation JAPAN
渡辺

[お取り扱い店 ]
GULLAM
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
tel  03-6416-4700
web  https://gullam.jp/

【今週木曜日にメールマガジンを配信しました】

今回は、ミラノで開催されたLINEAPELLEの様子や、素材を探す現場で感じたこと、長くお付き合いのある取引先との時間についてお届けしています。

メルマガでは月に1〜2回、ブログとは少し違う角度から、イタリアでの出来事や制作の背景をお届けしています。

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革が変われば、見せ方も変わる|バッファローレザー JB-2

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANの寺田です。

先日のブログでは、ホースレザー ブルゾン JB-5 TYPE 2 をご紹介しました。

そこで触れていたのが、デザインやステッチを前に出すのではなく、ホースレザーそのものが持つ表情をどう見せるかということでした。

今回はその流れから、もうひとつの革について書いてみたいと思います。

ご紹介するのは、バッファローレザーを使用した JB-2 です。

革そのものの表情を見せるという考え方は同じでも、革が変われば、その見せ方も変わります。

JB-2を見ていると、その違いがよく分かります。


バッファローレザーの表情を、どう見せるか

 art. 22-41467 BUFFALO LEATHER STAND COLLAR MOTO LINED JB-2 color :Black


バッファローレザーの魅力のひとつは、革そのものが持つ野性味のある表情です。

大きく現れるシボや皺。

場所によって異なる革肌。

さらに製品染めと加工を経ることで、濃淡や凹凸が生まれ、もともと革が持っていた個性がより前に出てきます。

incarnationでは、バッファローレザーを使ったモデルは、こうした革そのものの表情を十分に生かすため、オーバーロックをあえて多用しないことが多くあります。

JB-2も、その考え方がよく表れたモデルです。

襟を持たないすっきりとした首元に、比較的細身のシルエット。
着丈は通常のバランスです。

一見すると、とてもシンプル。

けれど細かく見ていくと、ただ装飾を減らしただけではないことが分かります。

バッファローレザーは、それだけですでに強い表情を持っています。

だからこそ、その上にさらに何かを重ねるのではなく、この革をどう見せるのか。

JB-2のデザインには、そのための工夫が随所に入っています。

見せないことで、革を前へ

まず目に入るのが、すっきりとしたフロントです。

前身頃には縦のラインを意識させるステッチが入り、さらにダーツを取ることで、身体に沿う細身のシルエットを作っています。

前回のJB-5でもご紹介したダーツですが、JB-2でも前身頃をすっきりと見せるための大切なディテールです。

そして、オーバーロックは使っていません。

フロントのジップも、そのまま表に見せるのではなく、比翼の内側に収めています。

正面から見たときにジップの存在が前に出ないことで、首元から裾まで革の面が大きく残ります。

何もデザインしていないわけではなく、必要なものはきちんと残す。

それでいて、バッファローレザーが持つ強い表情と競い合うような要素は前に出さない。

野性味のある革だからこそ、服の輪郭はすっきりと整える。

JB-2のフロントを見ていると、そんなバランスを感じます。

後ろ姿にも残る、JB-2らしさ

前から見るとすっきりとしていますが、後ろに回ると印象が少し変わります。

肩から背中へ斜めに走るラインと、肩甲骨付近を横切るライン。それぞれが交差することで、オーバーロックを使わなくても、ひと目で印象に残る後ろ姿になっています。

こうしたラインの取り方は、incarnationのジャケットではよく見られる特徴のひとつです。

ただ、JB-2ではそのラインをオーバーロックで強調していません。

特徴的な構築はしっかりと見せながら、ステッチだけを前に出しすぎない。そのため、背中を見たときにも、自然とバッファローレザーのシボや皺、艶へ目が向かいます。

前から見ると端正で、後ろにはincarnationらしい複雑なラインがある。

それでも最終的に印象に残るのは、バッファローレザーそのものの表情です。

この後ろ姿にも、JB-2が革をどう見せようとしているのかがよく表れているように思います。

グリーンから見えてくる、もうひとつの表情

22-41467  BUFFALO LEATHER STAND COLLAR MOTO LINED JB-2 color :D.Green (31NBK-OC)


そして仕上がったのが、グリーンのJB-2です。

完成したものを見たとき、まず目を引かれたのが、この色でした。

ひと言でグリーンといっても、明るく鮮やかな色ではありません。

青みを含んだ深いグリーンで、場所によっては黒に近いほど沈んで見える。その中から、光が当たった部分だけが少しずつ浮かび上がってきます。

私はこの仕上がりを見たとき、どこか深みのある絵画のようだと感じました。

一色で塗られたようなグリーンではなく、深い色の奥に、さらに色が重なっているように見える。

光の当たり方によってシボや皺とともに表情が変わり、その奥にもうひとつ色があるような、引き込まれる深さがありました。

OC加工は、革の表情を見ながら色のトーンを少し落とし、さらに奥行きを加えていく仕上げです。

どこまで手を加えるかは、その一着の染め上がりを見ながら決めていきます。

今回もOC加工を施していますが、染め上がった時点ですでにとても良い色と表情が出ていました。

この良さをそのまま生かしたかったので、今回はほんの少し手を加える程度にしました。

もともとのグリーンを残しながら、もう少しだけ色に深さを加えるように、慎重にOC加工を進めていきました。

シボや皺、染めによって生まれた濃淡も、この一着がもともと持っていた表情としてできるだけ残しています。

今回のグリーンは、仕上がりだけではなく、そこに至るまでの過程も含めて印象に残っている一着です。

今回ご紹介したグリーンのJB-2は、日本国内ではKaraln様にてお取り扱いいただいております。

写真だけでは伝わりきらない色の深さや、バッファローレザーならではの表情を、ぜひ実物でもご覧いただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

incarnation JAPAN
寺田


[お取り扱い店 ]
karaln
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-27-1 日東ビル1階
tel 03-6231-9091
web https://www.karaln-shop.com/



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削ぎ落とすことで見えてくるもの|JB-5 TYPE 2

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANの渡辺です。

先日のブログでは、JBシリーズが生まれた背景と、26AWコレクションでも再び展開したJB5のファーストモデルについてご紹介しました。

今回はその続きを、少し違った角度から書いてみたいと思います。

同じ製品を見ていても、何に目がいくのかは人によって違います。
シルエットだったり、ディテールだったり、実際に着た時のバランスだったり。

私自身、incarnationの製品に触れる中で、最近はそのデザインによって革がどう見えるのか、というところにも目がいくようになりました。

ステッチを一本入れるだけでも、革の見え方は変わります。
切り替えを増やせば、そこに線が生まれる。
ZIPや金具を加えれば、革とは異なる素材が加わることで、また違った表情が生まれます。

反対に、それらをひとつずつ取り除いていけば、最後に残るのは革そのものです。

革に何かを加えることで生まれる格好良さもあれば、何かを削ぎ落とすことで、初めて見えてくる格好良さもあると思います。

今回ご紹介するJB5 TYPE 2を見ていると、そんなことを考えます。

同じJB-5から生まれた、もうひとつの形TYEP-2

今回ご紹介するTYPE 2も、ベースとなっているのは前回ご紹介したJB-5です。
(前回のブログはこちらから▶︎https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=6990)

ただ、こうして実物を見てみると、同じモデルをベースにしているとは思えないほど印象が違います。

ファーストモデルのJB-5には、高く設定された襟やダブルポケットに加え、前身頃を走るオーバーロックステッチ、背面にはincarnationのアイコンでもあるクロスステッチがあります。

一方、TYPE 2では、その多くが取り除かれています。

ZIPはバイアスではなくフロントの比翼の内側に収め、オーバーロックステッチもなくなりました。

背面も、incarnationではアイコニックなディテールのひとつであるクロスステッチではなく、一枚のホースレザーをそのままストレートに使用しています。

個人的には、このTYPE 2は何かを加えて生まれたモデルというより、JB-5からひとつずつ要素を引いていくことで生まれたモデルのように感じます。

そして、引いていったからこそ、最後に強く残るものがあります。

それが、革です。

特に後ろから見ると、とても分かりやすいと思います。

大きな一枚革を遮る切り替えやステッチがほとんどないため、ホースレザーが持つしなやかさ、濃淡、製品染めによって生まれた不均一な表情が、そのまま一着の表情になっています。

ファーストモデルには、革、ステッチ、金具、そして複雑なラインが組み合わさることで生まれる格好良さがあります。

TYPE 2は、その反対です。

余計なものを削ぎ落とし、できるだけ革そのものを見せる。

同じJB-5というベースから、ここまで違う表情を作ることができる。

二つを並べて見ていると、単純にどちらが良いということではなく、革という素材をどう見せるのか、そのアプローチの違いがとても面白く感じます。

身体を入れることで生まれる表情

TYPE 2は、単体で見ている時と、実際に身体を入れた時でも少し印象が変わります。

平面で見ていると、特に背面はとても静かです。

クロスステッチもなければ、大きな切り替えもありません。

しかし、実際に身体を入れると、大きな一枚革が肩から背中に沿って立体的に動き始めます。

身体を動かせば革も動き、光の当たり方によって濃淡や艶の見え方も変わる。

デザインとして引かれた線が少ないからこそ、今度は着る人の身体や動きによって、革の上に新しい線が生まれていきます。

これは、私がTYPE 2を見ていて面白いと感じるところのひとつです。

そして、その表情は着始めた時だけのものではありません。

この先、革に残っていくもの

レザーウェアは、長く着ることで少しずつ姿を変えていきます。

腕を曲げれば肘にシワが入り、肩や背中は身体の動きに合わせて少しずつ馴染んでいく。
よく触れる場所には艶が生まれ、時には傷が残ることもあります。

TYPE 2には、それらを遮るデザインがほとんどありません。
だからこそ、この大きな一枚革に、着る人が過ごした時間がそのまま残っていくのではないかと思います。

新品のTYPE 2は、ファーストモデルと比べると、とても静かな一着です。

ただ、何年も着続けた時、この何もない大きな一枚革にどんなシワが入り、どんな艶が生まれ、どんな表情へ変わっていくのか。

個人的には、完成したばかりの今だけではなく、この先の姿を見てみたいと思わせてくれるモデルでもあります。

今回ご紹介したTYPE 2と、先日ご紹介したファーストモデル。

同じJB-5をベースにしながら、何を残し、何を取り除くのかによって、その印象は大きく変わります。

ファーストモデルをご覧いただいた方にも、ぜひ二つを見比べながら、それぞれの違いを楽しんでいただければと思います。

今回ご紹介したJB-5 TYPE 2は、下記店舗に近日中に入荷予定です。

HORSE LEATHER HI COLLAR ZIP BLOUSON LINED JB-5 TYPE 2 WITH W/POCKETS Art 11-41857

[お取り扱い店]
ROYAL FLASH Luxury 南船場
https://www.instagram.com/royalflash_minamisenba/?utm_source=chatgpt.com


今回も最後までブログをご覧いただき、有難うございました。

incarnation JAPAN
渡辺

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JB-5|なぜこの一着は、今も印象に残るのか

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
incarnation Japanの寺田です。

26AWコレクションでは、JB-5をベースにしたモデルが4型展開されています。

その中で、まず最初に仕上がったのがファーストモデルです。
日本では受注オーダーのみの展開となりますが、海外では各店舗へ発送が始まりました。

アトリエで実物を見るたびに、やっぱりいいモデルだなと感じます。

そして、その印象は見た目だけではありません。

JB-5は、コロナ禍をきっかけに生まれたJBシリーズの流れを受け継ぐモデルの一つです。

その積み重ねが、今のJBシリーズにつながっています。

今回はその背景にも少し触れながら、私がJB-5に惹かれる理由について書いてみたいと思います。

JBシリーズが生まれた時間

incarnationは、毎シーズン新しいコレクションを企画し、展示会へ向かい、いただいたオーダーの制作を進めながら、また次のシーズンへと動いていきます。

そんな日常が大きく変わったのが、2020年のコロナ禍でした。

日本でも生活は大きく変わりましたが、当時のイタリアも外出そのものが厳しく制限されいました。外出時には申告書の携帯や提示が求められ、警察の検問で、住所や目的地、外出理由を確認されることもありました。

外出の際に携帯する申告書

私たちも犬の散歩に出る時には、毎回その申告書を書いて持ち歩いていたことを今でもよく覚えています。

いつも賑やかな通りも、もの静かな通りに。

展示会へ行くことも、人と会うこともなくなり、それまで外へ向かっていた時間が、突然内側へ向くようになりました。

今振り返ると、その時間がデザイナーにとって、これまで作ってきたものを改めて見つめ、自分のデザインやパターンをさらに突き詰めるきっかけになったのだと思います。

その中で大きく見直されたのが、レザージャケットの構造でした。

もともと大切にしてきた、革の表情を活かしながら身体に沿うフォルムを作るという考え方はそのままに。
そこに、さらに肩から袖を一枚の革でつなぎ、肩のダーツや脇下の構造へと見直していきました。

見た目を変えるためではなく、革をどう身体に沿わせ、どう動かすのか。

そこをもう一度深く考えたところから生まれたのが、JBシリーズです。

JB-1から始まり、現在はJB-9まで。そこからさらにTYPE 2などの派生モデルも生まれています。

私にとってJBシリーズは、incarnationが積み重ねてきたものを変えたシリーズではなく、変わらない軸をもう一段深く掘り下げたことで生まれたシリーズのように感じています。

この一着に惹かれる理由

art. 11-41497 HORSE LEATHER BLOUSON JB-5 HIGH NECK LAGRAN DARTS SHOULDER W/POCKET

JBシリーズの中でも、私が以前から特に印象に残っているのがJB-5です。

まず目に入るのは、incarnationの中でもかなり高く設定された襟と、腰まわりに配されたダブルポケット。

肩幅はややコンパクトに見えるよう設計され、肘から下も細めに仕上げられているため、全体のシルエットにはどこかモードを感じます。

ただ、私がこのモデルを好きなのは、それだけではありません。

実物を近くで見ると、しっかりとしたホースレザーの表情があり、前身頃を走るオーバーロックステッチ、ダブルポケットに使われた金具もしっかりと目に入ってきます。


特に好きなのが、身頃に走るオーバーロックステッチのラインです。

ポケット脇から入るダーツによってウエストラインがすっきりと見え、そのライン自体がデザインとしてもしっかり残っているところに惹かれます。

高い襟やすっきりとしたシルエットだけを見ると、もう少し繊細な印象になりそうですが、ホースレザーの表情やステッチ、金具が加わることで、きれいにまとまり過ぎない。

少しモードっぽいのに、どこか頼れる。

私の中では、そのバランスがJB-5の大きな魅力です。

アトリエで実物を見るたびに、やっぱりいいモデルだなと感じる理由も、きっとそこにあるのだと思います。

ファーストモデルから、その先へ

26AWでは、このファーストモデルを含め、JB-5をベースにした4型を展開しています。

今回ご紹介したのは、その中でも最初に仕上がったファーストモデルです。

ここから派生したモデルも、現在少しずつお届けに向けた準備が進んでいます。

同じJB-5をベースにしながら、そこからどんな表情へと変化しているのか。

それぞれまた違った魅力がありますので、またご紹介していければと思っています。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
TERADA


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愛用するレザーと、共に過ごした時間

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANの渡辺です。

先日をもちまして、各地で開催しておりました27SSコレクションのオーダー会がすべて終了いたしました。

各会場へ足を運んでくださった皆様、そして実際に製品を手に取り、ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。

私たちにとっても、普段なかなか直接お会いすることのできない皆様に製品をご覧いただける、とても貴重な機会となりました。

今回は少し趣向を変えて、私が実際に愛用しているincarnationのアイテムをご紹介したいと思います。

仕事柄、日々さまざまな製品に触れていますが、その中でも自分でオーダーし、何年も着続けてきたものや、特別な思い入れのあるものがあります。

新品の状態ももちろん美しいですが、革製品は実際に身につけ、時間を重ねることで、その人だけのシワや艶、表情が生まれていきます。

今回は製品そのものだけではなく、なぜこの一着を選んだのか、どんな時に身につけてきたのか。

私自身の思い出も交えながら、普段愛用しているアイテムをご紹介していきます。

憧れから始まった一着


今回、最初にご紹介するのは、2021年から着続けているダブルライダースです。

私が所有しているincarnationのレザーウェアの中でも、一番着込んできた一着です。

ブログでも私物として登場したり、日本で私とお会いしたことのある方は、目にしたことがあるのではないかと思います。

このライダースには、少し思い出があります。

私がイタリアでデザイナーと初めて出会った日に、デザイナーが着ていたのが、このダブルライダースでした。

その姿が、とても印象に残っていて、いつか自分も着たいと思っていました。

ふと気になって、このダブルライダースのことをデザイナーに尋ねたことがあります。

ダブルライダース自体は、ブランドの立ち上げ当初から作られてきたアイテム。実際、これまでにも何型ものダブルライダースが作られています。

「革やデザインを一目見ただけで、incarnationだと分かるものを作りたい。その中でもダブルライダースは、特にincarnationを表現したいアイテムのひとつだった。」

そんな思いがあり、返ってきた答えの中に、特にダブルライダースには強い思い入れがあるように感じました。

そして、自分自身もincarnationのスタッフとして認めてもらえるようになった時に、自分のダブルライダースをオーダーしよう。

そう決めて、働き始めて3年ほど経った2021年に初めて個人オーダーしたのが、このダブルライダースでした。

仕上がってからは、本当によく着ました。

日本でのイベントやお客様とお会いする時はもちろん、incarnationの名前で人前に出る時には、自然とこのライダースを手に取ることが多かったように思います。

特別に「今日はこれを着よう」と考えているわけではなく、気がつけばいつも着ている。

自分にとっては、いつの間にかそんな一着になっていました。

もちろん仕事の時だけではなく、普段から季節を問わず着ています。
真夏のイタリアの強い日差しの中でも、気にすることなく着続けてきました。

その結果、特に肩や背中には黒の奥から茶褐色のような色が浮かび、どこか土埃を纏ったような独特の風合いが生まれています。

同時に、元々ブラックだったZIPやボタンなどのパーツも、擦れによって少しずつ黒が落ち、下から金属本来の色が覗くようになりました。

新品の時には全てが黒だった一着が、着る時間とともに革も金属もそれぞれ変化していく。

よく見れば細かな傷もありますし、裏地もところどころ裂けています。

裏地が裂けているのを見ると、さすがに着すぎたかなと少し笑ってしまいますが、それすらこの一着の思い出です。

もちろん、色を補正したり、傷んだ部分を直したりすることもできます。

決して綺麗な状態とは言えないのかもしれませんが、それも含めて、どこか微笑ましく感じます。

「ここまでよく着たなー」と思う反面、まだまだこれからも着るつもりです。

自分が過ごしてきた時間が、そのまま一着に残っていく。
そんなところも、私がレザーウェアを好きな理由のひとつなのだと思います。

初めてのincarnationシューズ

次にご紹介するのは、6ホール レースアップブーツです。

このブーツは、私がincarnationのスタッフになった時に、初めて手にしたincarnationのシューズです。

それまでの私は、ブーツといえばエンジニアブーツ、ビブラムソール、とにかく無骨でゴツいものが好きでした。

そのため、こうした細身のフォルムにレザーソールを組み合わせたブーツを履くのは、この一足が初めてでした。

今まで自分が格好良いと思っていたブーツとは、まったく違うもの。

初めて履いた時は少し新鮮でしたが、履き続けていくうちに、この独特なフォルムや革靴らしい佇まいも、自分の中に馴染んでいきました。

そして、このブーツでもうひとつ好きなのが「革紐を結んで履く」ということです。

もちろん、脱ぎ履きのしやすさだけを考えればZIPの付いたブーツの方が圧倒的に楽です。

このブーツは履くたびに紐を整え、足に合わせて一本一本締めて、最後に結ばなければなりません。

正直、面倒です。笑

でも、その面倒さが私は好きです。

紐を下から順番に締めていくと、自然と「よし、行くか」と気持ちが入る。

日常的にはZIPのブーツを選べばいい。

それでも、今日は少し気合いを入れたいなという日には、このレースアップブーツを選びます。

「楽はしちゃいけないな」と思わせてくれるような、不思議な一足です。笑

長く履いてきたことで、甲には自分の足の動きに沿ったシワが入り、革にも艶が増しました。

最初は自分にとって馴染みのなかった形のブーツでしたが、今ではこうして紐を締める時間まで含めて、好きな一足になっています。

長く使うことで見えてくるもの

今回、久しぶりに自分の私物を改めて眺めながら、二つのアイテムについて書いてみました。

ダブルライダースには、ZIPやスナップ、バックルなどの金属パーツが使われています。

革という古くから存在する素材と、工業的なパーツが組み合わさることで生まれる、どこか近代的な格好良さがあります。

一方で、レースアップブーツは少し違います。

革で足を包み、革紐を自分の手で締め、レザーソールで地面を歩く。

とてもシンプルで、ある意味では原始的な革の使い方です。

当時は、そんなことまで考えて履いていたわけではありません。
ただ、長い時間を一緒に過ごしてきた今、改めて眺めてみると、自分が革という素材の何に惹かれているのか、少しだけ分かってきた気がします。

人の手で作られ、自分で使い続けることで、少しずつ姿を変えていく。

傷がついたり、色が変わったり、時には壊れて直したりしながら、その人だけのものになっていく。

今回ご紹介した二つも、これから先、自分と一緒にどんな姿になっていくのか。
それもまた、レザーを長く使い続ける楽しみのひとつなのだと思います。

今回も最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation JAPAN

渡辺

【メールマガジンを配信しました】

8月のメールマガジンは、今週水曜日にお届けしました。

今回は、イタリア・モンテファルコのワイナリーを訪れた日のこと。
商品やコレクションだけでなく、イタリアでの私たちの日常も少しずつお届けしています。

月に1〜2通ほど、ブログとは少し違う内容もお届けしています。

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止まる街、動き続ける時間|イタリアの8月

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
incarnation Japanの寺田です。

8月も折り返しを過ぎ、イタリアでは長い夏休みも後半に入りました。

昼間はまだ暑さが続いていますが、朝晩の空気には少しずつ変化を感じるようになってきました。

今回は、私たちが暮らすペルージャの8月の様子や、この時期の何気ない日常についてお届けしたいと思います。

最後に、グローバルサイトで公開中の27SS Collectionについてもご案内します。

夏休みの街と、次の季節への準備

8月15日は、イタリアの祝日 Ferragosto(フェラゴスト)。
もともとは古代ローマの祝祭に由来する祝日です。

この祝日前後は、日本でいうお盆の時期のような雰囲気があり、家族や友人と過ごしたり、旅行へ出かけたりする人が多くなります。
イタリアの夏を象徴する時期のひとつです。

Ferragostoを過ぎる頃から、昼間はまだ暑いものの、朝晩は少し涼しくなり、真夏のピークを越えたような空気を感じる日も増えてきました。

そして8月は、イタリア全体が少しゆっくりとした時間に入る季節でもあります。
お店やレストラン、工場なども長い夏休みに入ります。

そんなイタリアの8月らしい光景のひとつが、ペルージャのミニメトロです。
私たちのYouTubeにも登場しているので、ご覧いただいた方は覚えているかもしれません。

DAL 03/8 AL23/8 : 8月3日から8月23日までお休みと表示されています

朝のウォーキングで毎日のように通る場所なのですが、普段は街の中心部と郊外を結び、地元の人たちの移動に欠かせないミニメトロも、今年は8月3日から23日までお休みです。

日本では、公共交通機関が3週間ほど休むというのは、なかなか想像しにくいかもしれません。

いつも動いているのが当たり前のミニメトロまで止まっているのを見ると、街全体が夏休みに入ったことを実感します。

incarnationに関わる工場や工房も、この時期は約1か月のお休みに入っています。

普段は工場へ出向いたり、職人と連絡を取り合ったり、仕上がってくる製品を確認したり。それぞれの工程に合わせて一日が動いていきますが、8月はその流れもいったんお休みです。

とはいえ、私たちの仕事まで止まっているわけではありません。

デザイナーは、すでに次の秋冬コレクションに向けた準備を始めています。
まだ形になっていないものを考え、素材やデザインと向き合いながら、少しずつ次のコレクションへ向かっていく時間です。

私たちは、これから本格的に始まる秋冬商品の生産に向けて、在庫の確認や補充、オーダー内容を確認したり、工場が再開したあとに生産がスムーズに進むよう、必要な準備を整えています。

ベルトの仕分け :素材、長さを調べてから、製品染めへ

普段のように工場の時間に合わせて動くのではなく、それぞれが自分の仕事を、自分のペースで進められる8月。

少しゆっくりとした時間の中で、9月からまた動き始めるものづくりに向けて準備を進めています。

そして最近、日本のお客様からも、少しずつ次の季節を感じるお問い合わせをいただくようになりました。

靴やレザーウェアの修理についてです。

スタッフ私物

秋からまた履きたい靴や、これからの季節に着たいレザーウェアを、シーズンが始まる前に修理しておきたいというご相談。

まだ暑い日は続いていますが、こうしたご相談をいただくと、皆さまも次の季節の準備を始めているのだなと感じます。

長く愛用しているものほど、どのタイミングで修理に出せばいいのか迷うこともあると思います。

もう少し使ってからでも大丈夫なのか、今のうちに修理しておいたほうがいいのか。

incarnationの靴やレザーウェアで気になっているところがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
状態を確認しながら、修理の内容やタイミングについてご案内いたします。

Ferragostoを過ぎ、少しずつ変わっていくペルージャの空気。

夏の終わりを少しずつ感じながら、仕事の上ではすでにその先の季節が始まっています。

Global Storeから、27SS Collectionのお知らせ


incarnation Japanのブログは、日本の皆さまにブランドのことをより深く知っていただきたいという思いから、これまで更新を続けてきました。

製品についてはもちろん、イタリアでのものづくりや工場での日常、職人たちとの仕事など、普段はなかなか見えない部分も少しずつお届けしています。

最近、このブログを海外から読んでくださっている方も多くいらっしゃることが分かりました。

日本に向けて発信しているブログを、国を越えて見つけ、読んでいただけていることをとても嬉しく思っています。

そこで今回は、海外の皆さまにもお知らせです。

現在、incarnation Global Storeでは、27SS CollectionのPre Orderがスタートしています。

次の春夏に向けたレザーウェアをはじめとする、シューズ、バッグをご覧いただけます。

今回のコレクションをまだご覧になっていない方も、気になるアイテムがある方も、ぜひGlobal Storeを覗いてみてください。

incarnation Global store ▶︎https://store.incarnation.jp/


工場が再び動き始める頃には、ペルージャの街もいつもの姿へ戻っていきます。

それまでもう少し、イタリアの夏を楽しみながら、私たちもそれぞれの仕事を進めていきたいと思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


incarnation Japan
TERADA

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「染め」と呼ばれる仕事|incarnationの製品染め、その日常

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
incarnation JAPANの渡辺です。

7月末、日本から帰国した私たちはタンナーへ行ってきました。

今回は、そんなタンナー出張の様子を動画とブログを通してご紹介いたします。

動画でも解説していますが今回は特別・特殊な時期での出張となっています。

「特殊な時期」と聞くと、何か特別なことをしているように感じるかもしれませんが、そこで行われているのは、私たちにとって日常的な一つです。

動画では実際の現場の様子も交えながらご紹介していますので、ぜひブログとあわせてご覧いただければより楽しんでいただけると思います。

今回の出張の様子は、こちらから▶︎ トスカーナのタンナーへ向かう一日|製品染めの現場を訪ねる


ブログを読んでくださっている皆さまには、一般公開よりひと足先に。

それぞれ違った角度から、incarnationのものづくりの背景を楽しんでいただければ嬉しいです。

「染め」と呼ばれる、トスカーナ出張

「染め」

私たちの間では、トスカーナへの出張を、そう呼んでいます。

incarnationを知ってくださっている方はご存知の通り、私たちは製品染めという手法を用いています。

革を裁断し、縫製が終わり、一着の製品として形になった段階で向かうのが、私たちが「染め」と呼んでいるトスカーナ出張です。

ブランド立ち上げ当初から、デザイナー自身が思い描く理想の仕上がりを追求するためには、やはり人任せにするだけでは難しい。

そのため、自分たちで実際にタンナーへ足を運び、現場に立ち、作業を行う。

現在も変わらず、この姿勢を貫いています。

そして夏の染めは、冬とは少し勝手が違います。
気温が高い分、染め上がった革が乾くスピードも早く、仕上がりを確認しながら作業を進めていくには、冬以上に時間との勝負になります。

タンナーまでの距離は、アトリエから車で片道約200km。

ここから、今回の「染め」が始まります。

夏は気温が高く革の乾きも早いため、朝一番でタンナーへ向けて出発します。

では冬は少しゆっくりできるのかというと、そんなこともありません。
冬は逆に乾きが遅いため、朝一番から革を干して、しっかりと水を切る必要があります。

つまり、夏でも冬でも結局は朝一番です(笑)。

なので今回も、早朝からフィレンツェ方面へと車を走らせます。

革の聖地、サンタ・クローチェへ

革好きの皆さんなら、イタリアで「フィレンツェ」と聞くと、やはり「レザーの街」という印象を持たれる方も多いのではないでしょうか?

かく言う私自身も、初めてイタリアを訪れた際には革を求めてフィレンツェへ足を運びました。

私たちが出張で向うのは、フィレンツェからさらに進んだ場所にあるサンタ・クローチェ。
この地域には数多くのタンナーが集まり、世界的にも知られるイタリア皮革産業の一大産地となっています。

革に携わる私たちにとっても、まさに「革の聖地」と呼べる場所です。

革に触れるということ

タンナーへ着くと、いつも豪快な笑顔で職人さんたちが沢山の革ともに私たちを迎えてくれます。

イタリアは、広大な自然が溢れていて、日本に比べて日差しも力強いです。

そこに暮らしている人たちの明るい笑顔や、そんな人と土地から生まれる革には、やはりエネルギーといいますか、パワーをもらえます。


染め上がってからも、作業は続きます。

染め上がった革は水分を多く含み、柔らかく、シワが寄った状態になっています。

そのまま乾燥させるのではなく、一着ずつ革を広げ、シワを伸ばしながら形を整えていきます。
特に夏場は乾燥が早いため、革の状態を見ながら手早く作業を進めていかなければなりません。

乾いていくにつれて革は少しずつ締まり、染め上がった直後とはまた違った表情へと変化していきます。

この工程も、最終的な仕上がりを左右する大切な作業のひとつです。

写真で手にしているのは、incarnationの代表的なモデルの一つである「JB-5」。

長年にわたり展開されているモデルです。

今回染色を行っているポケットの中に付属ポケットがついた仕様(ダブルポケット)や、シングルポケットのTYPE -Sをはじめ、TYPE -2。

さらにステッチやハギを極力減らしたTYPE -3など、時代とともにデザインを変化させながら、さまざまなバリエーションが生まれてきました。

そうして染め上がったアイテムを整えて、仕上がりをイメージしながら、手作業で干していきます。

革は、毎回同じように仕上がるわけではありません。

ブラックで染めた革を扱う時、私はグローブを着けずに素手で革の状態を確かめることも多く、作業が終わる頃には手が真っ黒になります。
(もちろん、色移りなどに注意が必要な場合はきちんとグローブを着用しています)

incarnationに所属したばかりの頃、デザイナーの手を見ると、やはり今の自分と同じように黒く染まっていました。

正直、綺麗な物を扱ったり、女性をエスコートしたりするには、あまり向いていない手かもしれませんが・・・。(笑)

それでも、作業を終えて真っ黒になった手を見ると、どこか誇らしい気持ちになります。

乾燥を待つ間、次の仕事へ

染め上がったアイテムをすべて干し終えると、乾燥を待つ間に別の工場へと向かいます。

毎回通っている道ですが、それでもこの景色を見ると、やっぱり綺麗だなと思います。今でもふと足を止めたくなります。

慌ただしく一日を動き回る中で、ほんの少しだけ時間がゆっくりと流れるように感じる瞬間です。

この後は靴工場へ向かい、昼食を挟んで再びタンナーへ。

ここから先の一日の様子は、ぜひ動画でご覧いただければ嬉しく思います。

27SSコレクション オーダー会のご案内

各地で開催している27SSコレクションのオーダー会も、いよいよ終盤へと差し掛かってきました。

実際にコレクションのアイテムを手に取り、素材の質感や仕上がりをご覧いただける機会となっております。

ぜひこの機会に足を運んでいただけますと嬉しく思います。

CABANE


CABANE様では、POP-UPイベントを同時開催いたします。
incarnation Japanオンラインストア限定、ダービーシューズ・スニーカー デニムジャケット・パンツが店頭に並びます。
こちらもお楽しみいただければ嬉しいです。

◾️日程
8月13日(木)〜8月16日(日)
11:00-20:00

◾️会場
CABANE
〒910-0006
福井県福井市中央1丁目21-26 1F

※アポイントをいただいた方を優先的にご案内いたします。
※ご来場をご希望の方は、事前にCABANE様へお問い合わせください。

◾️お問い合わせ
TEL:0776-21-8112
Mail:info@cabane.jp
Website:https://www.cabane.jp/

写真だけでは伝えきれない魅力もございますので、ぜひ実際にお手に取り、素材の表情や着心地をご体感いただければ嬉しく思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
WATANABE

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