CABANE × incarnation POP-UP EVENT

― 福井・CABANEで開催される特別展示 ―

incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このたび、福井のセレクトショップ CABANE(キャバン) にて、incarnation POP-UPイベント を開催をご案内いたします。

◾️会期:11月8日(土)15:00〜11月30日(日)
(初日のみ15:00スタート/通常営業時間 11:00〜20:00 火曜定休)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先:MAIL: info@cabane.jp TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/
*CABANEオンラインページのアイテム掲載は11/8より随時更新いたします。


イタリアで生まれた構想、福井で形になる

— 福井の地で、ブーツを軸に世界がひらく —

2024年11月、CABANE オーナー岡野様がイタリアを訪れた際、デザイナー小川と向き合い、言葉を重ねて仕上げた別注企画。

そして今週末、その構想がついに形となり、ついに店頭に並びます。

ホースレザー エンジニアブーツ EGCB-1

HORSE LEATHER ENGINEER BOOTS EGCB-1
VIBRAM SOLES GOODYEAR WELT PIECE DYED [11V-71157-VB]

Color: 91NR(ブラック /スウェード) ソール:ビブラム・グッドイヤーウェルト

ホースレザー エンジニアブーツ EGCB-1 #2

HORSE LEATHER ENGINEER BOOTS EGCB-1 #2
LEATHER SOLES +VIBRAM PIECE DYED [11B-71157-L2VB]

Color: B81N (ダークグレー/ホワイトレザー) ソール:レザー+ビブラム

CABANE特別仕様として製作された2モデルは、無骨な存在感の中に、職人の緻密な手仕事が息づく一足。

力強さの中に美しさを感じる造形には、心を惹きつける迫力があります。

このブーツに込めた想いは、ぜひCABANEの店頭で岡野様ご本人から

語られる背景を聞きながら、革の質感とフォルムをその目で確かめてみてください。


ブーツから始まるコーディネートを

今回のPOP-UPでは、エンジニアブーツを中心に、その足元から広がるスタイルの可能性をご提案します。

CABANE様の店内には、ブーツの力強さを受け止め、装い全体を引き上げるアイテムが並びます。

レザー、ファブリック、小物。
それぞれの個性が響き合い、「身につける」という行為が一つの体験として立ち上がる空間です。

手のひらで育てる道具 — ウォレット

上から ウォレットラージ(Color:91(ブラック))、ウォレットロング(Color:82(グレー))

まずご覧いただきたいのは、ホースレザー ウォレットのシリーズ。

ラグリンザートにワックス加工を施したホースレザーは、使い始めはラグジュアリーな質感を纏い、使い込むほどにツヤと深みを増していきます。

  • ホースレザー RG ポリッシュ ・ウォレット ロング

    しなやかで均整の取れたフォルム。
    開閉のたびに手に伝わる張りと柔らかさのバランスが心地よい。
    時間を重ねるごとに艶を増し、手の動きとともに表情を変えていきます。


  • ホースレザー RG ポリッシュ ・ウォレット ラージ

    厚みのある構築的なフォルムが魅力。
    使うほどに色が沈み、重厚な艶を帯びていく。
    革が持つポテンシャルを感じながら、自分だけの一点へと育てる愉しみがあります。

取り出す仕草まで美しく見える、そんな財布。
その上質さを、ぜひCABANEの店頭で感じてください。


背中で魅せる — バックパック

BP-1 Color:91N (ブラック)

MW-4  Colore:81N(ダークグレー)

続いてご紹介したいのは、ホースレザー製品染めのバックパック。
素材が持つ強さと、どこか安心感のあるフォルムが共存する2型です。

  • ホースレザー バックパック BP-1

    ワンショルダーとしても使える2WAY仕様。
    背面のジップで荷物の出し入れもスムーズに。
    バックルの光沢が全体を引き締め、ベルトはアクセントに。
    日常の動きにリズムを生み出します。


  • ホースレザー バックパック MW-4

    ホースレザーの存在感をそのままに、使い勝手を考え部位ごとに厚みを変えた設計。
    前面や背面には厚手の革を、側面やマチには可動性を重視した厚みを選びました。内部にはキーリングフォルダーとポケットを配置し、タフさと機能性を両立させたバックパックです。


ブーツと同じホースレザーを採用することで、足元から背中までが一本の線でつながるような統一感を演出。

革を纏うという体験が、ここでひとつのスタイルとして完成します。



ファブリックとレザー、その季節のバランス

WOOL 100% HIGH NECK FRY FRONT BTN COAT LINED JCP-4B/ COTTON JEAN JACKET UNLINED / COTTON PANTS LONG DARTS SKINY


今回のPOP-UPでは、ブーツや小物に加え、今季の秋冬ファブリックアイテムと、incarnationの定番レザーウェアアイテムも揃えております。

ファブリックラインは、ウールやコットンなどの天然素材を活かし、シルエットと素材のコントラストを楽しめる仕上がり。レザーとの組み合わせによって、冬のスタイルに深みが加わります。

HEAVY WEIGHT BABY CALF LEATHER HI COLLAR ZIP BLOUSON JB-5 TYPE 2


定番レザーウェアは、まず袖を通してほしい、ブランドを象徴する歴代の普遍のアイテム。
一着ごとに積み重ねてきた年月が、形と素材に説得力を与えています。
変わらないものを着る強さと、そこから生まれる個性を感じてください。



CABANEの空間には、レザー、ファブリック、バッグ、ウォレット、そして新しいブーツが、それぞれの存在感を放ちながら並びます。

素材の熱、手仕事の跡、そして新しい季節への期待。
この冬、手にしてほしいのは、あなたとともに時間を刻む一着と一足を。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 CABANE × incarnation POP-UP EVENT

◾️会期:11月8日(土)15:00〜11月30日(日)火曜定休

◾️時間:11:00〜20:00(初日のみ15:00〜)

◾️会場:CABANE 福井県福井市中央1-21-26

◾️問い合わせ先: MAIL: info@cabane.jp、TEL: 0776-21-8112

CABANE公式サイトはこちらから▶︎ https://www.cabane.jp/
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皆さまのご来場を心よりお待ちしております。



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モノづくりが響き合う場所──GULLAM別注モデル 第2弾

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、前回ご紹介した GULLAM 様との別注企画に続く 第2弾。
(前回の記事はこちらhttps://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5004


incarnation の象徴的なレザーブルゾンをベースに、 GULLAMならではの美意識とバランス感覚を宿した特別仕様の2型をご紹介いたします。

今回のモデルに採用されたのは、incarnationを象徴するホースレザー。
イタリアンレザーの中でも一等級〈Primo scelto〉に位置づけられる原皮を厳選し、製品染めによってその密度と立体感を最大限に引き出しています。

GULLAMのオーナー石倉様とマネージャー伊藤様は、ともに縫製現場の出身であり、モノづくりの本質を肌で知る職人でもあります。

時代を超えて愛される普遍的な価値を見極め、その背景にある思想を丁寧に伝える。
その美学が incarnation のクラフトと共鳴し、今回の別注モデルを形づけました。

ぜひ最後までご覧ください。

ホースレザー シャツカラーブルゾン

GULLAM Exclusive. 11-42007GM
[HORSE LEATHER SHIRT COLLAR BLOUSON LINED BD-3Z GULLAM]

ベースとなったのは、2025AWで登場したincarnationの初期デザインのシャツカラーブルゾンを再構築し話題になったホースレザー シャツカラーブルゾン

今季は、その完成されたデザインを基に、GULLAM 様ならではの解釈を加えました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)

Color : 91N(ブラック)

カラーバリエーションは、重厚で深みのある 91N(ブラック) と、鈍い光を宿すようなダーティーオリーブ (61N-OC) の2色展開。

どちらも製品染めによって生まれる独特の奥行きを持ち、光の当たり方や時間の経過によって表情を変えていきます。

Color : 91N(ブラック)

ブラックは、ホースレザーの持つ緊張感と艶を最も引き立てるカラー。
シャープなシルエットと相まって、静かな存在感を放ちます。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)

ダーティーオリーブは、グリーンの深みとグレーの落ち着きを併せ持つ洗練されたカラー。
単なる中間色ではなく、光の角度によって柔らかくも鋭くも見える、構築的な陰影が魅力です。
使い込むほどにレザーの表情が引き締まり、渋みと艶が共存する印象へと育っていきます。

どちらのカラーも、「静かな力強さ」と「長く付き合える普遍性」を形にしたもの。
時を重ねるほどに、深みを増し、着る人の輪郭に寄り添う一着へと育っていきます。

更に全体のバランスを変化させ、着丈と袖丈をやや短く構築。
そこに袖ジップの追加とマチの排除を施すことで、シャープで一体感のあるシルエットが完成しました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

背面には、贅沢に継ぎ目のない一枚革を使用。
背中全体を一枚で仕立てることで、革そのものの表情を存分に活かしています。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

この構造は、効率性を優先する量産的なアプローチとは対極にあります。


大きな一枚革を確保するためには、原皮の選定段階から厳しい基準を設け、傷やムラを極力排除しなければならない。


その手間と時間を惜しまず、あえて一枚仕立てにこだわることで、レザーが持つ自然の流れや力強い美しさが、際立つ仕上がりとなりました。

Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

縫い目のない背面は、視覚的にも非常に滑らかで、着用時には背中から肩にかけての落ち感がより自然に体へと馴染んでいきます。
着るたびにシワが刻まれ、艶が増していくことで、持ち主の輪郭に沿うように育っていく一着です。


Color : 61N-OC(ダーティーオリーブ)
Color : 91N(ブラック)

incarnationの生み出すレザーが持つ質感とGULLAM 様の繊細な美意識。
そのふたつが重なり合い、完成したのがこの別注モデル。

ワークとエレガンスの狭間に生まれた、静かな緊張感。
それこそが、このブルゾンに宿る最大の魅力です。

ホースレザー スタンドカラー ライダースジャケット

GULLAM Exclusive. 11-41977GM
[HORSE LEATHER STAND COLLAR MOTO LINED JB-2 TYPE 2 GULLAM]

Color : 91N(ブラック)

続いて紹介するのは、ホースレザー スタンドカラー ライダースジャケット。

ベースとなったのは、incarnation の中期を象徴するアーカイブモデル JB-2 TYPE 2 。
このJBシリーズは、ブランドの根幹をなす「再構築と機能美」という理念を最も体現しているモデルのひとつです。

今回のGULLAM様の別注では、この JB-2 TYPE 2をベースに細部を再解釈し、洗練された佇まい、シルエットの骨格はそのままに、襟ぐりのラインを狭べることで首元の印象をシャープにしています。
これにより、コンパクトな印象を与えながらも立体感のあるフォルムを描きます。

Color : 91N(ブラック)

また袖口にはZIPを追加し、マチを排除。
構築的な袖のラインをシャープに整え、レザーの重厚さの中にクリーンな空気を漂わせています。

Color : 91N(ブラック)

JB シリーズが持つ「直線と曲線のせめぎ合い」という構造的美しさを、GULLAM 様ならではの緊張感のある解釈で仕上げた一着。


クラフトの密度、パターンの精度、縫製のリズム。
そのすべてに、素材への深い理解と審美眼が感じられます。

Color : 91N(ブラック)

こちらのモデルも贅沢に背中には1枚革を使用して仕立てています。

素材には、先ほどのシャツブルゾン同様、incarnation を象徴するホースレザー 一級革〈Primo scelto〉を採用。
選び抜かれた原皮を製品染めで仕上げることで、革の繊維が引き締まり、ホースならではのしなやかさが宿ります。

こちらは、カラーはブラック(91N)のみ。
潔くも静かなこの黒は、光を吸い込み、陰影を深めながら、まるで鉄のように重厚でありながらも、柔らかな艶をまとっています。

Color : 91N(ブラック)

一見すると、非常にシンプルなシングルライダース。
しかしその内側には、incarnationたる理由が確かに息づいています。

パターンは、人体の立体的な動きを計算し尽くした立体裁断。
着用した瞬間に身体へ自然に馴染み、動きに合わせてシワが刻まれ、やがてその人の形へと変化していきます。

シームラインの配置や、あえて残した縫い代のわずかな厚み。
そうした細部の積み重ねが、視覚的にも構築的にもincarnationの骨格を作り出しています。

ミニマルな印象の中に、無駄を削ぎ落とした機能美。
この一着は、まさにその二つが交差して生まれた象徴的なモデルです。





形が語る、二つの美学

シャツブルゾンでは、構築美と、しなやかさの調和を。
ライダースでは、シンプルの中に宿る構造美を。
それぞれ異なるアプローチでありながら、どちらにも「incarnation の美学」と「GULLAM の美学」が確かに息づいています。

日本とイタリア、ブランドとセレクトショップ。
それぞれの職人たちの手がひとつの思想を共有する。

その共鳴こそが、今回の別注企画の核であり、両者の信頼関係が形となった証でもあります。

二つのジャケットは、まさに、両者のモノづくりへの想いが共鳴して生まれた証です

こちらのモデルは、11月上旬にGULLAM様にて入荷・アップ予定となっております。


GULLAMとincarnation
それぞれの想いが交差して生まれた、こちらの作品を、その結晶を、ぜひ実際に手に取って感じていただければ嬉しく思います。

詳しい詳細は、GULLAM様へお問い合わせください。

GULLAM
〒150-0033 渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
TEL:03-6416-4700
営業時間:12:30 ~ 20:00 
[土・日・祝]12:30 ~ 19:00
定休日: 水曜日

https://gullam.jp/shopping



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無骨さと美を纏う、渾身の一足 ─ Horse RG Leather Engineer Boots EG-1

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日オンラインサイトに新商品を更新いたしました。

オンランサイトはこちらから▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-rg-leather-engineer-boots-eg-1-vibram-soles-goodyear-welt-piece-dyed


その中でも今回は、強い想いを込めて制作した渾身の一足である、ホースレザー ラグリンザート エンジニアブーツ EG-1 をご紹介します。

一目で伝わる、ラグリンザート特有の革そのものの迫力。
そして、クラシックなエンジニアブーツの構造をベースにしながらも、現代の incarnation が再構築した、新たなバランスのデザイン。

素材、構造、染め、仕上げ。

すべての工程が、この一足のために丁寧に積み重ねられています。
このブーツに込めた想いを皆さまにも感じていただければと思います。

ぜひ最後までお楽しみください。

ホースレザー ラグリンザート エンジニアブーツ

HORSE RG LEATHER ENGINEER BOOTS EG-1  [art.11R-71147/VB]


ベースとなったのは、25AWコレクションで登場した新型 EG-1。

エンジニアブーツは、もともとアメリカで生まれたワーカーブーツが起源です。



ルーツを辿り、今を再構築するデザイン哲学

デザイナー小川自身もアメリカのカルチャーから大きな影響を受け、渡伊前は年中エンジニアブーツを履いていたほどの強い愛着を持っていました。

しかし、イタリアに渡り、ヨーロッパの文化や自然、そして職人たちの感性に日々触れる中で、デザイナーの中に美に対する新しい価値観が芽生えていきました。

アメリカ的な無骨さに、イタリアらしい繊細さと造形美が重なり合い、そこからincarnation 独自のデザイン性が確立されていきます。

25AWコレクションのテーマは

「渡伊当初の初期デザインを、今の感性で再構築する」


デザイナーにとってそれは、incarnationの過去と現在のをつなぐ試み。
王道とも言えるエンジニアブーツをイタリアの感性で再解釈するという新たな挑戦の始まりでもありました。

そして生まれたのが、この ENGINEER BOOTS EG-1

無骨さの中にエレガンスと構築美を共存させた、まさに incarnation ならではのエンジニアブーツです。


ノルウェージャン製法が支える構築美 ― 強度とフォルムの再構築


本来、エンジニアブーツは着脱を容易にするために履き口が広く設計されていますが、
EG-1ではシャフトを細身に再構築し、バックジップを採用。

利便性を保ちながらも、美しいラインを描くシルエットに仕上げました。


迫力のあるラグリンザートレザーに一本のジップラインが走ることで、機能性と造形美、その両方を兼ね備えたデザインとして確立されています。

バックルもまたエンジニアブーツの象徴。
製品染めによって本体と一体化し、重厚ながらも統一感のある表情に仕上がっています。


製法には、伝統的なノルウェージャン グッドイヤー ウェルト製法を採用。

アッパーとソールを二重に縫い上げることで高い防水性と耐久性を実現し、過酷な環境でも安定した歩行性を発揮します。

重厚でありながら、驚くほど快適な履き心地。
クラシックな構造に、現代的なバランス感とincarnationの感性を融合させた、
まさに渾身の一足です。



革が語る彫刻 ― ラグリンザートという存在


エンジニアブーツというワークブーツの象徴を、素材の力でどう再構築し表現するか。
その答えとして選ばれたのが、ラグリンザート ホースレザー でした。

ラグリンザート(raggrinzato)とは、イタリア語で「皺の寄った」という意味を持ちます。
このレザーは、通常よりも厚みのある大型の原皮をあえて選び、鞣しや加工の段階で、もともと革が持つ自然の皺を強調するように仕上げています。

さらに、製品染めによる収縮で繊維がぐっと引き締まり、革の表面に刻まれた皺がより際立つことで、深い陰影と立体感が生まれます。

まるで「自然が刻んだ彫刻」のような迫力。


力強くも美しい表情は、エンジニアブーツが持つ無骨さや強さを素材の質感で表現しています。
と、同時にイタリアの染色文化がもたらす奥行きある黒の深みが、無骨さの中に確かな洗練を添えています。

時間の経過とともに艶や皺が変化し、履く人それぞれの時間と共に唯一無二の表情へと育っていく。

それこそが、incarnation が目指す革との生き方です。


「力強さ」と「美しさ」、相反する要素をひとつに閉じ込めたこの素材こそ、今回のエンジニアブーツを支える、incarnationの核心ともいえます。


足に沿うフィットと馴染みサイズ選びの目安について

画像だけでは伝わりにくい着用感、そしてサイズ感を動画にまとめました。
(現在、限定公開の動画ですので、お手数ですがクリックをお願いいたします。)

こちらをクリックしてご覧ください▶︎ https://youtu.be/4sviYLw9pfA?si=4mUYG0AAPyUMzXC9



時を重ねて完成する、一足の物語


エンジニアブーツという原点を、イタリアの美意識と職人技で再解釈した EG-1。

その力強いフォルムと、ラグリンザートホースレザーが放つ深い陰影。
無骨さの中に確かな品格が宿るこの一足は、単なるブーツではなく、時を重ねながら完成していく作品です。

履くほどに馴染み、皺が刻まれ、艶が増していく。
そこに浮かび上がるのは、持ち主自身の生き方と時間。

エンジニアブーツのルーツに宿る「力強さ」と、イタリアの文化が育む「美しさ」。
その二つが重なり合い生まれたのが、 「HORSE RG LEATHER ENGINEER BOOTS EG-1 」です。

この一足が、日々の中で存在感を放ち、長く共に歩んでいく相棒となってくれることを願っています。



オンランサイトはこちらから▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-rg-leather-engineer-boots-eg-1-vibram-soles-goodyear-welt-piece-dyed

◾️お問い合わせ先
コンタクトページ : https://store-jp.incarnation.jp/pages/contact
MAIL : jp-store@incarnation.jp
LINE : https://lin.ee/0uR3Zyq 





[異素材で出会う、もうひとつのエンジニアブーツ ― 取扱店舗情報 ]

異素材で仕立てたエンジニアブーツが、下記ディーラー様に順次到着しております。

革の厚み、艶の出方―同じフォルムでありながら、素材が変わればまったく別の表情を見せてくれる。

光の加減や体温によって変化する陰影を、どうぞご自身の目で確かめてみてください。

B’2nd
〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西3丁目1番地 三番街ビル
TEL:011-222-4283
営業時間:11:00-20:00
※HORSE LEATHER ENGINEER BOOTS EG-1(ホースレザー 製品染め) 入荷済み



GULLAM
〒150-0033 渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
TEL: 03-6416-4700
営業時間: 12:30 ~ 20:00 
[土・日・祝]12:30 ~ 19:00
定休日: 水曜日
https://gullam.jp/shopping
※HORSE RESIN LEATHER ENGINEER BOOTS EG-1(ホースレザー レジナート) 11月上旬に入荷予定



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製品染めレザーのお手入れについて|革と共に過ごすために

incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

レザーが主役になる季節。

そろそろ本格的に着回そうか、または、すでに日々袖を通している方も多いのではないでしょうか。
着るたびに艶が深まり、皺が息づいていく。その変化を楽しみながらも、ふと「どのようにお手入れすればいいのか」と思うこともあるかもしれません。

今回は、incarnationを象徴する製品染めレザーを題材に、日々のメンテナンスやトラブル時の対処法をQ&A形式でまとめました。

少し長い内容となりますが、これまでお伝えしきれなかったお手入れの考え方を丁寧に綴りましたので、ゆっくりとお付き合いいただければ嬉しく思います。

また、昨日配信したメルマガでは、新しい情報を少し先取りしてお届けしています。
もしまだご確認いただいていない方は、ぜひチェックしてみてください。
少しワクワクするような内容が入っています。

お気に入りの一着を、これからも長く、愛着を持って。

どうぞ、最後までご覧いただければ嬉しく思います。


はじめに ― 製品染めレザーとは、一般的なレザーと何が違うのか

縫製完了後、染める前のレザーウェア

製品染めの方法はご存じの方も多いと思います。
縫製まで完成したジャケットをまるごと染める製法ということはこれまでもお伝えしてきましたが、実際に「普通のレザーとどう違うのか」というところまでは、具体的にお話しする機会が少なかったように思います。

まず製品染めの特徴は、しなやかさと耐摩耗性、そして多少の水分や湿気にも動じにくい点です。

完成したジャケットをまるごと染め上げることで、縫い目やジップ、裏地にまで染料が入り込み、深い陰影と立体感が生まれます。

ブラックに染め上げたレザーウェア



染色の工程では「揉み」「叩き」「ねじり」といった物理的な刺激を加えることで、繊維が引き締まりながらもしなやかさを保ち、同時に耐久性を高めていきます。

さらに染料とともにオイルが芯まで届くため、多少の水分や汗に触れても大きく変化することはありません(ただし防水ではありません)。

こうして一度仕立て上げたものが、もう一度「生まれ変わる」。
それが製品染めです。

incarnationのレザーが放つ息づく皺や深い艶は、この工程の副産物ではなく本質そのもの。完成した先に、もう一段階の生命を吹き込むプロセスといえます。

着始めのうちは、淡い色のインナーとの強い摩擦で色移りする可能性があります。最初はダークトーンの服から合わせると安心です。



Q1. 着用前に何か準備は必要ですか?


購入したばかりのレザージャケットは、まずオイルやクリームなどを塗った方がいいのか。

そんな疑問を持つ方も多いと思います。一般的なレザーでは、最初に油分を補うプレメンテナンスが推奨されることもありますが、incarnationの製品染めレザーには必要ありません。

仕上げの段階で、染料とともにオイルが芯までしっかり浸透しており、革そのものがすでに理想的なバランスを保っています。むしろ塗り足すことで、通気性の低下やベタつき、色ムラを招く恐れがあります。

一番の準備は、まずそのまま袖を通すこと。

体温と湿度が繊維をやわらかく解き、あなたの動きに合わせて形が記憶されていきます。新品の硬さは数日で自然にほぐれ、やがて自分の体の一部のように馴染んでいくでしょう。

最初から「塗る」よりも「馴染ませる」。

それが、製品染めレザーと付き合ううえでいちばん自然で美しいスタートです。




Q2. 普段のメンテナンスは? オイルは本当に必要ですか?


「なにか塗った方が、革のためになるのでは?」そう思う方も少なくないでしょう。
けれど結論から言えば、普段は「休ませる」だけで十分です。

着用後は、風通しの良い日陰に吊るして一晩。

汗や湿気を逃がせば、革は自らの力で整います。乾拭きやブラッシングも必要ありません。数週間着なかった場合でも、1日袖を通すだけで繊維が再び動き、自然な艶が戻ってきます。

なぜそれで良いのか。

incarnationの製品染めレザーは、染料とともにオイルが芯まで深く浸透しており、油分は簡単には抜けません。つまり、すでに完成された状態なのです。
オイルを重ねすぎると通気が妨げられ、ベタつきやムラの原因になります。

革は呼吸しています。

必要以上に足し算をするより、空気と時間に委ねる引き算のケアこそが、美しく育てる近道です。



Q3. 雨や水に濡れてしまった場合は?


帰り道で突然の雨に降られてしまって…。濡れたレザーを見ると不安になるものですが、慌てなくて大丈夫です。
製品染めレザーは、染料とともにオイルが芯まで浸透しているため、短時間の雨や水濡れでは致命的なダメージにはなりません。

まずは、乾いた布で軽く押さえるように水気を取ります。こすらず、革の表面をなでるように拭き取るのがポイントです。
その後は形を整えてハンガーに掛け、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。直射日光やドライヤー、ストーブの熱風は避けてください。繊維が硬化し、風合いを損ねてしまいます。

もし輪ジミが出た場合は、固く絞った濡れタオルでシミの部分と周辺を軽くたたき、境界をぼかすようになじませます。時間の経過とともに自然にトーンが整っていきます。
濡れた直後は、色移りが起こりやすい状態でもあります。
乾くまでは淡い色の衣類やバッグとの強い擦れを避けておくと安心です。

乾いた後、再び袖を通すと、徐々に馴染んで元に近くなります。
濡れた範囲が大きい場合は、革の状態を見ながら、ゆっくりとストレッチするような感覚で着てあげてください。雨に濡れた後は、乾燥によって一時的に繊維が硬くなっているため、急な負荷を与えるとダメージを与える可能性があります。

焦らずに、空気と時間に任せて。
革は、思っている以上にしなやかに回復してくれます。




Q4. 色ムラが出てきたときは?

肩部分の日焼け

レザーにうっすらと色ムラやシミのような変化が現れたとき、最初は驚くかもしれません。しかし、それは経年変化の一部として自然に起こるものです。

主な原因は日焼け(紫外線)と油分の付着の二つです。

日焼けの場合、窓際などで部分的に長期間直射日光を浴び続けると、そこだけトーンが変わって見えることがあります。予防としては、保管の際に直射日光を避け、着用後は日陰で休ませることが効果的です。

強い退色が気になる場合や、部分的な補色が必要なときは、ご自身での色入れは避け、ディーラー、またはincarnation Japanにご相談ください。
革の状態や染料の相性を確認したうえで、最小限の調整で整えることができます。

上:メンテナンス前  下:メンテナンス後



もう一つの原因である油分の付着は、食事の際のドレッシングやリップバームなど、日常のちょっとした接触によって起こります。
製品染めレザーは芯までオイルが入っているため、時間の経過とともに自然に周囲へなじみ、目立ちにくくなる場合が多いです。

無理に拭き取ったり、中性洗剤やアルコールを使うことは避けてください。
乾燥や輪ジミ、さらなる色ムラの原因になります。気になる場合は、専門スタッフが全体のトーンをわずかに整えることで、違和感を抑えることも可能です。

ムラは劣化ではなく、レザーが成熟していく過程でもあります。

焦らずに、直射日光を避けながら、休ませる・着るを繰り返して様子を見てください。
時間の流れとともに、あなたの動きや温度に馴染んだ、唯一の表情へと変わっていきます。



Q5. 保管時に気をつけることは?

裏地ケア:水で固く絞ったタオルで軽く拭く


クローゼットが少し詰まり気味に。秋の衣替えの時期によく聞くお悩みです。

レザーにとっての大敵は湿気と圧迫です。
詰まっているのは仕方ないこと。休みの日などに数着出して空間を作ってあげたり、クローゼットの扉を開けて風を通してあげるだけでも効果があります。
除湿剤を併用するとより安心です。
ビニールカバーなど通気性の悪い素材で覆うと湿気がこもり、革の呼吸を妨げてしまいます。

今の気分でローテーションから外れているウェアがあるなら、時々場所を入れ替えてあげるとよいでしょう。
革は空気を感じ、触れることで呼吸し、手をかけた分だけ応えてくれる生きた素材です。

密閉するよりも、空気の中で静かに休ませるほうが安定します。
においが気になるときは、直射日光を避けた日陰で数日間陰干しを。風通しのよい場所で干すと効果的です。
また、活性炭などの脱臭剤を近くに置くことで、においをやわらげることができます(革に直接触れさせないよう注意してください)。

裏地のケアには、水で固く絞ったタオルで軽く拭き、その後しっかり自然乾燥を。
化学的な消臭スプレーは、タンニンや油分を壊す恐れがあるため使用は避けましょう。

時間の経過とともに香りは落ち着き、やがて革本来の深みへと変わっていきます。




結論―長く美しく着るために一番大切なことは?


結局、何を一番大切にすればいいですか。そんな声をよくいただきます。

答えはとてもシンプルです。

「たくさん着てあげること。」

そして、着ないときは空気の通る場所で静かに休ませてあげること。

レザーは触れた分だけあなたの動きや体温を吸い込み、時間の中で少しずつ表情を変えていきます。
無理に完璧を目指すより、着ることと休ませることを繰り返す。
その循環の中でこそ、革はしなやかに育ち、あなたと共に時間を重ねていく一着になっていきます。

革は、着る人と共に育っていく素材です。
動きや時間の重ね方によって、ひとつとして同じ育ち方はありません。
その変化こそが、レザーの本当の魅力です。


本日も最後までご覧いただき有り難うございました。




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二色が織りなす、新たな質感 ─ 布帛が語る秋冬の表情

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、先週国内に入荷した 25AWコレクション布帛シリーズのを紹介します。

コットンをベースに、顔料を丁寧に吹き付けることで生まれる、奥行きと深みのある独特の表情。
表面には顔料特有のざらつきとマットな質感が現れ、着込むことでわずかに顔料が擦れ、下地の色が滲み出ていく。

その経年によって完成していく素材こそ、このシリーズ最大の魅力です。

長く愛用するほどに、顔料の層が変化し、自然なムラや陰影が現れる。
ヴィンテージのような風合いを楽しみながら、どこかモードな空気も纏う。

まさに25AWを象徴する、生地そのものが語るシリーズです。

ぜひ最後までお楽しみください。

素材に込められた意図と「Bicolore(ビコローレ)」の魅力

今回の 布帛73シリーズ は、25AWコレクションの中でも特に印象的な素材です。

イタリア語で「Bicolore(ビコローレ)=二色(ツートーン)」という名の通り、表面の顔料とベースカラーのコントラストによって生まれる、奥行きある表情が特徴。

ヴィンテージのようなムラ感を持ちながらも、洗練された印象を併せ持つ、まさに incarnation らしい表現のひとつといえます。

この生地は、同じく25AWから登場したレザーマテリアル「Resinato(レジナート)」の「吹き付け」という表現方法を探す中で出会った素材です。


ホワイトコットンの表面にブラックの顔料を吹き付けることで、柔らかさと立体感を同時に表現。
そして布でありながら、レザーに負けないほどの強い存在感を放ちます。

また、時間と共に顔料がわずかに擦れ、下地の色が滲み出ることで、「経年変化によって完成する」という、レザー同様の魅力も持ち合わせています。

布帛でありながら、まるでレザーを育てるような感覚を味わえる、非常に稀有な素材です。



新作モデル3型を紹介

Gジャンとレインコートデザインをベースに、デザイナーが思うウェア2型に最も合うパンツシルエットを採用した3型になります。


JEAN JACKET [art.73-41250]

incarnationのGジャン型をデザインベースに、この素材を当てはめた無骨さと上品さが同居する一着です。

生地への吹き付けによって、存在感を放つ仕上がりに。
光の角度によって微妙に表情を変え、マットでありながら奥行きのある陰影が浮かび上がります。

ヴィンテージのGジャンを彷彿とさせるディテールを持ちながらも、パターンやシルエットはあくまでモード。
そのバランス感が、incarnation を象徴しています。

裏地を省いた仕様により、軽やかな着心地とシャープなフォルムを両立。
コットンは起毛となっており保温性も高く着心地も良いです。

春先や秋口など季節の変わり目にも取り入れやすく、インナーやアウターのどちらでも活躍します。

ステッチワークやボタン位置といった細部には、デザイナーの意図が感じられ、削ぎ落とされたデザインの中に宿る確かな存在感が、incarnation らしさを際立たせます。



MAC COAT [art.73-5440]

レインコートデザインをベースにincarnationが構築したマックコート。

伝統的なコートの構造を保ちながらも、生地の持つ独特の陰影が加わることで、静けさの中に力強さを感じさせる一着に仕上がっています。

シルエットは直線的でありながら、動きに合わせて自然に流れるように設計。
ボリュームのある襟や比翼仕立てのフロントが、モードな印象を際立たせます。


裏地には軽やかなチェック生地を採用。

外側のモノトーンな表情に対して、内側にはさりげない温かみを添えることで、無骨さと洗練が共存するバランスの取れたコートに仕上がっています。


防風性・防寒性に優れるだけでなく、軽やかで動きやすい。
そして、レザージャケットの上からでも自然に羽織れるシルエット。

incarnationならではの実用性とデザイン性を兼ね備えた一着です。


LONG DARTS SKINNY PANTS [art.73-6400]


シリーズを締めくくるのは、ロングダーツ スキニーパンツ。
生地の質感をダイレクトに体感できる一本です。

製品染めを施したような陰影と、顔料吹き付けによるマットな質感が相まって、動きのたびにほのかに光を吸い込むような立体感が生まれます。

その独特のトーンは、レザーはもちろん同素材のジャケットやコートと合わせることで深みを増し、トータルで統一された世界観を構築します。


シルエットは、incarnationのパンツを象徴するデザイン「ロングダーツ構造」。

脚のラインに沿って大胆に入るダーツが立体的なカッティングを生み、細身でありながらも可動域をしっかり確保した設計です。


穿き心地は驚くほど軽く、柔らかなコットン素材と相まって快適なフィット感。

ミニマルでありながら造形的な陰影を描き出すことで、布帛素材でありながら確かな存在感を放ちます。

シンプルでいて完成度の高い一本です。


今回ご紹介したシリーズは、布帛でありながらレザーのような迫力を備えています。
一方で、布ならではの軽やかさも併せ持ちます。

顔料の吹き付けによって生まれる奥行きあるコントラストが、着るたびに新たな表情を生み出します。

その変化は、まるで時間の経過を纏うかのようにゆっくりと、確かに育っていきます。

ジャケット・コート・パンツ。

それぞれが単体で完成された造形を持ち、同素材で組み合わせることで、ひとつの世界観を形作ります。

布帛ならではの軽やかな着心地。

レザーとは異なるアプローチで、素材そのものが語る存在感を、ぜひ感じてみてください。


新作アイテムについて
これらのアイテムは、下記のディーラーにて取り扱っております。
サイジングや詳細についてはお問い合わせください。

GULLAM
〒150-0033 渋谷区猿楽町6-11 プリムローズマンション1F
TEL: 03-6416-4700
営業時間: 12:30 ~ 20:00 
[土・日・祝]12:30 ~ 19:00
定休日: 水曜日
https://gullam.jp/shopping
*完売いたしました。


MORPHINE
〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通3-118 ムラカミビル1F
TEL: 0532-53-8933
営業時間: 11:00 ~ 20:00 
定休日: 水曜日
https://www.morphine.jp


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深まる季節に出会う、一生もののレザーウェア

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先週ご案内した新作アイテムが、各ディーラーに並び始めました。
重厚なレザーウェアから存在感のあるファブリックまで、今すぐ袖を通していただきたい仕上がりばかりです。

今回はその中から、長年のパートナー karaln(カーラル)様との別注ジャケットとブーツをご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。


別注で生まれた、特別なベビーカーフジャケット

HEAVY WEIGHT BABY CALF LEATHER 1B JACKET LINED JJK-3
[art.H16-1247]

color:91NBK (ブラック エディション =染色、裏地、ステッチ、パーツを全てブラック仕様)


今回ご紹介するのは、karaln様との別注によって生まれたレザージャケット。

2010年のブランド創業当初からincarnationを取り扱ってくださっているお店であり、お付き合いの長いパートナーです。

オーナーの和田様は、オーダーいただいたアイテムを「商品」ではなく「作品」と呼び、ひとつひとつに真摯に向き合いながら届けてくださいます。
その姿勢に、私たちも深い敬意を抱いています。

クラシックなディテールと、incarnationならではの素材選びが融合した、私たちが胸を張って「作品」と呼べる特別な一着です。


王道のノッチドラペルが醸す、端正な表情

今回の別注ジャケットの大きな特徴は、クラシックな「ノッチドラペル」。

これは、上襟(カラー)と下襟(ラペル)の継ぎ目にできるV字の切り込みのことを指した、テーラードジャケットにもっとも広く使われてきた、基本にして王道のデザイン。

端正で落ち着いた印象を与えることから、クラシックな装いの象徴ともいえるディテールです。


近年のincarnationのレザージャケットは、基本のシルエットは大きく変えずに、襟やベント(ジャケットの背中の裾部分にある切れ込み)といったディテールを変化させることで、そのシーズンごとのムードを表現してきました。

この「基本のシルエット」とは、流行に左右されず長く着られる普遍的な形。

ワードローブに一着は持っていたいベースとなる存在です。

そこにノーカラーのミニマルな雰囲気、ショールカラーの柔らかな印象、そして今回のノッチドラペルが持つクラシックな存在感。

違いを重ねることで、新しい表情が生まれていきます。


繊細さと強さを併せ持つ、incarnationのベビーカーフ

今回の別注ジャケットに選ばれたのは「ベビーカーフ」。

生後6か月前後の仔牛の革を指し、きめ細やかな銀面と、しっとりとした柔らかさ、そして上品な光沢が特徴です。
ゆえにラグジュアリー素材の代名詞として、長く革好きに愛されてきました。

ただし、incarnationが選ぶベビーカーフは、一般的なものとは一線を画します。

市場でよく流通するのは薄く繊細なタイプですが、incarnationは信頼するタンナーとの協力のもと、あえて「やや大きめで厚みのある原皮」のみを厳選。

ベビーカーフ特有の繊細さに加えて「厚み」と「コシ(ハリ)」を備えることで、クラシックなジャケットにふさわしい重厚感を持たせながら、着るほどに体に馴染んでいく強さを宿しています。

繊細さと強さ。

その相反する要素を兼ね備えることで、このベビーカーフは、まさに別注にふさわしい特別な素材となっているのです。


縫い目を抑えた構造美と、革そのものの迫力


今回の別注ジャケットでは、厳選されたベビーカーフを贅沢に使うことで、背中を一枚革で仕立てるなど、縫い目を極力抑えた構造を採用しています。

パーツ数を減らすことで革の美しい表情がそのまま際立ち、流れるようなシルエットが生まれています。

さらに襟や袖口にはステッチを入れず、製品染めを施すことで革に厚みと膨らみが加わり、ややボリューム感のある仕上がりに。

カジュアルさをまといながらも端正な印象を保ち、あらゆるシーンで活躍できる汎用性を持ったジャケットになりました。

ベビーカーフは厚みとコシを備えているため、製品染めをしても過度に縮むことなく、立体感をしっかりと保ちます。

その結果、重厚でキリッと引き締まった存在感が際立ちます。

繊細なきめ細かさと力強いハリ。
このギャップこそが、別注にふさわしい特別な一着を形づけています。

color:91NBK (ブラック エディション =染色、裏地、ステッチ、パーツを全てブラック仕様)






進化を遂げた定番ブーツ──履き心地とシルエットを両立

HORSE LEATHER DUAL ZIP SHORT DZ-1 #2LEATHER+VIBRAM SOLES PIECE DYED
[art.11V-71057] 


今回あらためてご紹介したいのが、オーダーをいただいたブーツ。

incarnationを象徴するシルエットを持ちながら、実用性を兼ね備えたモデルです。

もともとは定番として人気を博したサイドジップブーツをベースにしています。

そのシルエットはそのままに、着脱のしやすさを考えてジップを後ろに配置したのが今回の特徴。

color: 91N (ブラック)



バックジップはサイドジップ以上に実用的で、足入れのしやすさと同時に、デザイン上のアクセントとしても機能しています。

ジップの長さは短すぎず、長すぎず。

履き口の開き具合とシルエットの美しさを両立するため、細部まで調整を重ねました。

color: 12N (ライト グレー)


一見シンプルなブーツながら、実際に履いていただくと、その快適さとバランスの良さを実感していただけるはずです。

それだけ多くの方に支持をいただいたモデルであり、incarnationのブーツづくりを語るうえで欠かせない一足です。

*karaln様にて、カラーはブラックとライトグレーの2色で展開しましたが、ライトグレーは完売いたしました。


写真では伝わらない質感を、店頭で体感してください

color: 91N (ブラック)


今回ご紹介した、karaln様との別注ジャケット、そしてオーダーされたブーツ。

どちらも写真や言葉だけでは伝えきれない、圧倒的な質感と存在感を放っています。
袖を通した瞬間に感じる革の重み、実際に足を入れた時のブーツの佇まい。

ぜひ karaln 様で、この特別な「作品」たちをご覧ください。

きっと、一生ものと呼べる出会いになるはずです。

karaln ホームページはこちら
https://www.karaln-shop.com/




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選ぶ楽しさ、履く楽しさ。イタリアで生まれる色彩スニーカー

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は、ホースレザー・ハイカットスニーカー [11B-71077] をご紹介します。

顧客様がまず1足めのブラックBLACK(B91N)を選ばれ、その履き心地と履いたシルエットを気に入ってくださったことから、今回は同型で彩り豊かな5色を追加オーダーいただきました。

同じデザインであっても、色が変わるだけでまったく異なる表情を見せてくれるのが、このスニーカーの魅力。

今回、顧客様より掲載のご了承をいただきましたので、この「色のちがい」がもたらす楽しさをお伝えできる、ちょうど良い機会となりました。

「選ぶ楽しさ」と「履く楽しさ」。

その両方を感じさせてくれるスニーカーの魅力を、ぜひご覧ください。


ホースレザー ハイカット スニーカー SS-1H

HORSE WHITE LEATHER SNEAKER SS-1H HIGH CUT WHITE HIGH RUBBER SOLES PIECE DYED
[art.11B-71077]

incarnationのハイカットスニーカー。
ミニマルなシルエットに、力強さと繊細さを同時に宿したデザインが特徴です。

素材には柔らかくしなやかなホースレザーを使用。
履き込むほどに足に馴染み、レザースニーカーならではの経年変化を楽しめます。

他のスニーカーと一線を画すのは、やはり製品染めを施している点でしょうか。
完成した形のまま染め上げることで、ホワイトソールにも独特の深みと表情が生まれ、
よりホースレザーの良さを引き立てます。

さらに統一感を高めるため、靴紐までも同じ製品染めを施しています。
細部に至るまで徹底したこだわりが、全体を一つの作品として仕上げています。

無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインは、カジュアルにもモードにも対応できる万能な一足です。
シンプルな中にも、incarnationを象徴するオーバーロックをさりげなくあしらい、
主張しすぎないながらもブランドらしいエッセンスを宿しています。

パンツを選ばず、どんなコーディネートにも自然に溶け込むの魅力のひとつです。

イタリアの染色技術が生み出す、唯一無二の色彩

イタリアには、長い歴史の中で培われてきた染色技術があります。

その伝統を受け継いだ職人たちが、丁寧に染め上げることで生まれるのは、イタリアらしい自然を連想させる豊かな色彩。

このスニーカーも然り、染料が革へ浸透する過程で現れる濃淡や陰影が生まれます。
鮮やかさの中に深みを感じさせる色合いは、イタリアの染色文化と自然と職人技が重なってこそ生まれるもの。

使い込むほどに少しずつ色が変化し、時間とともに自分だけの一足へと育っていくこともこのスニーカーにも当てはまります。

そして、スニーカーならではの魅力は、他のシューズよりも自由に色で遊べること。

選ぶ色によってスタイルの印象は大きく変わり、日常の中に新しい空気を運んでくれます。
自分はどの色が好きで、ワードローブとしっくりと馴染むのか。
想像するだけで、心がに弾んでいきますね。

それでは、カラーバリエーションをご紹介します。

Color:DIRTY YELLOW(No.21N-OC )

明るく軽快な印象を与えるイエローに OC加工(色に深みを加える加工)を施しました。履き込むほどに色がじわりと濃くなり、まるで日焼けしたような焼け感が現れ、
ヴィンテージさを感じさせる表情へと変化していきます。

Color: LIGHT GREEN(No.32N )

自然を想起させる深みのあるライトグリーン。
グリーンというよりも淡いライトグリーンを採用することにより、他のカラーに比べ
濃淡さがより際立つ一足に仕上がりました。
どんな風合いになっていくのか今後が楽しみです。

Color: OIL WASHED (No.B00N)

清潔感とモード感を兼ね備えたホワイト。
白鞣しの革を使用し、染料を加えずにオイルのみで仕上げることで革本来の柔らかさと奥行きある表情がより際立たせました。
履き込むほどにオイルがなじみ、艶と深みが増していきます。


Color: DIRTY GRAY (No.B82N-OC)

白鞣しの革をベースに、グレーに製品染め。
落ち着きと奥行きを感じさせるグレーに、OC加工(色に深みを加える加工)を施しました。
このOC加工とは、手作業でオイルと染料を調合し塗り込み、微妙な色ムラが深みを生み出す作業です。他のカラーに比べ、ゆっくりと味わいを増していく色味です。


Color: DIRTY ORANGE (No.54N-OC)

鮮烈で目を惹くオレンジは、イタリア染色ならではの鮮やかさが際立つカラー。
こちらもOC加工(色に深みを加える加工)を施しました。
眩しすぎるくらいのオレンジに深みを加え、ワントーン落ち着かせることで
色味に奥行きを与えています。
足元にアクセントを添え、コーディネート全体を華やかに引き立てる一足です。



同じモデルでありながら、カラーが変わることでまったく異なる表情を見せる今回のスニーカー。
それぞれのカラーには、イタリアの染色技術と手作業の温もりが宿り、履き込むほどに個性が際立ち、唯一無二の存在へと育っていきます。

シンプルなデザインだからこそ、スタイルやシーンを選ばず、日常に自然と溶け込みながらも確かな存在感を放つスニーカーをご紹介させていただきました。


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革と共鳴する秋冬| HEAVY WEIGHT シープレザー 新作紹介

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

9月も半ばを過ぎ、少しずつ秋を感じられるようになってきました。
今年も秋〜冬はどんな雰囲気のファッションを楽しみたいか考えるのが楽しみですね。

今回は25AWコレクションの中から2型をご紹介いたします。

最後までご覧いただけますと嬉しく思います。

深化する魅力。ヘヴィウェイト シープレザーが語る、秋冬の装い


25SSシーズンに登場し、注目を集めた「ヘヴィウェイト シープレザー」。
その最大の魅力は、0.9〜1.0mmという、他にはないであろう厚みとしなやかさの共存にあります。

一般的な厚手のレザーとは一線を画し、重厚な存在感を持ちながらも、身体の動きに合わせて滑らかに表情を変えるこの革。
まさしくincarnationが長年追い求めてきた理想の素材のひとつです。

偶然に手に入った一枚の革から始まったこのレザーは、タンナーとの長い期間の探求を経て、ついに安定した供給へと至りました。
よりコシのある独自の鞣しを施すことで、着るほどに身体に馴染み、独自の経年変化を刻む革が完成したのです。

この特別な素材の魅力を最大限に引き出すべく、25AWコレクションでは、全く異なるアプローチでデザインされた2つの新作をご紹介いたします。

 HEAVY WEIGHT – シープレザー ハイネックベスト

HEAVY WEIGHT SHEEP LEATHER HIGH COLLAR ZIP VEST LINED HV-1
[art.H15-2307]

col:91NR(ブラック スウェード)

4B (4つのボタン) そして5B(5つのボタン)ベストがご好評をいただいてきた中、久しぶりの登場となるのが、このハイネックベスト。

そのデザインは、incarnationのアーカイブを紐解き、13AWシーズンのダウンベストからインスピレーションを得て生まれました。

高めに設定されたカラーは、首元を程よいゆとりを持ちながらも、身につける人に凜とした佇まいを与えます。

このハイカラーの絶妙な高さとフォルムは、まさにincarnationのアイデンティティそのもの。
きっと、ひと目でincarnationだとわかる方も多いのではないでしょうか。



そして、このベストの最大の魅力は、その多様性にあります。

秋冬シーズンには、コートやブルゾンのインナーとして合わせることで、着こなしに奥行きと洗練されたレイヤードスタイルを生み出します。

一方で、春夏には、カットソーの上に羽織るだけで、軽やかでありながら存在感のあるスタイルを完成させます。

フロントのジップを開けてラフに着こなすか、閉めてソリッドな印象にするかで、まったく異なる表情を楽しめます。

着用シーンや気分に合わせて、何通りもの着こなしを可能にする、まさに「隠れた名品」と呼ぶにふさわしいアイテムです。





HEAVY WEIGHT – シープレザー フードブルゾン

HEAVY WEIGHT SHEEP LEATHER ZIP FRONT HOODED BLOUSON LINED SJ-4
art.H15-42037

左から Color: 91N(ブラック) 81N-OC(ダーディ グレー)
左から Color: 52N-OC(ダーティ ボルドー) 42N-OC(ダーティ ネイビー)


このフードブルゾンは、「ヘヴィウェイト シープレザー」が持つ、重厚感と軽やかさという相反する要素を、見事に融合させた一着。

フードは横幅を持たせながらも、深さを抑えることで、主張しすぎず、着る人のスタイルにさりげなく溶け込むように設計されました。

この設計されたデザインが、着る人の個性をに引き立ててくれます。


シルエットは、25SSシーズンのスカジャンから受け継いだバランスをさらに進化させました。

フードを考慮して、身幅をスカジャンより、わずかに細くすることで、リバランス。

そして肘下からボリュームを持たせ、手首部分で絞るという独特のパターンは、重厚なレザーに軽やかな動きを演出します。



着用するたびに生まれる豊かなドレープは、動きに合わせて表情を変え、無骨なレザーに新たな一面の発見を与えてくれます。

これらにより、重厚感とルーズな雰囲気が織りなす、独自の世界観を生み出します。


ヘヴィウェイト シープレザーベストは、現在各ディーラーにて入荷しています。

また、incarnation Japan オンラインストアでは、10月下旬に入荷を予定しています。

フードブルゾンは、9月末から10月初旬にかけて入荷します。
同じタイミングで、ヘヴィウェイト シープレザーやベビーカーフのジャケット、そしてご好評いただいているショートブーツなど、秋冬の装いを完成させるアイテムが続々と入荷予定です。

今後のコレクションにも、どうぞご期待ください。







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唯一無二の表情をまとう ─ MORPHINE別注アイテム

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、愛知県豊橋市に店舗を構える MORPHINE 様との別注アイテムをご紹介いたします。
伝統的なメンズファッションを軸にしつつ、ミリタリー、モード、ストリートといった幅広いジャンルを、絶妙なバランスで掛け合わせる独自の世界観。
そのセレクトは、単なる「洋服」ではなく、ライフスタイルそのものを提案する力強さを持っています。

今回は、MORPHINE様の世界観とincarnationの感性により誕生したレザーアイテム。
通常コレクションとは違ったアプローチで、MORPHINE様らしいエッセンスを注ぎ込みました。

ぜひ最後までお楽しみください。

バッファローレザー ワンショルダー トートバッグ

MORPHINE Exclusive. Buffalo Leather One Shoulder Tote Bag
Col.DIRTY BLACK(91N-OFC)
[art.22-9123]


2025AWコレクションにて久々に復刻されたデザインをベースに、MORPHINE別注仕様で仕立てた特別なバッグ。
コレクションではレジナート加工を施したホースレザーを採用していましたが、今回は、バッファローレザーを使用。その持ち味を活かし、レザーならではの雰囲気と特性を表現しました。


バッファローレザーが放つ圧倒的な存在感

バッファローレザー特有の荒々しくも立体的なシボ感は、まるで自然が刻んだ彫刻のような力強さを感じさせます。


使い込むほどに、深く濃く育っていく透明感のある色艶。

カラーは、それをより顕著に引き立てるBLACK (91N-OCF)を採用。
黒の染料で製品染めを施し、さらに手作業で深みのある黒へ。

時間を重ねることでしか得られない奥行きが、持ち主と共に歩んだ証として現れていきます。

私自身もバッファローレザーがとても好きで、
この素材には「革を育てる喜び」が凝縮されていると強く感じています。

野生味溢れる荒々しく無骨な印象を放ちながらも、使い込むほどにその表情は深みを増し、やがて荒々しさが品格へと昇華し育っていく、
その過程こそが、このバッファローレザーならではの魅力だと思います。

シンプルさの中に潜む機能性

トートバッグとしてはもちろん、付属のストラップを取り付けることでショルダーバッグとしても使用可能な2WAY仕様。
その日のスタイルやシーンに合わせて自由に使い分けて楽しめるアイテムです。


無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは、バッファローレザーの存在感を際立たせながらも、ビジネスから日常使いまで幅広く対応。

A4サイズの書類やPCを余裕で収納できるサイズ感で、内側には便利なポケットが配置されています。
そして、見た目の迫力からは想像できない軽さ。あえて素材を通常のバッグに使用するレザーより薄くすることで得られる使いやすさを考慮しています。

普段使いはもちろん、1日程度の旅行にも対応できる収納力を備えています。
デザイン性と実用性を両立し、ライフスタイルに合わせて自由に使い分けられるバッグです。

同じデザインであっても、素材が変わることでまったく異なる世界観を見せてくれます。このバッグは、バッファローレザーだからこそ辿り着いた仕上がり。

その力強さと深みを、ぜひご自身の手で触れ、使い込み、唯一無二の一品へと育てていただければ嬉しく思います。


詳細はこちらから▶︎
MORPHINE Exclusive. 22-9123 Color:91N-OCF( ダーティブラック)

ホースレザー ベルト ロングバックル

MORPHINE Exclusive.

Horse Resin Leather BELT Long Buckle (レジナート)
Col.GRAY x BLACK(82x91R)
[art.11D-8413]

Horse RG Leather BELT Long Buckle (ラグリンザート)
Col.BLACK(91N)
[art.11R-8417]

MORPHINE様の別注によって復活したナローベルト。
過去のアーカイブモデルをベースに、MORPHINE岩瀬様が選び抜いた素材を組み合わせて仕立てた別注仕様です。
今回は、近年のincarnationを代表する2種類の素材を採用しました。

ミニマムな中にも確かな存在感を放つロングバックルは、
シンプルなスタイリングに、ひとつ加えるだけで印象を変えるアクセントに。
ベルト自体が長くイージーに先端を垂らして魅せることができ、幅広いコーディネートに対応します。

視覚的な経年変化を楽しむ、レジナート


レジナート(Resinato)の語源となる「レジナ(Resina)」は、イタリア語で「樹脂」を意味します。
ホーススエードの表面に樹脂を吹き付けることで、スエード特有の毛羽立ちが一度静まり、硬質な光沢と独特の奥行きを持つ表情へと変化します。

カラー82(グレー)に91R(ブラック)のレジナを吹きつけた革を採用。

使用を重ねるうちに樹脂はひび割れ、下からグレー色のスエード本来の表情が少しずつ現れる相反するふたつの表情が混じり合うことで、唯一無二の経年変化を楽しめます。

製品染めで際立つ、ラグリンザートの迫力

製品染めによる収縮で革の繊維が引き締まり、自然に刻まれたシワが際立つことで、
独特の陰影と立体感を生み出すラグリンザートレザー。
カラー91N(ブラック)で染め上げました。
incarnationの得意とする製品染めを施しており製品染めならではの深みと迫力は、
シンプルなナローベルトの中でこそ際立ち、さりげなくも強い存在感を放ちます。

二つの素材が織りなす、別注ならではの世界観

同じデザインであっても、素材が変わることでまったく異なる表情を見せます。
今回の別注ベルトは、時間とともに変化し、唯一無二の存在へと育っていく一本です。

MORPHINE様とincarnationが大切にしている想い。
今回の別注アイテムにもそのエッセンスが込められており、単なる装飾品としてではなく、
日々のスタイルをより自由に、そして豊かに彩るためのアイテムとして仕上がりました。

ぜひ実際に手に取り、その存在感と育っていく楽しみを感じていただけたら嬉しく思います。

詳細はこちらから▶︎

MORPHINE Exclusive. 11D-8413 Color:82 x 91R(グレー x ブラック)

MORPHINE Exclusive. 11R-8417 Color :91N(ブラッ



札幌で体感する26SSコレクション最終イベント

いよいよ今週からスタートしている、今シーズン最後のオーダー会。
ここまで各地で多くの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
そして締めくくりとなる最終会場は、札幌。

お近くにお住まいの方はもちろん、出張やご旅行で札幌を訪れる予定がある方も、
ぜひこの機会にお気軽にお立ち寄りください。

今季のフルラインナップを実際に手に取り肌で感じれる最後の機会となっております。
実際に触れていただくことで、画面越しでは伝わらない
レザー特有の質感や素材感を存分に体感していただけるはずです。

■ B2nd札幌店

開催日程 : 9月12日(金)・13日(土)・14日(日)・15日(月) 11:00-20:00

会場:B2nd札幌店

〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西3丁目1番地 三番街ビル
※アポイントは不要ですが、ご予約いただいた方を優先してご案内いたします。

お問い合わせ先: TEL:011-222-4283

Instagram DM: B2nd 札幌公式アカウント






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記憶をまとい、今を映す靴 ─ GULLAM別注モデル登場

いつも incarnation Japan ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は、GULLAM様との別注レザーシューズについてご紹介いたします。

長い時間を経ても色褪せることのない原点のモデルをもとに、GULLAM x incarnationの新たなかたちとして生まれた一足。
その背景にある物語と、ディテールに込められたこだわりをお届けいたします。

あわせて、札幌にて開催される、今シーズン最後の〈26SSコレクション PRE-ORDER会〉についてもご案内いたします。

最後までご覧いただけますと嬉しく思います。

GULLAM別注レザーシューズ ─ 過去と今をつなぐ一足

GULLAM Exclusive. 11V-71137GM. [HORSE LEATHER BACK ZIP BOOTS BZ-5 #2LEATHER SOLES PIECE DYED.]

パリからトスカーナに到着、そのままタンナーへ


この週末、GULLAM様に特別な別注レザーシューズが入荷いたしました。

それは、GULLAMがincarnationを取り扱い始めた頃の原点となるモデルとなる一足。
そこに、オーナー石倉様の現在の視点と、デザイナー小川の感性が重なり、新たなかたちとして生まれました。

時を越えた再構築ともいえるこのモデルには、出会いから続く確かに歩み、そしてレザーシューズへの愛情が込められています。

出会いの記憶と、感性を重ねて生まれた一足

左から Color :52N(ボルドー) 91NBK(ブラックエディション)


この別注モデルが生まれるきっかけとなったのは、今年の冬、2025年1月下旬。

GULLAMオーナー石倉様が、パリでの展示会のあと、イタリア・ペルージャのアトリエを訪れてくださったことに始まります。

長年にわたりincarnationを取り扱ってくださっているGULLAM様とは、これまでに多くの思いを分かち合ってきました。

今回は、その原点ともいえる一足。

GULLAMが初めてincarnationを扱ったコレクションのモデルへの深い想いから、別注企画が動き出しました。

石倉様の目に留まったのが、2025AWコレクションで発表された一足。
そのデザインは、2013AWコレクションのモデルをリニューアルしたものでした。
モデルは当時GULLAMがブランドの取り扱いをスタートした記念すべきシーズンの一足。
私たちにとっても、強い思い入れのあるモデルです。

私たちが初めて出会ったのは、2012年1月のパリ・ファッションウィークでした。
雪が舞う凍えるような寒さの中、石倉様がギャラリーへ足を運んでくださった光景は、今でも鮮明に覚えています。


あれから十数年。


一貫して変わらない情熱と誠実さで、国内外をまわり、ブランドの思想や背景にまで深く向き合いながら商品をセレクトされている姿には、今なお強い感銘を受けます。

そんな年月を経てなお色褪せない記憶と、現在の石倉様、そしてデザイナー小川の視点が重なって生まれたのが、今回の別注モデル。

積み重ねてきた時間が、輪郭や質感の細部に現れています。

懐かしさに引き寄せられ、今の感性に応える、その両方をかたちにした一足です。

左から Color :52N(ボルドー) 91NBK(ブラックエディション)


革一枚で語る、確かな存在感

左から Color :52N(ボルドー) 91NBK(ブラックエディション)


デザインのベースとなる、2013AWモデルをリニューアルした2025AWコレクションシューズ。
そこに GULLAM 別注ならではのディテールを加え、新たな一足へと仕上げました。


大きな変更点は、スクエアトゥからポインテッドトゥへの木型変更。

ラインにシャープさが加わり、モード感と洗練された印象を併せ持つフォルムに進化しています。

そして、最大の特徴はアッパーに贅沢に用いられた「一枚革」。

通常は複数のパーツを縫い合わせて作るところを、バックジップブーツ同様に一枚の革のみで仕立てました。

継ぎ目がないからこそ生まれる統一感と張りのあるフォルム。
光と角度によって浮かび上がる陰影が、一枚革ならではの存在感を際立たせます。

一枚革ゆえに豊富な用尺を要し、吊り込みの際には裂けるリスクも伴いますが、それを形にできるのは革の質と職人の経験があってこそ。

Color : 91NBK(ブラックエディション)


外見はレースアップの顔を持ちながら、実際にはバックジップで着脱が完結します。

フロントに走る細いシューレースは、装飾としてフォルムを引き締め、わずかな開閉でフィット感を微調整することができます。
履き始めの硬さを和らげ、時間とともに自分の足へと馴染んでいく過程を楽しめるのも、このモデルの醍醐味です。

過去と現在の視点が重なり、技術と感性の両方が込められたGULLAM別注シューズは入荷したばかりです。

店頭で実際に手に取り試着していただけるほか、オンラインからもお求めいただけます。

詳細はこちらから▶︎
GULLAM Exclusive. 11V-71137GM.(Color. ブラック)

GULLAM Exclusive. 11V-71137GM. (Color.ボルドー)



26SSコレクション・オーダー会情報


いよいよ来週、今シーズン最後のオーダー会を迎えます。
ここまで各地で多くの方にご来場いただきましたが、札幌での開催が締めくくりとなります。

お近くにお住まいの方はもちろん、出張やご旅行で札幌へお越しの際も、ぜひこの機会に足を運んでみてください。

実際に袖を通していただくことで、画面越しでは伝わらないレザーの質感や立体感を体感していただけるはずです。

■ B2nd札幌店

開催日程 : 9月12日(金)・13日(土)・14日(日)・15日(月) 11:00-20:00

会場:B2nd札幌店

〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西3丁目1番地 三番街ビル
※アポイントは不要ですが、ご予約いただいた方を優先してご案内いたします。

お問い合わせ先: TEL:011-222-4283

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