incarnationの製品染めとは|レザーに新たな表情を吹き込む理由

今回もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
incarnation Japan TERADAです。

イタリアへ戻り、少し落ち着いた頃。
ふと、2月から3月にかけて日本各地で開催したオーダーイベントのことを思い返していました。

その中で印象的だったのが、incarnationのレザージャケットを実際に着て来てくださる方がとても多かったことです。

着込まれることで生まれた皺。
艶の変化や、レザーの奥行き。

同じモデルでも、それぞれまったく違う空気を纏っていて、とても印象的でした。

「あの時のブルゾンが、こういう表情になっているんだ」

そんな新鮮な感覚が、どこか心に残っていました。

そして、その時に感じたことを、あらためてデザイナーに聞いてみました。

なぜincarnationのレザーは、着込むことで独特な表情へ変化していくのか。

そして、なぜ製品染めという方法にこだわり続けるのか。

今回は、そのことについて少し触れてみたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。

完成してから染めるということ

製品染め前のレザージャケット

incarnationでは、多くのレザーウェアが「製品染め」によって仕上げられています。

一般的なレザーウェアは、革を染めてから裁断・縫製へ進むことが多いですが、製品染めでは、服として完成した後に丸ごと染色を行います。

 縫い目の沈み方。
 パーツごとの色の入り方。
 革の厚みや部位による表情の差。

もちろん、簡単な工程ではありません。

製品染直後のレザーウェア

製品染めでは、染色の工程を通して、革それぞれの質感や表情が少しずつ引き出されていきます。

そのため、染色後の状態を見ながら細かな調整を重ね、時間をかけて仕上げていきます。

そんな話をしている中で、作業中のデザイナーに改めて聞いてみました。

「なぜ、製品染めを続けるのか」

すると、手元のレザーを触りながら、「揃いすぎず、その革らしさが残るから」と。

さらに、「少し揺らぎがある方が、その人の着方や動きが入ってくる」とも話していました。

革そのものが持つ質感や揺らぎを残しながら、着る人によって少しずつ表情が変わっていく。

incarnationでは、そうした自然な変化を大切にしているとあらためて感じました。

レザーが持つ、本来の表情

ホースレザー 一枚一枚確認してから、裁断へ

デザイナーに、改めて「なぜそこまで製品染めにこだわるのか」を聞いてみました。

すると、こんな言葉が返ってきました。

「製品染めって、革そのものの表情が、そのまま出てくるんだよね」

完成後に丸ごと染色を行う製品染めでは、革本来の個体差や質感が、そのまま表情として現れてきます。

一方、一般的なレザーでは、表面を整えながら均一な仕上がりへ近づけていくものも多くあります。

それに対して製品染めでは、革ごとの質感や色の入り方の違いが、そのまま残りやすい。

ホースレザー カラー:54N-OC (オレンジ+OC加工:奥行きとムラを掛ける加工)


だからこそ、incarnationでは、「PRIMO(プリモ)」と呼ばれる、革そのものの質感や繊維の表情を活かせる、等級の一番高いレザーを選び続けています。

製品染め後の革はその時の湿度や温度も吸収しながら、少しずつ表情を変えていきます。

一見すると均一に見える黒でも、光の当たり方によってわずかに色が揺らぎ、奥行きのある表情が現れる。

「均一じゃないからこそ、色にも奥行きが出る」

という言葉通り、光の当たり方や革の厚み、部位ごとの繊維の違いによって、色の濃淡や揺らぎも少しずつ生まれていきます。

一色で塗りつぶされたようなトーンではなく、見る角度や着込んだ時間によって表情が変わっていく。

その不均一さもまた、製品染めならではの魅力なのかもしれません。

製品染めとパターンの関係

肩から上腕にかけて一枚の革で繋げたモデル 11B-41587CS

incarnationでは、肩から袖までを一枚で繋げた「ワンピースアーム」の構造を多く採用しています。

これは単なるデザインではなく、製品染めによって生まれる表情を、できる限り自然に繋げるため。

パーツを細かく分けすぎると、染め上がった時に革の表情や艶の流れが途切れてしまうことがあります。

そのため、腕まわりなど表情を繋げたい部分は、できる限り剥ぎを減らしてパターンを構成しています。

デザイナーも、「パーツを分けすぎると、革の流れが止まってしまう」と話していました。

製品染めという加工方法は、加工だけで完結するものではなく、パターンや構造にも大きく影響しています。

腕1本を一枚の革で繋げたモデル 11-41117

レザーの表情をどう見せるか。

その考え方は、デザインだけでなく、服の構造そのものにも繋がっているのです。

肩から上袖まで一枚の革で繋げたモデル 11-41467(JB-2)

変化していく、その先に

今回、日本でお客様が実際に着込まれているレザーを見る中で、改めて感じたことがありました。

incarnationのレザーは、完成した瞬間が終わりではなく、そこから少しずつ表情を変えながら、その人の空気に馴染んでいくということ。

同じモデルでも、着る人によって皺の入り方も艶の出方も異なり、それぞれがまったく違う存在になっていました。

製品染めは、効率だけを考えれば決して合理的な方法ではありません。

けれど、均一ではない表情や、着込むことで生まれる変化。

その途中にある美しさを大切にしているからこそ、incarnationは製品染めという方法を選び続けているのだと思います。

今回のブログを通して、incarnationのレザーが持つ空気感や、その背景にある考え方を少しでも感じていただけたら嬉しく思います。

メルマガでは、今回のような制作背景に加え、イタリアでの日常や出来事などをお届けしています。

ご興味のある方は、ぜひご登録いただけたら嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

incarnation Japan
TERADA

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incarnation ホースレザーサンダル –製品染めが生む重厚感と夏の足元

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
incarnation JAPANのWATANABEです。

イタリアもすっかり気温が上がり、日中は半袖で過ごしている方々も増えて参りました。

こうした季節になると、自然と足元も軽くなっていきます。

今回は、incarnationの夏の装いとして高い人気を誇るレザーサンダルを紹介します。

私自身、サンダルはラフになりすぎてしまったり、どうしてもスタイリング全体が軽く見えてしまうという理由から避けがちです。
特に普段からレザーシューズやブーツを履くことが多い方ほど、同じ感覚を持たれている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、今回紹介するサンダルは、夏でもレザーを楽しみたい方にこそおすすめしたい一足です。

incarnationらしい重厚感を残しながらも、単なる夏用の軽い履き物ではなく、ブーツの延長線上として履ける一足。

製品染めによって生まれた深い陰影や皺感、そしてincarnationのレザーならではの存在感を持ちながらも、足元には程よい抜け感が生まれています。

今回は、その中から印象の異なる2型を紹介いたします。

ホースレザー ハイカットサンダル SD-1  

HORSE LEATHER SANDAL SD-1 BLACK HIGH CRAPE SOLES PIECE DYED col.BLACK(91N) [Art.11V-7997/CBH]

まず紹介するのは、こちらのハイカットモデル。

一般的なサンダルのイメージとは異なり、足首まで包み込むようなデザインとなっており、ぱっと見ではブーツのような重厚感を感じさせます。

一方で、側面とつま先部分には大胆なカッティングが施されているため、実際に履くと程よい抜け感が生まれ、夏のスタイリングにも自然に馴染みます。

個人的にも、この重さと軽さのバランスが非常にincarnationらしいと感じています。

また、こちらのモデルはソールにも程よい厚みを持たせており、単なる軽快なサンダルではなく、レザーシューズの延長として履ける存在感があります。

さらにバックジップ仕様にすることで着脱もしやすく、見た目だけでなく実用性も兼ね備えています。

実際にショーツと合わせても足元だけが軽くなりすぎず、スタイリング全体にしっかりとした重心を残してくれます。

ハイカットモデルは履き込むことで甲部分から足首周りにかけて波打つような美しい皺が刻まれていきます。製品染め特有の陰影もより深く変化していきます。


夏場でもincarnationレザーの存在感を楽しみたい方に、非常におすすめしたい一足です。

VEST[https://store-jp.incarnation.jp/products/heavy-weight-sheep-leather-high-collar-zip-vest-lined-hv-1]
Pants[PANTS ARMY MP-1C ]

ホースレザー ローカットサンダル SD-1

HORSE LEATHER SANDAL SD-1 BLACK LOW CREPE SOLES PIECE DYED col.BLACK(91N) [Art.11V-71217/CBL]

こちらは先ほどのハイカットタイプに比べ、より軽快な印象に仕上げられたローカットモデル。

足首周りをすっきりと見せながらも、甲部分はしっかりとレザーで覆うことで、サンダル特有のラフさを抑えています。

どちらのモデルのサンダルにも言えることですが、露出を抑えたバランスだからこそ、素足で履いてもラフになり過ぎず、普段ブーツやレザーシューズを履かれる方でも違和感なく取り入れられる印象です。

側面の大きなカッティングによって程よい抜け感が生まれ、夏らしい軽さを感じさせながらも、incarnationらしい重厚な空気感はしっかりと残されています。

また、ソールには両モデル共通でVibram社製のブラック クレープソールを採用。

クッション性と安定感を兼ね備えており、長時間の着用でも疲れにくく、見た目の軽さに反してしっかりとした履き心地を感じていただけます。

ソールの無骨さを抑えたマットな質感とレザーの相性が良く、足元全体を自然にまとめ上げています。

ハーフパンツとの相性はもちろん、フルレングスのパンツと合わせた際にも、裾から覗くレザーの存在感が程よいアクセントとなり、夏場のスタイリング全体を引き締めてくれる一足です。

VEST[https://store-jp.incarnation.jp/products/heavy-weight-sheep-leather-high-collar-zip-vest-lined-hv-1]
Pants[PANTS ARMY MP-1C ]

夏でもレザーを履くということ

一般的なサンダルのような軽快さを持ちながらも、incarnationのレザーサンダルには、どこかブーツに通じる空気感があります。

製品染めによって生まれた深い陰影や皺感、履き込むことで柔らかく馴染んでいく革の表情。
そして、足元に程よい抜け感を与えながらも、スタイリング全体を崩さない重厚感。

夏になると、どうしてもレザーから離れてしまう方も多いかもしれません。

しかし、このサンダルは夏でもレザーを楽しみたいという方にこそ、ぜひ一度試していただきたい一足です。

ショーツやクロップドパンツはもちろん、フルレングスのパンツと合わせた際にも、足元に自然な存在感を与えてくれます。

これからの季節だからこそ楽しめる、incarnationならではのレザーの表情。

ぜひ、この夏のスタイリングに取り入れてみてください。

最後までご覧いただき有難うございました。

incarnation Japan
WATANABE

[こちらの商品は下記のディーラーにて5月下旬頃に入荷予定でございます]

CABANE
GULLAM
MORPHINE




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ダブルライダース、もう一つの形 — JBM-1

今回もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
incarnation Japan TERADAです。

ゴールデンウィークに入りましたね。
少しゆったりとした時間を過ごされている方も多いのではないでしょうか。

こちらイタリアでは、5月1日は祝日。
街には穏やかな空気が流れ、気持ちの良い天気が続いています。

そんな季節の中で今回ご紹介するのは、26SSコレクションの中でもひとつの軸となる一着。

HORSE LEATHER STAND COLOR W/BREAST MOTO LINED JBM-1

incarnationでは毎シーズン、レザーを軸としたライダースが展開されますが、今季はこれまでとは少し異なる視点で構築されたモデルが登場しています。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。

ダブルライダースという完成された形と、その先

HORSE LEATHER STAND COLOR W/BREAST MOTO LINED JBM-1 [art.11-42127]

ダブルライダースと聞いて、多くの方が思い浮かべるのは、重なるフロントの構造や、存在感のあるパーツ。

どこか無骨で、力強さを感じるあのバランスではないでしょうか。

完成されたスタイルとして、長く愛されてきた形。
その魅力は、いまも変わることがありません。

スタッフ 176cm 63kg サイズ M 着用

では、26SSはどうか。

incarnationにおいても、ダブルライダースは重要な存在です。
シーズンごとに、その時の空気を反映してきました。

今季は少し角度を変えたようなアプローチが取られています。

強さをそのまま表現するのではなく、一度整理し、再構築する。

その結果として生まれたのが、このモデルです。

構造によって生まれる違い

このモデルを見たとき、最初に感じるのは、どこかモードの空気をまとった印象かもしれません。

まず視線が向かうのはネック周り。
そこから少し引いて全体を見たとき、ややシャープに引かれたウエストラインが、全体の雰囲気を形づくっていることに気づきます。

一般的なダブルライダースとはどこか違う。
すぐに理解できるというよりも、一度目を止めてしまうような存在です。

フロントはセンターにジップを配置しながら、内側にダブルの構造を持たせています。
さらに比翼によって表面をフラットに整えることで、印象を一度落ち着かせています。

閉じたときには静かに。
開いたときには、ダブルライダースらしい表情が現れる。

その切り替えが、この一着に奥行きを与えています。

ネックはあえて高さを抑えたスタンドカラー。
首元をすっきりと見せながら、全体のバランスを整えています。

そこにシャープなウエストラインが重なることで、シルエットは自然と引き締まっていきます。

どこか一つが主張しているわけではない。
けれど全体として見ると、確かにこれまでのライダースとは違って見える。

その違いは、装飾ではなく、構造の組み立てから生まれています。

このデザインに重ねたホースレザー

このモデルには、いくつか選択肢のあるレザーの中から、ホースレザーが選ばれています。

例えば、バッファローのような力強さを前面に出す素材もありますが、今回のように構造を整えたデザインに対しては、やや強さが先に出てしまう印象があります。

一方で、シープのようにしなやかな素材も魅力的ですが、今回のシャープなラインを支えるには、少し柔らかさが前に出る。

そうしたバランスの中で、このデザインに重ねられているのがホースレザーです。

張りとしなやかさをあわせ持ち、形を保ちながらも、着用によって自然に馴染んでいく。着用を重ねることで皺が入り、艶が増し、少しずつその人の形に沿っていく。

製品染めによる奥行きも加わり、一着ごとに異なる雰囲気が生まれます。

今回のように構造を整理したデザインだからこそ、素材の変化や質感がより際立つ。

ホースレザーの持つバランスが、このシルエットに自然と収まっていきます。

日常の中で着ることで、自然と輪郭が出てくる。

そんな付き合い方ができる素材です。

定番を知っているからこそ、気になる一着

スタッフ 176cm 63kg サイズ M 着用


改めてこのモデルを見たとき、いわゆるダブルライダースとは似ているようで、どこか違う印象を受けます。

スタンドカラーのバランス。
センターに配置されたジップ。
フラットに整えられたフロント。

どれも強く主張しているわけではないのに、全体として確かに違う空気を持っています。

その違いに自然と目がいくかどうか。

少し視点を変えた選択肢として、こういった一着に触れてみるのも面白いかもしれません。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
TERADA


[こちらの商品は下記のディーラーに取り扱いをしております]

CABANE
GULLAM ※完売となりました。
ROYALFLASH





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ホースバットレザーのバッグ3型 ― それぞれの表情と魅力

いつもincarnation BLOGをご覧いただき、誠にありがとうございます。
incarnation JAPANのwatanabeです。

イタリアも柔らかな春の空気から、少しずつ初夏の気配を感じる季節となってまいりました。

そんな中、今回ご紹介するのは、ホースバットレザーを用いたバッグ3型です。

革小物は通年通してホースバットとは、馬革の臀部にあたる部位で、コードバン層を含んだ密度の高い素材として知られています。

一般的にコードバンと聞くと、革靴やウォレットのような、整った艶やかな表情を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし今回のバッグは、そうしたイメージとは少し異なります。

ホースバット特有の力強さや繊維密度を持ちながら、さらに製品染めを施すことで、深い陰影やムラ感、使い込まれたような表情が加えられています。

上品でありながら、どこか無骨さもある。

相反する要素が同居した、incarnationらしいバッグに仕上がっています。

今回はその中から、印象や用途の異なる3型をご紹介いたします。

ホースバットレザーという素材

今回のバッグに使用されているのは、incarnationの得意とするホースレザー。
その中でも独特な存在感を放っているホースバットレザーを使用してます。

馬革の臀部にあたる部位で、繊維密度が高く、しっかりとしたコシと強さを持つ素材です。
その内部には、いわゆるコードバン層が含まれており、馬革ならではの滑らかさと重厚感をあわせ持っています。

一般的には、この部位からコードバン層のみを取り出し、革靴や小物へ使用されることが多くあります。

しかし今回は、そのホースバット全体を贅沢に使用することで、コードバン層の力強さだけでなく、周囲の繊維質な表情や自然そのものの力強さまで活かした仕上がりとなっています。

均一で整った美しさというよりも、よりダイレクトに素材本来の個体差や奥行きを楽しめるレザーです。

さらに、そこへ製品染めを施すことで、色の濃淡や陰影が加わり、一点ごとに異なる表情が生まれます。

確かな雰囲気を持ちながら、日々使用していくことで艶や柔らかさも増していく。
時間とともに変化していく過程も、この素材の大きな魅力だと思います。

印象の異なる3型のバッグ

同じホースバットレザーを使用しながらも、形が変わることで印象や用途は大きく異なります。

素材の迫力を前面に感じられるモデルから、日常に馴染みやすいモデルまで、それぞれに異なる魅力があります。

今回は3型を順にご紹介いたします。

ホースバットレザー トートバッグ WB-2

HORSE BUTT LEATHER BAG TOTO WB-2 UNLINED WITH MEDIUM PURSE AND GLASSES CASE PIECE DYED [Art.13M-9770]


https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-butt-leather-bag-toto-wb-2-unlined-with-medium-purse-and-glasses-case-piece-dyed

最初に紹介するのは、横長のバランスが印象的なジップトートタイプです。

一見するとミニマルで静かな佇まいですが、このバッグは形以上に、革そのものの表情が強く印象に残ります。
贅沢に一枚革を用いて構成されており、素材そのものの表情と存在感をよりストレートに感じていただけます。

ホースバット特有の密度ある繊維感に、製品染めによる陰影やムラ感が重なり、黒一色でありながら単調さは一切感じさせません。

光の当たり方によって鈍く艶を返す部分もあれば、乾いたようにマットに沈む部分もあり、見る角度によって表情が変わっていきます。

中央付近には、コードバン層ならではの滑らかさと硬質な質感がうっすらと現れており、同じ一枚の革の中に異なる表情が共存しています。
荒さや不均一さまでも魅力として成立しているところに、この素材ならではの面白さがあります。

このホースバッドレザーWBシリーズは、内部にはあえて仕切りなどを設けない仕様に。
その代わりに同じ革、全く同じ個体を使用した小物入れとアイウェアケースが付属しており、実用性もしっかりと備えています。

小物入れはスマートフォンが無理なく収まるサイズ感で、鍵やイヤホンなど細かな荷物をまとめるのにも便利です。

余計な装飾を加えず、必要な機能を付属品で補うことで、バッグ本体のミニマルな佇まいを崩さず使い勝手を高めた仕様となっています。

静かな佇まいでありながら、素材によってしっかりと存在感を感じさせてくれます。

ホースバットレザー トートバッグ WB-1

HORSE BUTT LEATHER BAG TOTO WB-1 UNLINED WITH SMALL PURSE AND GLASSES CASE PIECE DYED [Art.13M-9760]

https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-butt-leather-bag-toto-wb-1-unlined-with-small-purse-and-glasses-case-piece-dyed



先に紹介した横型モデルと共通する空気感を持ちながら、こちらは縦長のバランスで仕上げられたサイズ違いのような一型です。

使用されているホースバットレザーは、一点ずつ表情が目に見えて異なります。

部位ごとの繊維密度や皺の入り方、もともとの細かな傷跡などが、そのまま個性となり、同じ品番であっても全く同じ表情にはなりません。

さらに製品染めを施すことで、その個体差がより際立ちます。

染料の入り方や陰影の出方に差が生まれ、深みのある黒の中にも濃淡やムラ感が現れます。

また、製品染めの工程を経ることで金具類にも独特のくすみや鈍い変化が加わり、新品でありながら長年使い込まれたような空気感を纏っています。
革だけでなく、金具まで含めて完成する表情と一体感、これは製品染めの大きな魅力かと思います。

使い始めた瞬間から雰囲気があり、さらに使い込むことで持ち主ごとの痕跡が重なっていく。
そんな魅力を持ったバッグです。

ホースバットレザー トートバッグ WB-3

HORSE BUTT LEATHER BAG TOTO WB-3 UNLINED WITH MEDIUM PURSE PIECE DYED [Art.13M-9780]


https://store-jp.incarnation.jp/products/horse-butt-leather-bag-toto-wb-3-unlined-with-medium-purse-piece-dyed

最後にご紹介するこちらのモデルは、今回紹介した中で唯一のフラップ付きタイプ

気持ち縦長のフォルムに、しっかりとしたマチを備えることで、見た目以上の収納力があり、書類やノートPC、日々必要な荷物まで無理なく収めることができます。

開口部はフラップ仕様となっており、中身を覆う安心感と、クラシックな鞄らしい落ち着いた印象を兼ね備えています。

形そのものはビジネスシーンでも使えるようなクラシックなトートバックとなっています。
しかし、そこに製品染めされたホースバットレザーを掛け合わせることで、整い過ぎない独特の空気が生まれています。

ビジネスバッグのようでいて、そうではない。
クラシックでありながら、どこか荒々しい。

その絶妙な良い意味での違和感こそ、このバッグの魅力です。
日常使いとしての実用性を持ちながら、持つだけでしっかりと個性が残る。
今回の3型の中でも、最も幅広い場面で活躍してくれるモデルではないかと思います。


関連記事

ホースバットを持つ時間─トートバックWB-3 が見せる表情

今回、紹介した3型のバッグは、どれも同じホースバットレザーを使用しながら、見比べてみると異なる表情があり、それぞれにしかない魅力と良さを感じていただける仕上がりとなっています。

このホースバッドシリーズは一頭の馬から生まれた革を余すことなく活かすというincarnationの思想の元に生まれています。


それぞれの革が持つ皺や傷跡、繊維の流れ、厚みの違い。


同じものが二つとない素材だからこそ、デザイナーと職人が一枚ごとの表情を見極め、最も美しく映えるよう裁断と配置が行われています。

完成した瞬間からしっかりとした存在感を持ちながらも、日々使い込むことで艶を増し、少しずつ柔らかく馴染んでいきます。

バッグは季節を問わず、通年で取り入れていただけるレザーアイテムです。

春夏の軽装にも、秋冬の重厚な装いにも自然に寄り添ってくれます。

だからこそ、これからの季節にも取り入れやすく、今まさにおすすめしたいアイテムのひとつです。

ぜひご自身の生活の中で日常的に使いながら、その変化も含めて楽しんでいただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 incarnation Japan  
WATANABE

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足元に生まれるバランス|フロントジップスニーカー FZ-2

いつもBLOGをご覧いただき、ありがとうございます。 
 incarnation Japan TERADAです。  

4月に入り、日中は軽やかに過ごせる日も増えてきました。
スタイルもスニーカーを取り入れたくなる季節です。

今回ご紹介するのは、  HORSE LEATHER SNEAKER FRONT ZIP FZ-2。  

今週末より店頭に並ぶ予定のモデルになります。  

この時期になると、足元とのバランスをどう取るかを考えることが増えてきます。  

軽さを出したい一方で、  どこか落ち着いた質感や、レザーならではの雰囲気も残しておきたい。  

そんな気分に、すっと馴染んでくる一足だと感じています。  

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。  

HORSE LEATHER SNEAKER FRONT ZIP FZ-2

ホースレザー フロントジップ スニーカー FZ-2  [art.11V-71167]

シンプルな中にある設計  

このモデルを見たとき、まず感じるのは「シンプル」という印象です。  

シューレースではなく、フロントに配されたジップ。  

無駄な装飾を削ぎ落とした、ミニマルな面構成。  

しかし、一般的なスニーカーが持つ、ラフさや軽快さとは少し違う空気感があります。  

なぜそう見えるのか。  

それは、このスニーカーが  いわゆる「軽さ」や「動きやすさ」といった要素だけで作られていないからです。  

全身のバランスの中で、どう見えるか。  

そこまで含めて設計されている一足です。


履いたときに感じるバランス

スニーカーの魅力といえば、軽快さやスポーティな印象。

でもこのモデルは、少し違う空気をまとっています。

足元に、自然と重心が定まる感覚。

ローカットが軽く抜けるように見えるのに対して、ミッドカットは足首をほどよく包むことで、足元にまとまりをつくります。

高さがありながら主張しすぎず、全体のバランスが静かに整っていく設計です。

厚みのあるフラットソールは、地面をしっかりと捉える安定感。

足元が軽くなりすぎず、スタイリングが自然と決まりやすくなります。

実際に足を入れると、その印象はよりくっきりしてきます。

甲まわりがしっかりホールドされ、フォルムも引き締まって見える。

重心を持ちながらも、メリハリのあるバランスが生まれます。

ラフになりすぎず、構えすぎることもない。

軽さと落ち着きのあいだにある、ちょうどいい一足です。

フロントジップがつくる表情

このモデルを象徴するのが、フロントに走る一本のジップ。

機能的な着脱のしやすさはもちろん、このディテールが生むのは何より「見え方の変化」です。

紐がなくなることで、面がすっと整う。中央に縦のラインが一本通る。それだけで、足元の印象が引き締まります。

スニーカー特有のカジュアルさをほんのり抑えながら、すっきりとしたたたずまいへ。

小さな違いですが、全体のバランスに確かな影響を与えるディテールです。

ホースレザーがもたらす表情

素材には、incarnationの定番素材であるホースレザーを採用しています。  

新品の段階から、すでにわずかな表情が現れているのが特徴です。  

うっすらと入った履きジワや、細かなムラ感。  

まだ完成されすぎていない、余白のある状態。

ここから履き込んでいくことで、少しずつ深みが増していきます。  

いわば、未完成から完成へと向かっていく素材です。  

レザーウェアと同じように、  時間をかけて馴染んでいく感覚を、足元でも楽しんでいただける一足です。  

スタイリングについて

このスニーカーは、足元をあえて見せるようなスタイルと相性が良いと感じています。

ハーフパンツや、パンツの裾をイン、またはロールアップ。

足首まわりを少し見せるような合わせ方。

ミッドカットの高さとボリュームが活きて、足元に自然とバランスが生まれます。

カットソー[https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-60-ac-40-cut-sawn-sjc-1-olive]
パンツ[BUFFALO LEATHER PANTS ARMY LINED MP-1C SHORTS]

そして、レザーアイテムとの相性。

通常のスニーカーだと少し軽く見えてしまう場面でも、このモデルであれば無理なく馴染みます。

素材の質感がつながることで、全体に統一感が生まれる印象です。

VEST[https://store-jp.incarnation.jp/products/heavy-weight-sheep-leather-high-collar-zip-vest-lined-hv-1]
Pants[PANTS LONG DARTS SARROUEL]



全身のバランスを支える一足  

このスニーカー FZ-2 は  それぞれの要素が独立しているのではなく、  すべてが全身のバランスを前提に組み合わされています。  

その結果として、  足元にしっかりとした重心と存在感が生まれています。  

普段のスニーカーとは、少し視点を変えてつくられた一足です。  

実際に足を通していただくと、  その違いもより感じていただけるかと思います。  

ぜひ一度、手に取ってご覧ください。  

最後までご覧いただきありがとうございました。

 incarnation Japan  
TERADA  


[こちらの商品は下記のディーラーに取り扱いをしております]

B2nd Sapporo
CABANE
GULLAM

各ディーラー ウェブサイト には順次掲載予定です。




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樹脂に閉じ込めた色、解き放たれる時間 ― レジナートホースとニット

いつもincarnation BLOGをご覧いただき、ありがとうございます。
incarnation japan WATANABEです。

各地で行われたincarnation 2026AW コレクションイベントも大変多くの方にご来場いただき無事に終えることができました。
足を運んでくださったみなさま、この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
今後もイベントを精力的に開催していく予定ですので、今回ご都合が合わなかった方も、ぜひ次の機会にご覧いただければ嬉しく思います。

そちらと並行してイタリアでは生産が進んでいた2026SSアイテムたちが続々と仕上がり昨日にイタリアから日本へと旅立っていきました。

今回は、その中でも一際、存在感を放つレジナートホースレザーについて少し触れてみようと思います。

そして以前にも紹介したイベントのために制作された一度きりの限定アイテムのニットについても、しばらく私自身が着用して感じた感想を改めて語ってみようと思います。

ぜひ、最後までお楽しみください。

ホース レジナートレザーショールカラージャケット

HORSE RESIN LEATHER SHOWL COLLAR JACKET JJK-4 [Art.11D-1253]

今回ご紹介するレジナートホースレザーは、レジン(樹脂)を用いた仕上げが特徴の素材です。

ベースとなるホースレザーに対して、樹脂を重ねることで独特の奥行きと表情が生まれています。
このベースレザーのカラーととレジンの色の組み合わせによって印象が、印象が大きく変わるため色の設計そのものにセンスが問われる素材でもあります。

今回のモデルでは、ボルドーまたはオレンジに染め上げた革の上に、黒の樹脂を乗せることで仕上げられています。

左からオレンジ&ブラック(54x91R) ボルドー&ブラック(52x91R)

光の当たり方や動きによって、下地の色がわずかに浮かび上がり、単調ではない深みのある表情を見せます。

樹脂によって表面には独特の緊張感が生まれ、ホースレザー特有のコシや反発と相まって、しっかりとした存在感を感じられる素材です。

ボルドー&ブラック(52x91R)

また着用を重ねていくことで、表面の変化も少しずつ現れていきます。
経年変化により下地の色味がより樹脂の隙間から目立つようになり唯一無二のコントラストが生まれます。

オレンジ&ブラック(54x91R)

最初から完成された表情を持ちながらも、着ることでさらに目に見えて変化していきます。
この二面性も、このレジナートレザーの魅力のひとつだと思います。

シンプルなデザインであっても、素材そのものが持つ力によって、強い印象を残す一着に仕上がっています。

重さの中に余白をつくるニット

CUT & SAWN SJC-1 [Art. 89-6700] 

左からオリーブ(T61) ブラック(T91)

そして、こうした存在感のあるレザーに対して、インナーとして合わせたいのが以前ご紹介したニットです。
(前回の記事はこちら ▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5986 )

こちらは今回のオーダーイベントに合わせて制作された、通常のコレクションには登場しない特別な一着となっています。

今回20着ご用意しておりましたが、グレーは完売し、ブラック1着、オリーブ2着といずれも残りわずかとなりました。

以前のブログでも書いた通り、私は通年、incarnation定番素材のカットソーを着ているため、ニットに袖を通すことはほとんどありませんでした。

理由としては、レザーやコートの下に着た際にごわついてしまうことや、素材によっては、お手入れが難しいと感じていたからです。
しかし実際に以前のブログからも着用を重ねるたびに、その印象は大きく変わりました。

176cm 64kg Size S着用 Col,オリーブ(T61)

見た目には、しっかりとした厚みがありながらも、腕を動かした際のストレスは、ほとんど感じられず、生地が溜まるような感覚もありません。

軽さと扱いやすさのバランスに優れ、ご自宅での洗濯も可能なため、日常使いにおいてもストレスなく着用いただけます。

このニットを着用してから、「ニット=レザーの下では使いにくい」というこれまでの感覚が、大きく変わりました。

重さのあるレザーに対して、インナーで少し力を抜くための一着として、自然に取り入れやすい存在だと感じています。

176cm 64kg Size S着用 Col.ブラック(T91)

また春らしくなってきた気候でも、一枚で着た際には、程よくリラックスしたシルエットと素材の表情によって、シンプルながらも成立するバランスに仕上がっています。

レザーのインナーとしても、単体でも使える。

そのどちらにも無理がなく、自然に成立する点が、このニットの大きな魅力です。

残りわずかとなっておりますが、サイズの合う方は、ぜひこの特別な一着を手に取っていただければと思います。

Col.BLACK (残りSize Sのみ)
https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-60-ac-40-cut-sawn-sjc-1

Col.OLIVE (残りSize Sのみ)
https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-60-ac-40-cut-sawn-sjc-1-olive/

Col.GRAY(完売しました)
https://store-jp.incarnation.jp/products/cotton-60-ac-40-cut-sawn-sjc-1-gray

今回ご紹介したレジナートホースレザーは、素材そのものが持つ強い表情と存在感が魅力の一着です。
下地の色とレジンの重なりによって生まれる奥行きや、着用を重ねることで変化していく表情。

最初から完成された印象を持ちながらも、時間とともに変化していく過程も含めて楽しめる素材だと感じています。
一方で、イベント限定のニットは、実際に着用する中でその印象が大きく変わったアイテムでした。

レザーの下でもごわつかず、自然に馴染む着用感。
これまで感じていたニットに対するイメージが変わり、日常の中でも取り入れやすい存在になっています。

それぞれ異なる魅力を持ったアイテムですが、どちらも実際に袖を通すことで、よりその良さを感じていただけると思います。

ぜひご自身のスタイルの中で取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

incarnation Japan 
WATANABE

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レザーのように変化していく素材|26SS ヴィンテージリネン

今回もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
incarnation Japan TERADAです。

2月下旬から3月末にかけて、各地ディーラー様にて開催されたオーダー会に参加させていただきました。
お会いできた皆さま、各会場に足を運んでいただき、感謝申し上げます。

それぞれの会場で、実際にコレクションに触れていただきながら、サイズ感を確かめたり、イメージを重ねたり。
一着に向き合う、その時間がとても印象に残っています。

今回ご紹介するのは、26SSコレクションのリネンシリーズ。
ファブリックでありながら、どこかレザーと共通する空気をまとった素材です。

その第一弾をご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

ヴィンテージ・リネンという素材、時間を経て見えてきたこと

1年触れて見えてきた、リアルヘンプという素材

このヴィンテージ・リネン(リアルヘンプ)という素材も、使い始めて1年ほど経ちました。

25SSで初めてコレクションに採用したときは、これは面白いものになると感じながら、どんな変化をしていくのかを個人的にも楽しみにしていた素材です。

いわゆる一般的なリネンとは違う、少し粗さのある質感。

最初に触れたときは、その不均一さや、同じものが一つとないような表情が強く印象に残っていました。

そして実際に製品として仕上げ、この1年向き合ってきた中で、印象も少しずつ変わってきています。

通気性といった機能的な良さはもちろんあるのですが、それ以上に、この素材が持っている空気感にさらに惹かれるようになりました。

どこか乾いていて、それでいて奥にしっかりとした強さがある。

そしてレザーと共通する育つ楽しみ。そんな素材です。

不均一という美しさ

この素材を触り続けて感じるのは、やはり均一ではないということの面白さです。

糸の段階からすでにムラがあり、生地としてもネップやスラブが自然と現れている。

きっかけは、生地屋のオーナーから見せてもらった、50年代にイタリア空軍で使われていたヴィンテージのヘンプ生地でした。

その生地をデザイナーと共に見たとき、整っていないはずなのに、妙に惹きつけられる感覚があったのを今でも覚えています。

整えられていないからこそ、印象に強く残る表情。

そして、その一つ一つに、どこか説得力がある。

レザーを見ているときと、少し近い感覚です。

ファブリックでありながら、レザーのように扱う

製作の工程についても、揉みや叩きの工程を加えていくことで生地の表情が大きく変化していきます。

同じ生地でも、仕上がりは一枚ずつ違う。
そのため、裁断もまとめてではなく、一着ごとに判断していく必要があります。

どの部分をどこに使うかで、仕上がりの印象が変わる。
この感覚は、やはりレザーに近いものがあります。

やりすぎないこと。

整えすぎないこと。

そのバランスを探る作業が、この素材の難しさでもあり、面白さでもあると感じています。



この素材が形になったとき

今回のリネンシリーズは、素材の特性がそれぞれのアイテムに現れています。

ここからは、ジャケット、パンツ、コートの3型についてご紹介します。

1950’s VINTAGE LINEN 100% SHOWL COLLAR JACKET UNLINED JJK-4

ヴィンテージリネン・ショールカラー ジャケット JJK-4 [Art. 71-1250]

昨年のカジュアル寄りのバランスから、今回は印象を少し変えたジャケットです。

ベースになっているのは、ホースレザー・レジナートでも展開しているモデル。

よりラインを意識した、ややクラシック寄りの設計ですが、そこにリアルヘンプを乗せることで、雰囲気は一気に変わります。

整ったシルエットの中に、不均一な表情が入ることで、どこかラフさを含みながら、それでいて成立しているバランス。

26SSのテーマでもある、クラシックを今の解釈でという部分が、このジャケットにはよく表れています。

フラップポケットをつけたことで、よりクラシックな印象に寄せつつ、素材のムラ感やシワが、その雰囲気を少し崩してくれる。

襟は立てても着られる設計になっているので、その日のスタイルによって表情を変えることもできます。

ドレスの要素と、素材のラフさ。

その間にあるバランスが、このジャケットの一番の魅力だと感じています。

1950’s VINTAGE LINEN 100% PANTS UNLINED SJP-2

ヴィンテージリネン・パンツ SJP-2 [Art. 71-6710]

ベースになっているのは、これまで展開してきたカーブパンツ。

そこから、シルエットとディテールをアップデートしています。

適度にゆとりを持たせたシルエットは、この素材との相性が良く、通気性の良さもあり、ストレスなく着用できるバランスになっています。

特徴的なのは裾の仕様です。

オリジナルのスナップボタンを配置することで、開閉によってシルエットの変化を楽しめる設計になっています。

そのまま穿いたときの自然な溜まり方も良いですし、開いて少し動きを出すことで、また違った見え方になる。

スタイルに応じて調整できるのも、このパンツの魅力のひとつです。

素材に厚みとハリがあるため、着用していく中で大ぶりなシワが入っていき、そこから自然なドレープが刻まれていく。

そのシワは、ただの使用感ではなく、形として残っていく印象です。
このあたりの経年変化も、どこかレザーに近い感覚があります。

シルエット、機能、そして素材の表情。

そのすべてがバランスよくまとまった一本だと感じています。

1950’s VINTAGE LINEN 100% MAC COAT UNLINED

ヴィンテージリネン・マックコート [Art. 71-5440]

この素材を最もダイレクトに感じられるのが、この一着です。

面積が広がることで、不均一な表情やムラ感がより際立ち、素材そのものの存在感がそのまま形になって現れてきます。

シルエットは程よくゆとりを持たせた設計。

着丈も膝下とやや長めに設定されています。この素材特有のハリによって、しっかりと形を保ちます。

動きで見せるというより、佇まいで魅せるコート。

フロントは比翼仕様、袖口も同様にミニマルにまとめることで、全体の印象をより落ち着いたトーンに整えています。
その整った構造の中に、素材のムラや不均一な表情が入ることで、どこか均一ではない、奥行きのある見え方になる。

素材の乾いた空気感と、わずかな陰影が重なり、着込むほどにさらに表情が深まっていきます。

クラシックな形でありながら、素材によって印象が変わる。

その変化を最も感じやすい一着です。



今回のリネンシリーズ第一弾をご紹介しました。

素材としての特性と、それが形になったときの見え方。
ヴィンテージリネンという素材の奥行きを、あらためて感じています。

引き続き、ヴィンテージリネンシリーズでは、ショーツやジレなども登場予定です。
ぜひお楽しみになさってください。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
TERADA


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新作レザーブルゾン&デニムジャケット入荷、そして2026AW受注会ラストへ

今回もブログを訪れていただき、ありがとうございます。
incarnation Japan WATANABE です。

各地で開催してきた受注会も、いよいよ終盤に差し掛かり、2026AWコレクションを実際に手に取ってご覧いただく機会もいよいよ限られてきました。

イベントを通して多くの方に2026AWコレクションに触れていただき、コレクションの背景や素材の質感を共有できたことを、とても嬉しく感じています。

その流れの中で、2026SSプロダクトも順次入荷が進んでおります。

今回は、新たに日本へ入荷するレザージャケットとデニムジャケットの紹介と、そしてラストとなる受注会についてご案内いたします。

ぜひ最後までご覧いただければ嬉しく思います。

ヘビーウェイト シープレザー ティーネック ブルゾン TN-1B

HEAVY WEIGHT SHEEP LEATHER T/NECK BLOUSON LINED TN-1B
[Art. H15-42107]

Col .91NBK (BLACK EDITION)


こちらのレザーブルゾンは、ミニマルなデザインの中に、立体的なパターンワークが際立つ一着です。

装飾を削ぎ落としたシンプルな構造でありながら、前身頃から袖にかけて流れるように配置されたパネルによって、着用した際に自然な立体感が生まれます。

左から83NBK (LEAD GRAY BLK EDITION) 91NBK(BLACK EDITON) BooN-OC(DIRTY OIL WASHED) B82N-OC (DIRTY GRAY)

さらにシープレザー・ラグランスリーブを採用することで肩周りの可動域も確保されており、見た目のシャープさに対して動きやすさも両立されています。

フロントは比翼仕立てで構成することで、このデザインの特徴の1つの襟周りをよりスッキリと見せつつ、全体としてよりミニマルな印象に仕上げています。

Col.83NBK (LEAD GRAY BLK EDITION)

ボタンパーツを極力表に見せない設計にすることで、装飾性を削ぎ落とし、シルエットやレザーそのものの表情がストレートに際立つデザインとなっています。

Col.83NBK (LEAD GRAY BLK EDITION)

一方で、フロントを開けた際には、軽やかな印象を与えつつもincarnationオリジナルのメタルボタンが現れ、さりげないアクセントに。

閉じた状態では静かで洗練された印象、開けた際には少し表情が生まれる。
着方によって異なる表情を楽しめるのも、この一着の魅力です。

Col.83NBK (LEAD GRAY BLK EDITION)


使用されているのはヘビーウェイト シープレザー。

柔らかさやしなやかさはそのままに、しっかりとした厚みと密度があり、袖を通した瞬間に軽さだけでなく「重み」と「芯のある存在感」を感じられます。

Col .91NBK (BLACK EDITION)

身体の動きには自然に沿いながらも、シルエットは崩れず、形を保ち続ける。

この素材の特性と、立体的なパターンが組み合わさることで、シンプルでありながら奥行きのある一着に仕上がっています。

日常に取り入れやすいバランスでありながら、着用したときの存在感はしっかりとある。そんな1着となっております。

モデル着用 Size M (185cm 胸囲100cm, ウェスト85cm, 腰回り90cm)

[こちらの商品は下記のディーラーに取り扱いをしております]
GULLAM
B2nd Sapporo

セルヴィッジ デニム デニムジャケット JJ-3B

SELVEDGE DENIM 15.5oz JEAN JACKET JJ-3B [Art.81-42140]


続いて紹介するデニムジャケットは、いわゆるワークやヴィンテージをベースにしながらも、incarnationらしい立体的なパターンで再構築された一着です。

素材の特徴は、こちらのブログで紹介しております
▶︎ https://store-jp.incarnation.jp/pages/blog-post?id=5833

フロントはオーセンティックなデニムジャケットのディテールを踏襲しつつも、全体のバランスはあくまでシャープ。

野暮ったさを削ぎ落とし、身体に沿うようなシルエットに仕上げられています。

モデル着用 Size M (185cm 胸囲100cm, ウェスト85cm, 腰回り90cm)


特に印象的なのは、オリジナルで設計された袖の立体的な構造です。

レザーと同様に、平面的ではなく、動きを前提としたパターンによって、着用時に自然な丸みと流れが生まれます。

さらに、この構造を採用することで、デニムジャケット特有の肘周りの突っ張りが驚くほど軽減されており、シルエットの美しさだけでなく、実際の着用時の快適さも確保されています。

モデル着用 Size M (185cm 胸囲100cm, ウェスト85cm, 腰回り90cm)

無骨なデニムでありながら、どこか洗練された印象を持つのは、この構造によるものです。

また、ステッチワークやパーツの配置も非常に特徴的で、クラシックなデニムの文脈を踏まえながらも、単なる再現では終わらないデザインとなっています。

モデル着用 Size M (185cm 胸囲100cm, ウェスト85cm, 腰回り90cm)


レザーのような強さや重厚さとはまた違い、デニムならではのラフさや日常性を持ちながらも、この一着には確かな構築性があります。

ただのワークウェアとしてではなく、身体に沿うシルエットと動きやすさを両立させることで、日常の中でも自然に馴染みながら、しっかりと存在感を感じられる仕上がりです。

着込んで育てて生まれる表情の変化も、デニムならではの楽しみのひとつ。
時間とともに少しずつ変化していくその過程も含めて、このデニみジャケットを楽しんでいただければと思います。

[こちらの商品は下記のディーラーに取り扱いをしております]

CABANE
GULLAM
karaln
Royal Flash Minami Senba
B2nd Sapporo

202626AW コレクション オーダー会のご案内

2026AWコレクションのオーダー会も、いよいよ最後となります。

今回の大阪での開催をもって、日本でのオーダー会は一区切りとなります。

実際に手に取り、素材の質感やシルエットを確かめていただける機会も、残りわずかです。
これまで各地で多くの方にご来場いただいたこと、大変嬉しく思っています。

まだご覧いただけていない方はもちろん、すでにご来場いただいた方も、改めてゆっくりとご覧いただける機会となっております。

ぜひこのタイミングで、会場へ足をお運びいただければと思います。

ROYAL FLASH Luxury 南船場

◾️日程
3月28日(土)・29日(日)
11:00-20:00

◾️会場
ROYAL FLASH Luxury 南船場
大阪市中央区南船場4丁目13-5

※ご予約不要:アポイント不要でご覧いただけます。
 混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※incarnationスタッフ滞在 

◾️お問い合わせ
TEL 06-6121-8008

Instagram DM  https://www.instagram.com/royalflash_minamisenba/?igsh=cmRqc2VpbTliaXN2&utm_source=qr#

【incarnation Japan メールマガジン3月号|更新しました】


昨日、3月号を更新しました。
スタッフ TERADAがコレクションと共に各地へ巡ったこと、そして一着に焦点を当てた内容です。

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26AW BAG|スタイルに加わる、もうひとつの存在

今回もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
incarnation Japan TERADAです。

現在開催している 26AW コレクション。
今回は、その中でも BAG にフォーカスしてご紹介いたします。

また、日本でのオーダー会も東京・大阪での開催をもって一区切りとなります。
これまで各地の会場に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

そして、これからご参加を検討されている方も、ぜひこの機会に足を運んでいただけたら嬉しく思います。

最後に詳細もご案内いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

26AW BAG|バッグコレクションの魅力

前々回のブログでは、シューズについてご紹介しました。
足元からスタイルを組み立てる、コレクションの軸となる存在。

そこから視線を上げると、自然と視界に入ってくるのがバッグです。

incarnationのバッグには、デザイナーと職人とが長い時間をかけて積み重ねてきたものと、変わらず続いている製作背景があります。

製品染めによって仕上げられるバッグ。

完成した後に染めと加工を施すことで、レザーだけでなくパーツにも表情が加わり、バッグ全体がひとつの存在としてまとまっていきます。

日常の中で使われ、時間とともに変化していくもの。
そして、使うことで完成へと近づいていく存在です。

バックパック MM-3

HORSE LEATHER BACKPACK MM-3 / HORSE RG LEATHER BACKPACK MM-3

厚みのあるホースレザー/ ホース ラグリンザートを使用したバックパック。

製品染めによって生まれる陰影が、立体的なフォルムをより際立たせています。

フロントにはポケットを配置し、機能性を持たせながらも、全体のバランスはあくまでミニマルに整えられています。

今回のモデルでは、新たなパーツを採用。
バックルやストラップのディテールに変化を加えることで、従来のモデルとは異なる表情を持たせています。

さらにサイドにはZIPを配置。
容量の調整や出し入れのしやすさといった実用性を高めながら、デザインのアクセントとしても機能しています。

背負ったときに感じるのは、単なる収納としての役割ではなく、スタイルの一部として成立する存在感。

使い込むことで革は柔らかくなり、身体に沿うように馴染んでいく。

その変化も含めて、このバッグの魅力です。

メールバック MM-4

HORSE LEATHER BAG MAIL MM-4 / HORSE BUTT RG LEATHER BAG MAIL MM-4

ホースレザー/ホースバットラグリンザートを使用したメールバッグ。

製品染めによって生まれるムラ感と陰影が、シンプルな構造に奥行きを与えています。

incarnationとしては新鮮に映る、この横長のフォルム。

ありそうでなかった形ですが、実際に背負ったときの収まりは非常に良く、身体に自然と沿うバランスに仕上がっています。

今回のモデルでも、新たなパーツを採用。

フロントのバックルやストラップの構成に変化を持たせることで、従来のモデルとは異なる表情を生み出しています。

「メールバッグ」という名の通り、本来は書類や荷物を運ぶための道具として生まれた形。

サイズ感も絶妙で、ノートPCがすっぽりと収まる設計。

日常の中で使う道具としての実用性と、スタイルの一部としての存在感。

その両方をバランスよく備えたモデルです。

スナットパック SP-2

HORSE LEATHER BAG SNAT PACK SP-2 / HORSE BUTT RG LEATHER BAG SNAT PACK SP-2

ホースレザーを使用したスナットパック。
余計な装飾を削ぎ落としたシンプルな構造のミニマルなサイズ感が特徴のモデルです。

身体に沿うようにフィットする設計で、斜め掛けした際の収まりも自然。
軽く持てる感覚でありながら、スタイルの中ではしっかりと存在感を残します。

また、このモデルは素材違いによってデザインが異なります。

ホースレザータイプは内側ZIP仕様に対し、ホースバット・ラグリンザートでは外側パーツで開閉するデザインを採用。

さらにホースレザータイプでは、フラップ部分をあえて二重構造にすることで、このサイズ感の中でもしっかりとした厚みと迫力を持たせています。

一方でホースバットは革自体に十分な厚みがあるため、一枚仕立てに。

素材ごとの特性に合わせて構造を変えることで、それぞれの魅力が引き立つ仕上がりになっています。

日常の中で気軽に使えるサイズ感と、革の表情をそのまま楽しめるモデルです。

ホースレザー トートバック H-3

HORSE LEATHER BAG TOTE H-3

ホースレザーを使用したトートバッグ。

使いやすさをしっかりと落とし込んだモデルです。

無駄のないシンプルな構造の中に、革の表情がそのまま現れ、使い込むほどに変化していく余白を残した仕上がりになっています。

サイドにはスナップボタンを配置し、開口部のZIPは大きく設計されており、バッグ自体が大きく開く構造。

中の視認性が高く、荷物の出し入れもスムーズに行えます。

ハンドルは肩掛けしやすい長さに設定。
手持ちと肩掛け、どちらにも対応できるバランスです。

容量も十分に確保されており、1泊程度の荷物であれば問題なく収まるサイズ感。
日常から少しの移動まで対応する実用性と、レザーの表情をそのまま活かしたシンプルさ。

便利さを優先したバッグは、どこか雰囲気が足りないものも多い中で、このトートはスタイルを一段引き上げてくれます。
*こちらのアイテムはホースバットラグリンザートはありません。


それぞれの実際の使い勝手やサイズ感、バッグの中の構造や物を入れたときの収まりなど、ぜひ実際に手に取ってご確認いただければと思います。

今回ご紹介したアイテムは、現在開催しているオーダー会でもご覧いただけます。

レザーの質感や重さ、背負ったときのバランスなども含めて、実際に体感していただける機会です。

このあと、オーダー会の詳細をご案内いたします。

ご都合が合いましたら、ぜひ足を運んでいただければ嬉しく思います。


26AW コレクション オーダー会のご案内(3月後半)

26AW コレクションのオーダー会も、いよいよ後半となりました。

東京・大阪での開催をもって、日本での今回のオーダー会は一区切りとなります。
実際に手に取り、触れ、確かめていただけるこの機会も、残りわずかとなりました。

ぜひこのタイミングでご覧いただければと思います。


ROYAL FLASH 上野

◾️会場
ROYAL FLASH 上野
〒110-0005
東京都台東区上野6-1-11

※ご予約不要:アポイント不要でご覧いただけます。
 混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※incarnationスタッフ滞在 (20日・21日)

◾️お問い合わせ
TEL:03-3839-0412

Instagram DM https://www.instagram.com/royalflash_ueno?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==


ROYAL FLASH Luxury 南船場

◾️会場
ROYAL FLASH Luxury 南船場
大阪市中央区南船場4丁目13-5

※ご予約不要:アポイント不要でご覧いただけます。
 混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※incarnationスタッフ滞在 

◾️お問い合わせ
TEL 06-6121-8008

Instagram DM  https://www.instagram.com/royalflash_minamisenba/?igsh=cmRqc2VpbTliaXN2&utm_source=qr#


今回の東京・大阪での開催をもって、日本での26AWオーダー会は終了となります。

ご都合が合いましたら、ぜひ最後の機会に足を運んでいただければ嬉しく思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

incarnation Japan
TERADA



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incarnationダブルライダース ― 今季の3モデルと3月オーダー会(続編)のご案内

今回もブログを訪れていただき、ありがとうございます。
incarnation Japan WATANABE です。

今回は、今季26AWのコレクションの中でも特に印象的なアイテムのひとつ、ダブルライダースについて少し触れてみたいと思います。

incarnationのレザージャケットの中でも、ダブルライダースはブランドを象徴するモデルのひとつでレザーの迫力や立体的なパターンを最も強く感じられるデザインでもあります。

そして今季2026AWでは、ブランド初期以来となるベルト付きのダブルライダースが新たに登場しました。

ホースレザー、シープレザー、ユニセックスモデル。

素材や設計の異なる3型が揃い、それぞれが異なる表情を持ったダブルライダースとして展開されています。

写真だけでは伝わらない部分も多いモデルなので、袖を通したときのシルエットや着用感を中心に触れていきます。

26AW ダブルライダースの魅力

ホースレザー ダブルブレスト MB-5

HORSE LEATHER DOUBLE BREAST MOTO LINED MB-5


3型の中で最も「ライダースらしい」迫力を持っているのがホースレザーです。

革の張りや重厚感もあり、3型の中では最もアメリカンライダースの雰囲気を感じるモデルだと思います。

袖のデザインは新しいデザインとなっており、incarnationが得意とする可動域が大きい仕様となっております。

一見すると硬派で無骨な印象ですが、このモデルには、アクションプリーツが設けられています。
単なるデザインではなく、内部にゴムが仕込まれており、実際に腕を動かしたときに可動域をしっかり確保しています。

見た目はハードで迫力のあるダブルライダースでありながら、着用してみると袖周りの構造・アクションプリーツが合わさり想像以上に動きやすい。

このギャップは、写真ではなかなか伝わらない部分ですが、袖を通してみると、すぐに感じていただけるポイントだと思います。

ヘビーウェイト シープレザー ダブルブレスト SJ-6

HEAVY WEIGHT SHEEP LEATHER DOUBLE BREAST MOTO LINED SJ-6

今回初めて厚みのある「ヘビーウェイト・シープレザー」で制作されたダブルライダース。

先ほどのホースレザーとは対照的なキャラクターを持ったモデルです。

着用したときの落ち感がとても綺麗に出るのが特徴です。
身体のラインに自然に沿うように革が落ち、ライダース特有の硬さを感じさせない、こなれた空気感のあるシルエットに仕上がっています。

ダブルライダースというと、どうしても重厚でハードなイメージを持たれる方も多いと思いますが、このモデルはその印象を良い意味で裏切る着心地があります。

厚みのあるシープレザーならではの重厚感を持ちながらも、柔らかさによって身体に自然に馴染みます。

着用を重ねることで腕まわりには大きくうねるようなシワが生まれ、ダイナミックな表情へと変化していきます。
この厚みのシープだからこそ生まれる迫力あるエイジングも、このモデルの魅力のひとつです。

ただ、このジャケットは単に「シープレザーのライダース」として見てほしくはありません。

重厚感、シルエット、着用したときの落ち方。

それらが合わさることで、シープという素材のイメージを良い意味で超えてくる一着に仕上がっています。

シープレザーという先入観を、少し外して見てみてください。
きっと、これまでとは違うライダースの魅力を感じていただけると思います。

ハードな印象が強いダブルライダースを、より自然に日常へ取り入れたい方には、このシープモデルはとても面白い選択肢になると思います。

こちらも、ぜひ実際に袖を通してみていただきたい1着です。


ユニセックス ホースオイルレザー ダブルブレスト

UNISEX HORSE OILED LEATHER DOUBLE BREAST MOTO #3 LINED WASHED

このユニセックスモデルは、その名の通り男女問わず着用できる設計になっています。

ホースやシープのモデルと比べると、全体のバランスは、ややゆったりめに設定されており、着丈や袖丈も短めの設計です。

こちらに採用しているホースレザーは製品染め加工では無く、革で仕上げを施しており、見た目のハリや艶はありつつも、芯は柔らかく仕上がっております。

そのため、ライダース特有の重厚感というよりも、軽やかで着やすく、取り入れやすい印象に仕上がっています。

ダブルライダースというデザインでありながら、どこかラフに着られる空気感があるのも、このモデルの特徴だと思います。

また袖を捲れる仕様になっているため、春先などは袖を捲って軽く着るスタイルもおすすめです。
ライダースというと秋冬のイメージが強いですが、このモデルは季節の変わり目にも取り入れやすく、スタイリングの幅も広がります。

男女問わず楽しめる設計になっているので、サイズの選び方によってシルエットの見え方も変わります。
コンパクトに着るのか、少しゆとりを持たせて着るのか、その選び方によって印象も変わってくるモデルです。

ダブルライダースとしての存在感はしっかり持ちながらも、肩肘張らずに取り入れられる。
そんなバランスのモデルだと思います。

今回ホースレザー、シープレザー、ユニセックスモデル。
こちらの3着のダブルライダースを紹介いたしました。

同じダブルライダースというカテゴリーでありながら、それぞれが全く異なる表情を持ったモデルに仕上がっています。

ホースレザーの持つ重厚感とクラシックなライダースの迫力。

シープレザーが生み出す柔らかな落ち感と軽やかな着心地。

ユニセックスモデルの新しいシルエット取り入れやすいバランス。

素材や設計が変わることで、同じライダースでもここまで印象が変わるのかと、実際に私も袖を通して改めて感じました。

写真や文章だけでは伝わりきらない部分も多いモデルだと思います。
着たときのシルエットや革の表情、そして動いたときの感覚。

そういった部分は、やはり実際に袖を通していただくことで、より感じていただけると思います。

これから始まる受注会でも、ぜひ実際に手に取って、袖を通し着比べてみていただけると嬉しく思います。



26AW コレクション オーダー会のご案内(3月)

今回紹介した 26AW コレクションダブルライダースは、3月に開催するオーダー会でも実際にご覧いただけます。

今回のダブルライダースはもちろん、incarnation2026AWコレクションを、ぜひ会場で体感していただければと思います。

CABANE 

今週金曜日から、福井のCABANEにて26AWコレクションのオーダーイベントがスタートします。
アトリエで生まれた26AWのそれぞれのピースを、実際に袖を通してご覧いただける機会。
レザーの質感やシルエットのニュアンスを、ぜひ会場で体感してみてください。

◾️日程
3月13日(金)・14日(土)・15日(日)・16日(月)
11:00-20:00

◾️会場
CABANE
〒910-0006
福井県福井市中央1丁目21−26 1F

◾️お問い合わせ
TEL:0776-21-8112
Mail:info@cabane.jp
https://www.cabane.jp/

※少人数でのご案内となりますため、アポイントをいただいた方を優先的にご案内いたします
※incarnationスタッフ滞在(14日(土)・15日(日))
※ご来場を希望される方は、事前にCABANE様へお問い合わせください。

ROYAL FLASH 上野

◾️日程
3月20日(祝・金)・21日(土)・22日(日)
11:00-20:00

◾️会場
ROYAL FLASH 上野
〒110-0005
東京都台東区上野6-1-11

※ご予約不要:アポイント不要でご覧いただけます。
 混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※incarnationスタッフ滞在

◾️お問い合わせ
TEL:03-3839-0412

Instagram DM https://www.instagram.com/royalflash_ueno?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

ROYAL FLASH Luxury 南船場

◾️日程
3月28日(土)・29日(日)
11:00-20:00

◾️会場
ROYAL FLASH Luxury 南船場
大阪市中央区南船場4丁目13-5

※ご予約不要:アポイント不要でご覧いただけます。
 混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※incarnationスタッフ滞在

◾️お問い合わせ
TEL 06-6121-8008

Instagram DM  https://www.instagram.com/royalflash_minamisenba/?igsh=cmRqc2VpbTliaXN2&utm_source=qr#


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